Dark sideからの毒霧 -22ページ目

嫌忌

声を掛ければ怪訝そうな顔され、その場にいてもありがたがられない。

嫌われ者。

オレなんてそんなもの。


味方はいない。

酒だけが現実から逃避させてくれる唯一のもの。


嫌いだったらそう言ってくれ。

表面的なやさしさが一番傷つく。


忌み嫌われる存在。

今のオレにはぴったりだ。


自分が笑っていなければ話しかける相手も笑ってくれない。

これが道理なのかもしれないが、自分が笑いたいから、救って欲しいから話掛けてる場合も有る。

それを怪訝そうに返されたら、何にすがればいい。

ある程度信頼があり、仲がいいと思っていたのに。

やはり誰にも好かれていない。

そんな存在。

何のためにここにいるのか。

なぜここに来たのか。

オレには理解ができない。


今の望みはこの一生を早く終えること。

無くなれこんな世界。

わからない

愛し方がわからない。

どう愛したら受け入れてもらえるんだ。


片想いは片想い。

いつまで経っても受け入れられない。


どんなに想っても。

何も変わらない。

何も動かない。

どうしようもない。


無駄なんだ、きっと。

溢れ出ていく

涙が。

金が。

感情が。

愛が。


すべて出ていくばかり。

すべて返ってこない。