もはや若いチャンねーなぞに興味なく、ゆえに桜花賞もスルーしてきた。一昨年のスターズオンアースも昨年のリバティアイランドもスルー。
だが今年は参戦する。まだ寒い寒い頃、イイのを見つけたもんで。
まずは最終追い切りの様子。
さすがに牝馬のクラシック、ダメダメなのはほぼいない。ステレンボッシュ、クイーンズウォーク、チェルヴィニアもキャットファイトもセキトバイーストも良いですな。
参考レース。
阪神JFの1着2着に差はない。「強い」と思ったのは、アルテミスSのチェルヴィニア。
桜花賞のメンバーをざっと見ると、去年のリバティアイランドみたく図抜けたのはいない。阪神JFの1、2着が目下1番人気2番人気で、逆に言うなら「そこに乗っかった」形。確かに当該レースの時計は1分32秒6と優秀だが、明けて3歳春のこの時期に、時計だけで判断すると間違う。
他路線からの直行組、トライアルを使った人々・・・多士済々だということを、今の人気が示している。1番人気のアスコリピチェーノが3.5倍、2番人気のステレンボッシュが5.1倍という状況は「寄らば大樹の陰」、みな判断に迷っているということだろう。
そんなあなたに判断材料を提供できれば望外の喜びである。
フルゲート18頭中、前に行きそうなのは内から③イフェイオン、④キャットファイト、⑤シカゴスティング、⑩セキトバイースト、⑭ショウナンマヌエラ、⑮エトヴプレ、⑱チェルヴィニアの7頭。ガシガシ行きたい馬もいないから、平均ペースで決め手勝負になりそう。
※ 前でうまく立ち回れば残り目もある。人気薄だがキャットファイト(内枠!)やセキトバイーストも押さえておくべきかと。
※ 〝千二の馬〝エトヴプレがハナを主張するかと言えばそうでもなく、藤岡師「千六なので気負わないほうがいい。全然ハナに行くつもりはない」。
フルゲートであるから、いかに直線の長い外回りでも大外ブン回すのは不利である。よって、
1、最初から外枠でそのまま外から。
2、直線半ばで少し出し、あるいは馬群を縫って突いてくる。
3、内でうまく立ち回る。
の3択。
1、でいうと外枠寄りのステレンボッシュ。圧倒的に多いのは2、のケースだろうし、スウィープフィートやアスコリピチェーノがこのタイプ。3、はキャットファイトや(大外から前に付けるなら)チェルヴィニアなど。
クイーンズウォークは好位にも行けるが、差したほうが持ち味活きるのでこの内枠は不利っちゃ不利だ。もっとも、調教師も川田ジョッキーも「明らかにオークス向き」(ほかに使うレースがないし、3歳牝馬だから桜花賞)と明言しているから、押さえまでで良いだろう。
決め手勝負とするならば、近走33秒台を連発しているステレンボッシュ。前目で立ち回るだろうがチェルヴィニアもスローで連発。クイーンズウォークに至っては三連発も、上記理由で押さえまで。
で、わたしの◎である。次の新馬戦を、よーくご覧ください。
1,000m通過が1分3秒9という前残り必至・鬼のようなスローペースを、ほぼ最後方から上がり32秒8で差し切った。化け物である。
ちなみに桜花賞のメンバーに、上がり32秒台を使ったことがあるのは他にいない。
馬群の中でもたぶん大丈夫。前走エルフィンSをどうぞ。
直線両側から挟まれても突き抜けたでしょ?
決め手➕上記2、うってつけの馬がなぜこんなに人気がないのか。現在単勝17.3倍の7番人気。
いかにチューリップ賞を勝ち、武豊が乗るからといって、エルフィンSで完封したスウィープフィートの方が人気だなんて嘘でしょう。スウィープフィートが8.6倍、ライトバックと倍近くも差があるなんて、世人がいかに見る目がないかを表している。
ま、人気ないほうが美味しいけど♪
とにかくこいつは荒々しい。上掲の最終追い切りでは3頭合わせの真ん中も、これが併せ馬になっていない。ただ1人、突き抜けすぎて。
新馬戦にせよエルフィンSにせよレースぶりも荒々しく、それが何よりの魅力である。折り合いを欠いてチェルヴィニアに負けたアルテミスS以外、強さばかりが際立つ。
ただいまブレイク中のキズナ産駒。明日のメンバーではクイーンズウォークがそうで、オークスでもキズナ産駒同士好勝負を演じると見た。
まずライトバックの単複を。そして彼女から、上記1・2・3に流します。キャットファイトやセキトバイーストなどの人気薄 ー いや調教良かったんよ ー も含めて。
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昨夜に続いて本日も、佐藤輝明が一発決めました。
「ライトバック、ライトバック、入ったぁ‼️」
佐藤輝明も安定しないが稀代のアーチスト。荒っぽいバッティングが魅力。
そして彼が現在6番打者であるように、ライトバックも6枠である。あとはスウィープフィートを抜いて6番人気になれば勿怪の幸い。
鞍上は坂井瑠星。なんとかなりませんか。
◆桜花賞につき、音は女性の荒々しいやつを。懐かしのスージー・クアトロ、Wild One.