察し
テメーことばっかし考えてんだろ
そんな台詞もあった。
その舞台で、この台詞を言ったキャラクターは
みんながみんなテメーのことばっかし考えてるわけじゃないのよね
って気付く。
現実にはどうだ。
テメーのことばっかりで人のために少しの気遣いもしない。
もっとまわりを見て、自分の少しの努力で助けられるならしてやればいいじゃないか。
テメーのことばっかしで、人の苦労を見て見ぬふり。
テメーの力量に仕事があってないと思うなら去れ。
そして、なにか問題が起きたら全部他人のせい。
それが、自分が原因でも。
ふざけるな。
身内に謝ることを知らない人間たち。
最初の台詞と正反対の台詞もでくるこの舞台。
みんなが幸せになれたらいいな
そんなふうに思っている人間はうちの職場には一握り。
みんなでしんどくても楽しく仕事しようって思ってる人が何人いるか。
自分の仕事ぶりを棚に上げて、後輩の出世にいじける人。
自分はできないと言って仕事しない人。
いつまでたっても成長しようとしない人。
オレみたいなのが文句言ってる時点でこの職場は終わってる。
オレは自分でまだまだだって思っているのに、自分よりできない人が多すぎる。
みんながみんなテメーのことじゃなく、まわりのみんな、職場のことを考えてくれれば力量は低くてももっと働きやすくなる。
テメーのことより人のこと。
自己犠牲の考えなんて持ってないんだ。
テメーがよければそれでいい。
他人なんて知らん振り。
少しは他人のことを考えろ。
そうすれば自分ももっとよく見える。
Nobody knows
「誰も知らない私の苦しみ
イエス様だけがご存知」
よく観に行っていた舞台の歌。
キリスト教徒ではないのでイエス様でもわからんだろって思うけど。
この苦しみをどうすりゃいいの
誰が僕を救ってくれるの
そんな歌もあったっけ。
オレを救えるのは誰。
いや、誰でもオレを救うことは出来る。
この孤独を少しでも解消してくれればそれでいい。
連休でもただ独りの時間を過ごすのがしんどいだけ。
休みはたまに1日で充分。
生きることはそれだけで奇跡。
それ以上何を求める。
わかってる。
でも、生きているから欲深い。
生きているから淋しい。
生きているから痛いんだ。
ただ生活するだけで、目に入ってくるもの、聞こえるものが痛い。
その痛みをなくすために求め欲する。
それは罪なことなのか。
不可避
どうしたらこの悪循環スパイラルから抜け出せるんだ。
何をやってもうまくいかない。
仕事も恋愛も、何もかも。
まわりからどんどん人は遠ざかる。
独り。
職場で仲良くても、一歩外に出れば知らない人といわんばかり。
誰からも声は掛からない。
心を閉ざし、ますます黒い人間になっていく。
理性を保ち普通っぽい人間を装うことが出来る限りの強がり。
そして普通じゃない自分とそれを装う自分との葛藤。
壊したい。
何もかも。
クソみたいなのがいっぱいの職場。
ちゃんと仕事もできないのに自分の権利を主張するな。
何もできないのにわかったふりするな。
オレだって独りじゃ何にもできない。
だから、まわりと連携を深めるようにしている。
諦められてるのがわからないのか。
気付けよ。
そして、改めろ。
それができんのなら去ってくれ。
独りじゃ何もできない。
だから、会社から一歩外に出ると何もできない。
甲羅の中で、誰かが声を掛けてくれるのをじっと待ってる。