Dark sideからの毒霧 -36ページ目

愛の形

オレが想い続け、傷つき続けた人がいた。

彼女には今も特別な感情を持っている。

それは恋愛感情を超えた、特別なもの。

人類愛の中でも最上の愛。


その人を恋愛感情を持って愛していたとき、何度も思った。

何があっても、どんな状況になろうと好きなものは好き。

愛しているってことに変わりはない。

だから、開き直って自分の愛を貫けばいいと。


今の恋愛ではそう思えない。

だが、どんなに想っても届かぬならば、密かに愛し続けるしかないんだろう。

報われずとも、伝えられなくとも。


後悔しても、嫉妬しても、それは好きって感情から出てくるもの。

その負のものを捨て、ただひたすらに想い続ける。

彼女のためにできることをし、陰ながら支える。

なんとも思われていないから、何かしてもそこに意味など見出そうともしないだろう。

だけど、そこは自己満足でいい。

たとえ、なんのリアクションもなくても。


自分に嘘をつかずに、気持ちに正直に、愛を貫くにはそれしかない。

幸せを願い、できることをしていく。

彼女の笑顔に少しでも貢献できるように。

彼女に幸せが少しでも多く訪れるように。


想いの深さ

久しぶりに共にした時間。

改めて、悔恨と嫉妬を噛み締めた。


一緒にいればいるほど魅力を感じ、諦められなくなる。

そのすべてが人のもの。

一緒にいるときに“彼”の存在を感じるようなことはない。

今までと何にも変わらないけど、確実な存在。


どんなに想っても叶わぬこの夢。

妬み嫉み羨望。。。そのほか、負の想い。

持ってはならないと教えられた感情。

そのすべてに支配されてる。


いつかはこの想いが解き放たれ、他のことで救われるのか。

このまま、この苦しみに押し潰されるのか。


もう自分ではどうしていいかわからない。

この想いをどうするべきか。


あの人求め

愛を求めて

命求め

想いを寄せる

彼女の愛が

我が呪いを

解き放つことが

できぬならば

救いなどは

もういらぬぞ

滅ぼせよ

この身を

明けない夜もある

いつになったらこの暗闇から逃れられるのか。

終わりなき夜。


そうだ、そうなんだ。

陽はまた昇り。

そうだ、そうだ。

空はいつか晴れ。

夜はきっと終わる。

陽はまた輝き。

空は晴れて、陽は昇り。

光が溢れ。


そんなこと、オレには訪れない。