明後日・日曜日は優駿牝馬(東京芝2,400m・G1)。牝馬三冠の第二である。
1番人気は桜花賞馬、2番人気がデゼル、3番人気はクラヴァシュドールになると思われる。
以下拙論を述べます。
ミヤマザクラのが見当たらないが、まずは最終追い切りの映像。
https://youtu.be/a2KUQafqa-Y ※アップ主には悪いけど、これBGM不要。
◆追い切りの評価
〈俺〉 〈日刊スポーツ〉
・アブレイズ: どうということもなし(△) C
・インターミッション: 更にどうということもなし(△) B
・ウーマンズハート: バテてどうする(△) B
・ウインマイティー: どうということもなし(△) A
・ウインマリリン: やわらかい。良い。(◎) A
・クラヴァシュドール: 別に(△) B
・サンクテュエール: まあまあ(二重△) B
・スマイルカナ: ふつう(△にアンダーライン) B
・チェーンオブラブ: 一生懸命も(二重△) B
・デアリングタクト: ふつう(△) A
・デゼル: んー。(△) A
・ホウオウピースフル: なかなか(○) A
・マジックキャッスル: 遅れてる場合か(△) A
・マルターズディオサ: 足りない(△) B
・リアアメリア: 頭高いし躍動感もない(△) B
・リリーピュアハート: なかなか結構(○) B
一週前を見てないから分からんが、最終追い切りに関しては、桜花賞組は概ね大したことなかったスね。むしろ別路線組の方にチラホラ。
◆参考レース集(枠順確定前のものらしく、除外された人のも入ってます)
◆では総評。全馬とはいかないから、有力馬、及び気づいたことを。
・デゼル。最内に入り友道師も「4、5番手から進められれば」。馬場が馬場なので(たぶん)最後方から外ブン回しはしないようです。
なれば有力かと思いきや、俺は買いません。前肢が突っ張るような走り方のこの馬、操縦性がさほど良いとは思われない。鞍上がレーンだからもちろん乗りこなすけど、今回は相手もこれまでとは違うし、何よりこの馬、すんげ脆い気がする。
・デアリングタクト 。桜花賞では◎指名し、単勝と何がしを頂戴。まことにお世話になりました。
しかしこれも、今回は買いません。千六→2,400の4F延長を存外気にしなくて良いのは歴史が証明するとおり。強い馬なら桜花賞馬なら、なおのこと。けれどもこの馬の斬れ味については ー 再三申し上げているとおり ー マイルならではないか。俺はそんな疑惑(疑惑・笑)を持っている。
デゼルにせよ彼女にせよ、強烈な末脚は目を引きやすい。上がり32秒台とか聞けば一層。ただ、これは政治でも何でも同じだが、「一般に耳目を集めるもの(あるいは、一見もっともらしい意見や理屈)」は、まず疑ってかかった方がよろしい。それが吉村だろうが小池百合子だろうが。
こと競馬の場合、そこで素人か玄人かが峻別される。
もっとも、あっさり勝たれるかもしれませんぜ。その可能性は大いにある。それでも競馬が知的ゲームである限り、「哲学」は要ると思う。
・桜花賞組なら、むしろ4着5着の馬。そのあたり、桜花賞の回(↓)に書いたが
・クラヴァシュドールは道中不利を受け、いったん下がっても焦らず騒がず。ド重馬場を後ろから脚を伸ばし、4着。彼女は何と驚いたことに、昨秋の重賞でサリオスの2着(コンマ2秒差)。また、年末のG1でもレシステンシアの3着。
たまたまアレだったせいでまだ1勝馬だが、今回は1枠2番で引き続きデムーロ。するりと内でデゼルやデアリングタクト をマーク、直線抜け出してくるのが目に浮かぶ。
ハーツクライ産駒 ー 距離延長は大歓迎 ー の本領が発揮されるのは、ここでしょう。
・5着だったミヤマザクラ。彼女は重馬場と千六がアレやったね。クイーンカップを勝ってはいるが、本来は長いところが得意。また桜花賞では道中動いたのがいかんかった。
それでも5着は実力の証。武豊に乗り替わりの件は、後述します。
が・・・
何より痛いのは、日刊スポーツの辻敦子記者が◎を打ってきたこと。あ“〜、終わった〜(ToT)
せっかく藤原英師もテンション上がってるのに、これで単勝買えなくなりました。。。
・では、同じ藤原英厩舎のリリーピュアハート@お隣さん。
たまたまヤフーでオークスの記事を見ていたら、下にユーザーコメント(いわゆるヤフコメ)が諸々。で、そのひとつに「抽選に受かれば、ミヤマザクラよりリリーピュアの方が買い。なぜなら武豊と藤原英は蜜月で云々」。
奴の書き込みは日本語がめちゃくちゃで意味がよくわからなかったが、かいつまんで言うとそんな主旨らしい。
ほーん。リリーピュアハートの方が上ね。じゃ、忘れな草賞を見てみようか。
忘れな草賞のラップは、12.7-11.6-13.1-13.1-13.1-12.6-12.2-11.9-11.5-11.8。
前5Fが63秒6、上がり3Fは35秒2。勝ち時計は2分03秒6。
いっぽう、同日の未勝利戦(同じ阪神、同じ芝2,000)は
12.6-11.4-12.9-12.9-12.5-12.8-12.2-11.8-12.1-11.9。
前5Fが62秒3、上がり3Fは35秒8。勝ち時計は2分3秒1。
ラップもそっくりなら勝ち時計もそっくり。つーか勝ち時計、未勝利戦に負けてんじゃん。つまり今年の忘れな草賞はレベルが・・・。
上の映像も見ていただけばわかるが、どうということのないレース。それを勝ちきれなかったリリーちゃん。お察し。
だから素人は困る。そもそもヤフコメって(一部の人を除き)、政治向きの件でも何でも馬鹿の集まりだが。
・そして忘れな草を勝ったウインマイティーは、さらにエルフィンSではデアリングタクトに1秒5も惨敗していて。忘れな草賞組は用無し。
・ウインはウインでも、トライアル1着のマリリンちゃん。彼女はステキだ。これは(↓)にも書きました。下の方に。
https://ameblo.jp/darshaan/entry-12592566795.html
さほど大きな馬ではないけれど、走りに奥行きがある。好位で競馬するのもポイント高いし、スクリーンヒーロー産駒かつ、ここまで千八以上を使って来たれば、外枠でも距離は問題ない。
鞍上は息子から父へ。有力。
・トライアル2着のホウオウピースフルは〝ボクのブラストワンピース〝の妹御。なので新馬戦から注目してきたが・・・こいつ、兄貴同様もろいんだわ。
ここでどうこう言う馬では、今はまだない。夏のクイーンSを使うか秋華賞トライアルに直行するかわからんが、話はそれ以降でしょう。
・アブレイズは2連勝で駒を進めてきたから、割と人気する様子。
フラワーCは先行勢が軒並み潰れるなか、1人勝ち残った。池江師いわく「スタミナ豊富で折り合いもつく」。2枠3番と枠も良い。
しかし、彼女はやはり、千六前後が良いのではないか。フラワーCこそ好位から押し切ったが、中山・小回りの千八。新馬戦、京都2,000mでは5-6-3の位置どり。内回りであの競馬は、距離に不安があったのか。単に〝お稽古〝だったのかも知れないけど、そう勘ぐりたくなる。
・笑顔のカナちゃんは、桜花賞よく頑張りました。くそハイペースを逃げ粘り、3着確保は素晴らしい。今回も、まず逃げるでしょう。
が、彼女も ー 来週出てくるサリオスやコルテジア同様 ー なぜマイルカップに向かわなかったんだろう。彼女ってば、マイラーでしょう。
※馬主はウインやマイネルと同じ岡田繁幸総帥。氏は昔の上司にそっくりなこともあり、好感を持っている。
ここのところお加減宜しからぬと聞く。マリリンちゃんがきっと励ましてくれます。
ハァハァ。では
〈ワタクシの評価〉
◎クラヴァシュドールか、ウインマリリン
○ミヤマザクラ
▲デアリングタクト 、デゼル
△ホウオウピースフル
×以下はなし
〈買い目〉
・単勝は、クラヴァシュドールかウインマリリン
・複勝は、ミヤマザクラと◎のどれか。
明後日の東京は晴れ予報。おそらく良馬場。
※これまでのように前が残り、外差しが決まらないか。明日明後日の他レースを要研究。
あ、ペースはそんなに速くならんと思います。平均以下でしょう。
以上、取り急ぎ。
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