動物愛護と動物福祉について思うこと。 | ダーリンハニー 長嶋トモヒコ オフィシャルブログ 「CATLAB.」

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ねことに生きる、ねこの達になる、ねこのお供として生きる長嶋トモヒコです。



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以前のブログで動物愛護について少しだけ書かせていただきました。その後に色々調べているとやはりテーマが壮大すぎて、そしてデリケートでおいそれと簡単に論じれるテーマではないことに気付きました。薄々感じてはいましたが



まず動物愛護法があり、その中には動物の権利が存在して、動物福祉という考えも存在します。動物の権利とは簡単にいうと、動物が本来もっている生きる権利や寿命を人間の利益で長くしたり短くしたりしてはいけない。という考えです。これはなんとなく想像がつきますね。



では、動物福祉とはなんなのか。これは僕も調べるまでは耳にしたことがない言葉でした。これは動物に関わる産業自体を否定するわけではなく、人間が生きてくうえで必要最低限のこと、そのために命をいただくとしたら「必要以上の苦痛を与えるべきではない」という考えに基づくものです。



これは僕もおおむねそうであるべきだなと思います。国や風土によって文化や風習が違って然るべきで、それらは他の人間が関与することではないと思いますし。当事者の「気づき」に任せるべきだなと。なので必要最低限の苦痛にとどめるという動物福祉の考え方はとてもいいラインだと思います。



動物愛護に対するアプローチの仕方は人それぞれですが、個人的には極端に見える動物性食品を摂らない(いわゆるヴィーガンの)食生活や、その志のために自分とは異なる他者を攻撃するような個人・団体には賛同できません。意識して生きていくのは大切だとは思いますが。



動物愛護に関するルールや取り組みが進んでいるのはやはりヨーロッパです。



ドイツは動物の殺処分は限りなくゼロに近く、動物保護連盟という団体が「ティアハイム」という施設を作って犬猫いがいの動物も保護し、譲渡率90%という素晴らしい数字を出しています。有名な話ですが、ペットショップはなく、国が認めたブリーダーかティアハイムからでしか迎い入れることができません。そしてそれが浸透してきています。



スウェーデンもドイツと同じようにペットショップではなくブリーダーから。ブリーダーの免許というものはないそうですが、そのかわりに愛護団体の監視機能が働いているようです。



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そして、ロココとアルの生まれ故郷でもあるイギリス。なにかと団体や連盟を作りたがるイギリス人ですが、こと動物に関しても能動的な国民だと思います。過去にスポーツハンティングと称した「キツネ狩り」やブラッドスポーツと称した「殺し合い」を娯楽としていた貴族文化が存在していたことへの贖罪行為なのかな?と、邪推したくなるくらい制度がしっかりしています。



先ほどの動物福祉を推進するために「英国王立動物虐待防止協会」という団体が存在します。これは世界最高の動物福祉団体ということで、これがモデルケースとなり全世界に波及したという経緯があります。



遅れ馳せながら我が国も動物愛護、動物福祉への関心と取り組みが進みつつあります。ペットショップでの対面販売、殺処分ゼロ運動、保護施設の増設などなど。少子化であることもたぶんに影響しているとは思いますが、ペット(同居人)に関わる時間が増えてきたことがあると思います。そしてこれはとてもいい傾向です。



あとは動物保護に関する法整備。ここが一番難しいとは思いますが、よりよくなっていくように個人レベルでも「やっていて気持ちのいいこと」をしていきたいですね。



難しいテーマでお話ししちゃいましたが、今回のことで少しでも気になること、お話ししたいこと、ご意見がありましたら是非お願いします!考えるキッカケをください笑。



ありがとうございましたあしあとあしあとあしあとあしあと猫しっぽ猫あたま完了