先日は東京駅の日でした。。。 | Roll of The Dice ー スパイスのブログ ー

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稀に・・・となるかも、ですが、音楽や演劇、書籍について書きたく思ひます。

うれしい東京土産といえば?

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ご下問に答えると、安易なチョイスなら「東京ばな奈」スね。まあまあ美味しい。
あとは何かしら。ここ5-6年、江戸に〝帰郷〝してないので分かりません。何かオススメございます?
 
少なくとも絶対に、ひよこ饅頭ではない。ありゃ我がガチの故郷・福岡飯塚の代物での。千鳥饅頭もそうだが、東京土産になってたのを伝え聞き、腰を抜かしたもので御座います。
 
さて。
 
東京駅を設計したのはフランク・ロイド=ライトだったか。はたまた辰野金吾か。
忘れたが、ここでブルーノ・タウトを出すのは牽強付会に過ぎるだろう。
 
坂口安吾は戦時中に書いた『日本文化私観』で、こんな事を。
 
◆日本文化私観・全文 ー 青空文庫

 

 

外人はジャパンに惚れたりする。それは良いが、連中のそんな意向を受けジャパニーズにも

 

1、な? やっぱ日本は素晴らしいだろ?

2、故に日本を誇るべき

3、それは海外に対しても国内に対してもである

4、なんとなれば、我が国褒める外国人は親日()であり、そうでない日本人は反日()である

5、その閾値はほぼ外人によってむしろ明らかにされる

 

なる向きが、昨今跋扈しておる。

 

ネトウヨよね。

 

まず1、はまだ分かる。2、も。

しかし3。そもそも誇りというのは専ら内的問題であって、海外だろうが国内だろうが「他」に向かって言明し、わざわざ胸を張る事じゃない。〝USA ! USA!🇺🇸〝じゃないんだからさ。

最近、プロ野球選手でもヒーローインタビューの際

 

「お父さんとお母さんに感謝したいと思います」

 

なーんてガキが増えておるが、いいか。我が親のことを人様の前で褒めるなぞ ー それが如何に実態かつ感謝をしていたとしても ー みっともないとは思わないかい?

ましていい年をした大人が、他人様の前で「お父さん、お母さん」などと。最悪、言ったとしても

 

「父が、母が」

 

だろうがバーカ。

 

ったく、くだんの〝お父さんお母さん〝の教育がなってないにも程がある。人前で父ちゃん母ちゃん言って許されるのは、MAX小学生まで。

恥ずかしくないのかね。こんなこと、常識だろうが低脳。

 

話が逸れました。。。

 

要は「身内を他人の前で賞賛するなど、日本人の感性ではない」といふ事。これは上記じゃ3、に該当する。

前者の対外国人は他人様。後者の同胞もまた、自分自身のちんまい感性からすれば同じく「他人様」であり、しかもそれを押し付けているからタチが悪い。

4や5は、その延長。言うまでも無い。

 

いわゆる〝愛国心〝も同様だ。意識するとせざるとを問わず、心の内で密かに国を愛したり愛さなかったりする性質のものであって、ガッツリ表明し、ましてや他者に強制するものでは無い。

※ シンボリックなのが日の丸・君が代の強制。これは単に国旗/国歌問題ではなく、大東亜戦争への屈託の欠如が背景にある。つまり「歴史を知らない」という。

 

安吾『日本文化私観』に戻ると、彼は徹底的に悪い意味での日本的情念を批判した。外人のブルーノ・タウトが何を言おうが、それを喜ぶジャパニーズが法隆寺をマンセー(死語)しようが、そんなこと関係ねー。日本は日本であると。

 

では、坂口安吾は何を「日本」と言ったのか。

 

「法隆寺が焼け落ちようが平等院鳳凰堂が灰燼に帰そうが、それで日本がなくなるわけじゃない。

小菅刑務所のあの無機質なコンクリートを見よ。あれこそ有用の美といふもので、合理的極まりない」

 

「日本人が地に足を立て日々の暮らしを送るところ、日本は常に日本なのだ」

 

深いよなぁ。

 

まず、日本人のDNAは平等院鳳凰堂が焼けたとて、また新たな鳳凰堂を作り得るであろうといふ事。ただしそれは「生活の必要に応じて」。

というのも、源氏の左大臣源融が別荘として建てたのが平等院であり、その後藤原道長の子・頼道が寺院とした。この間、嵯峨天皇や宇多天皇がアレコレ。

別荘といい寺院といい、当時の「ニーズ」によって現在に至る平等院鳳凰堂が存するのである。なれば将来も「ニーズ」によって、同じでなくとも鳳凰堂が出来る可能性がある。

 

もう1点は、戦時の風潮に対するアンチテーゼ。

B29が爆撃するなか、バケツリレーや竹槍訓練をしていたのは皆様ご存知だろう。安吾は徹底的に、そんな感性を批判した。

「飛行機を作れ。それが戦争に勝つ道だ」。

 

根性論・悪い意味での情念に対し、合理主義を訴求したのが『日本文化私観』の肝。織田信長の鉄砲 ー 武田騎馬隊を長篠で破ったアレ ー を賞揚したのと、これは一体。

 

大日本帝国が戦争に負けたのも、いま自民や維新がアレなのにまーだ投票する阿呆が多いのも、物事を客観視できずに「吉村はんはよう頑張っとる」なる情念()で、支持しちゃうのが多いから。

合理的では、全くない。そして合理主義は、ある日ある時、我が身を助ける。

 

1+1が2である事から始まるが、1+1が3になったり0.5になったりするのは、文学的の領域に属する。そして諸人は、文化芸術を解さない。橋下徹をはじめ、おおむね。

なれば「1+1=2」というシンプルな大前提から、すべてを判断すべきだろう。

 

維新の大阪万博事件、自民の裏金事件を俎上に上げてもしょうがない。君らご自身でもう分かっているでしょ?

よって上げるはヅカ問題()。イジメがあった云々はどうでも宜しい。宜しいつーか、自分にゃ殆ど関心が無い。

※ 要は芹香が芹香であればそれで良いのだ。

 

ただ、

 

「1日せいぜい8時間以内で、いかに稽古と本番をこなすか」

「そしてもちろん観客に、少なくとも従前並みの品質の作品を届け得るか」

 

労基署が入る入らない以前に、これはチャレンジすべきテーマだと思う。

 

働き方改革というより、むしろ劇団/生徒的に、面白いんじゃね? 面白がって、これやるよし。

概要がプロデューサーないし演出家から集合日にまず発表される(配役も)。そして本読み、歌やダンスのレッスン。

個々の稽古と全体稽古、ゲネプロから本番まで、徹底的に1日8時間 ー むろん労働基準法で定められた1時間の休憩あり ー でやるのだ。

無理ゲー?

 

いや、無理ゲーとはあながち言われない。やってみてもいないのに、無理かどうかは分からない。

つーか、君たちなら出来る。そう俺は確信している。

 

「ヅカ問題()を奇貨とせよ!」までは言われないが、これは現代の諸問題に大きな一石を投じるだろう。根性論ではなく、徹底的な合理主義の。

一般社会に希望ともなり得る。だってヅカだし、これを機に、110年になんなんとする新たな伝統を築けるかも知れないじゃないですか。

めっちゃ美味しい😋

 

※ 不肖ワタクシ劇団員ではないにせよ、短時間でいかに芹香、もとい成果を出すかの日々で御座います。シンドイけれど、ある意味面白いぜぃ✌️

 

東京駅から遠く離れて。。。

 

ーーー

 

では音。

 

密かに再び、ミュージカル()を構想しています。舞台は80年代の東京。

上京したある女子大生が東京駅で人の波に揉まれ、ふと入った、えーっと、駅なかショップ。

 

「ひよこ饅頭買おうかな。でもひよこちゃんは東京の物じゃないわね。東京ばな奈かなー」

※ 東京ばな奈は80年代にはなかったかもしれないが、兎も角。

 

そこへむくつけき野郎が狭いレジ前を占有。ようよう買い物決めた女子大生は〝何だよコイツ〝。

睨むと氏は、振り返ってニッコリ。その笑顔の、可愛いの何の。

 

さて、ここから恋が始まるか。始まらないのか?

「吹くのか吹かないのか、(ウェイン)ショーター❗️」

 

◆ウェザーリポート ー エレガント・ピープル

 

 

エレガントな彼女は、はあ、津田か東女の学生か。聖心なんなら白百合でも良いけれど。

むくつけき野郎は一方、社会人である。高卒の叩き上げで職人だったりヤクザだったり。素性は未だ、明らかにされない。

ただし学はある。中上健次をよく読み、

 

 

マイルスにハンコックを好む。

 

 

アヴィレックスの緑色の空軍ジャケを羽織り、インナーは真っ赤な長袖セーター。そのうちにはヘンリーネックのグレーのロンT。システム的に、髭を生やしておる。

ガタイはデカく、顔は四角め。

 

女子大生は、対して細面。身長約160cm、ノリーズのプレーンなオフホワイトのワンピに、花柄のマフラー。茶系のストッキングで黒茶のブーツ。肩にかかるかかからないかの髪色は明るめ。

 

それから半年後、彼女は友人女子と湘南に赴く。美人の彼女にサーファー連中は注目。

連中は女子大生に声をかける。「どっから来たの。今夜ディスコに行っとく?」

 

◆バリー・ホワイト ー Let The Music Play

 

 

もちろん彼女はにっこり笑って、行きません。

 

これは脇筋。

 

そうこうしているうち、氏の弟が九州から来日。博多ラーメンうまかっちゃんを手土産に。

そこで弟は姉に夜な夜な告白。実は彼女を妊娠させてしまったと。しかもこんな事、親には決して言われない。

「どげんしようか、姉ちゃん!」と。

 

姉はシステム的に「あんた馬鹿なの?」。そう叱りながらも、ふと考える。

 

「あり得ないわけだが・・・あっ! わたしもそういえば」

 

いや姉ちゃんが妊娠経験あるとか、そう言う問題ではない。

 

姉と弟、皇居や靖国神社に浅草国際等々、東京観光しつつもひとまず対策を練る。親に言うとか経済問題以前に、これから人生どうするのか。

いかに生きていくのか、人として。

人間とは何か。

 

これは弟君のみならず、彼女自身の問題でもあった。

そこに、例のむくつけき野郎が、某新宿でたまたま絡んでくる。

 

◆Band of Gold ー This is Our Timeは上掲の変奏

 

 

取り急ぎ、踊ればイイんじゃね?

そうして例の野郎は姉弟に、ある答をもたらす。。。

 

ーーー

 

あとは後日のお楽しみ。

ヒントは当時の経済社会/政治状況にあるです。バブルに向かう、その前の。

 

ラストソングは

◆パチーノ主演、デパルマ監督『カリートの道』より。

 

 

 

トラブルこそ実は美味しい。合理精神の発揮舞台となるのでね。

 

話が長く、なりました。。。