昨日はキスの日でした。。。 | Roll of The Dice ー スパイスのブログ ー

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稀に・・・となるかも、ですが、音楽や演劇、書籍について書きたく思ひます。

好きな恋愛映画は?

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鶴屋南北『東海道四谷怪談』と、丸山真男『超国家主義の論理と心理』を同時に読んでたら、なんか頭がくらくらしてきました。。。
 
 
ことばは自由だ。俺の脳がついていかれないだけで。
 
で、恋愛映画すか?
まずはこれ。
◆ヴィム・ヴェンダーズ監督『パリ、テキサス』(1984)オープニング・シーン。

 

 

砂漠をひとり彷徨い歩くハリー・ディーン=スタントン。クソ暑いなか、スーツを着込み赤いキャップをかぶって。

洋画って、トースト1枚でも皿に乗せてわざわざナイフとフォークを使うでしょ? あれに通ずるこんなヘンテコなこだわりが、渋いつーか何つーか。

BGMは(キースと仲の悪い)ライ・クーダー。このあと映画は、号泣モノに変わってゆきます

 

次は20世紀のポップミュージックを駆使した、バズ・ラーマン監督『ムーラン・ルージュ』(2001年)。

◆予告編

 

 

19世紀末〜20世紀初頭、芸術の花咲くパリはモンマルトルの丘あたり。実在の劇場&社交場&売春宿のムーランルージュを舞台としたミュージカル作品。

売れない作家のユアン・マクレガーと踊り子スター兼・高級娼婦ニコール・キッドマンとの悲恋。『カリートの道』で珠玉のチンピラ〝ベニー・ブランコfrom the ブロンクス〝を好演したジョン・レグイザモが、一転、ロートレックを演じていたりします。

※ ちなみに本作がDVD化されるや否や、初回限定DVD(豪華版)をワタクシ、宝塚月組-星組に当時おられた檀れいといふ人に差し上げました✌️

 

ユアン・マクレガー@物書き的には、はあ、アカデミー作品賞に輝いた、『恋に落ちたシェークスピア』(ジョン・マッデン監督、1998年)。

 

日本じゃ絶賛、徳川軍と石田三成軍が天下分け目の関ヶ原。その頃英国はエリザベス1世の御代。大英帝国@日の沈まない国 ー 世界の約半分を領土に ー のはじめは、ちょうど西暦1,600年あたり。

東インド会社とか作ったでしょ? 当時英国も我が国同様に、女性は舞台に立てなかった。

それでも板に乗りたい芝居好きのヴァイオラ(グゥイネス・パルトロウ)は男装してチャレンジ。座付き作家のシェークスピア(ジョセフ・ファインズ)と、なんだかんだで恋に落ちる。

 

〝禁じられた恋〝は、氏の作品『ロミオとジュリエット』を地でいく趣。そうしてやはり、代価を払わなければならない。Pay The Costってやつですね。

エリザベス1世陛下の御前公演終了後、女王はコストを払わせる。ヴァイオラは海を渡って米国に。

しかし道中難破して・・・

◆ラストシーン

 

 

新作『十二夜』につながるという。

何でも作品に繋げる、作家の性っちゃ性だが、この素晴らしいラストシーンがじわりと涙を誘います。キングズ&クイーンズ・イングリッシュも美しい、本作は正しくオスカーに相応しい。

未見の方は、ぜひひとつ。

 

最後は冒頭写真の、アレ。

◆中川信夫監督『東海道四谷怪談』(1954年、新東宝)

 

 

例の戸板返しも有名な本作は、英ハマーフィルム『吸血鬼ドラキュラ』やロジェ・パディムの『血とバラ』などを押さえて世界第1位の怪奇映画。

しかし、民谷伊右衛門とお岩さん。これもある意味恋愛の裏返しじゃね?

 

みたいな。

 

ーーー

 

音はこれまた恋愛映画より。ベッド・ミドラーがジャニスを模した、『ザ・ローズ』(1979)。

◆Midnight in Memphis 

 

 

「頼むぜローズ、今日だけはマザーファッカー言うてくれるなよ」

「うんうん、わかった」

 

・・・直ちに「マザーファッカー❗️」言っちゃうという。

 

※ 明日は日本ダービーの予想をアップいたします。マザーファッカー!!!