Dark sideからの毒霧 -60ページ目

場違い

ここでしばらく毒を吐かない間に、現実世界で場違いな毒を吐いていた。

物事が思い通りに行かなくて、吐いた毒。

巡り巡って自分に帰ってくる戒め。

楽に生きようなんて思っちゃいないが、楽しく生きたいとは思ってる。


経済的に豊じゃなくても、心は豊かに。って思うけど。

今は心が豊かじゃないから、経済的な物質的な豊かさを求めてしまう。

結果、すべてが貧しくなる。


自分はホントに恵まれない人にとっては恵まれてるはずなんだけど、今の自分は他人を顧みる余裕はない。

自分の精神的、物質的貧しさを妬んでばかり。


こんなことじゃ相手にしてもらえないことはわかってる。

でも、どうしたらいいかわからない。

自分の書いた筋書きを最近立て続けに無下にされた。

事情があるにせよ、それを楽しみとしてきたオレにとってはとてもつらい。


うまくいかない人間関係にグレて、ギャンブルに手を出しそれがまたうまくいかなくてドつぼにはまる。

所詮オレはこんなもの。

心の充足とは無縁なのかも。

過去の清算のためかもしれない。

今まで大事な人を苦しめた罰。

それが遠因となっているんではないかと思う。

何年か前の自分の悪しき種を今自分で刈り取っている。

その先に充足はあるのか。


先が見えない。

ダンスはうまく踊れない

曲を鳴らし無理矢理踊ってみせる。

それを外野は道化師を見るように嘲笑する。

自分では精一杯一生懸命できることをこつこつやっているつもりだが、その不器用さがまたおもしろいのだろう。


誰の手も借りずここまできた。

もう一歩。潰されてたまるか。


あと少し。もう少し。



感謝

この時代、この国に生まれ、この人生を歩めてよかった。

両親に姉、仕事を一緒にした仲間。

出会えたことに感謝している。


ある人との出会いで、出会いってものが貴重で尊いものということを再認識した。

おそらく稀な人なんだと思う。そんな人と出会えて自分を振り返りいい時、良い場所に生まれて、それを少しでも共有できたことをうれしく思う。


今の職場の仲間、前の職場の仲間。

その中でも自分と深く付き合ってくれた仲間、今も付き合ってくれている仲間にはほんとに感謝している。

ぶつかり合いながらもオレを成長させてくれた人。

しっかり叱ってくれた人。

楽しいときを盛り上げてくれた人。


それもこの出会いという宿命がなければ紡げなかった絆。

自分では宿命をうまく料理できず、うまく運命を操れていないって感じることもあるけど、振り返れば自分は幸せなんだって思う。

今も彼女はいなくても、楽しく過ごさせてもらえている環境にある。

なのにオレは不平不満ばかり。

昨日、出会いを改めて考えて、感謝しなければと思った。


そして一昨日の夜に何度か目が覚めながら夢を見た。

一貫性はない夢。目が覚めれば場面も登場人物も違う。だが振り返ればその夢のテーマは一貫性があったのかも知れない。

その最後は自分の死に際して父に対して感謝の言葉を言ってるところだった。

オレはきっと自分の死が決定的になったとき、それに憤ることなくこの夢のように静かに受け入れるだろう。

そしてそうありたいと思う。


感謝を忘れずに生きていきたい。

時には自分のまわりに起きることに憤慨することもあると思うが冷静に。

自分を高く保って。

本当の高さなんてわからないけど、自分が信じる人格の高さを保てるように。

それができないときにはとことん落ちてまたそこに戻れるように努力したい。


まだまだ未熟だから。

まだまだ成長したいから。

いろんなものを吸収して、少しずつ前に。


最期に自分でもう一度良い人生を送れた、充実していたと振り返って死に臨みたい。