嫌忌
声を掛ければ怪訝そうな顔され、その場にいてもありがたがられない。
嫌われ者。
オレなんてそんなもの。
味方はいない。
酒だけが現実から逃避させてくれる唯一のもの。
嫌いだったらそう言ってくれ。
表面的なやさしさが一番傷つく。
忌み嫌われる存在。
今のオレにはぴったりだ。
自分が笑っていなければ話しかける相手も笑ってくれない。
これが道理なのかもしれないが、自分が笑いたいから、救って欲しいから話掛けてる場合も有る。
それを怪訝そうに返されたら、何にすがればいい。
ある程度信頼があり、仲がいいと思っていたのに。
やはり誰にも好かれていない。
そんな存在。
何のためにここにいるのか。
なぜここに来たのか。
オレには理解ができない。
今の望みはこの一生を早く終えること。
無くなれこんな世界。
わからない
愛し方がわからない。
どう愛したら受け入れてもらえるんだ。
片想いは片想い。
いつまで経っても受け入れられない。
どんなに想っても。
何も変わらない。
何も動かない。
どうしようもない。
無駄なんだ、きっと。