気をつけてね
その一言がどれだけうれしかったか。
なぜそんなにやさしいの?
愛してる。
結局、あなたへの想いは消えない。
あなたのやさしさが痛い。
なんでこうなったのか。
わからない。
理解できない。
こんな未来が来るなんて。
いや、先には違ったものが待っているはず。
だって、オレにはあなたしかいないのだから。
会いたい
あなたに会いたい。
いつからこんなに遠くに離れてしまったのだろう。
前世も一緒にいたはずなのに。
今生でも出会えたのに。
なぜ離れてしまったのだろう。
一緒にいたい。
顔を見たい。
話をしたい。
オレの望みは叶わない。
何一つ。
とめどなく
仕事用のメモ紙に、書いた「死」と言う文字。
その一字しか頭に浮かばない。
死んでもらおう。
もう十二分に幸せだったはずだろう。
お前の幸せの量は溢れている。
もう死でしかその均衡を保つことはできない。
いや、もう一つあるか…
目の前で愛する人間が死ぬこと。
今、お前が死ねば幸せな人生だったで終わる。
だが、そうなればお前は苦しみの中で生きていくことになる。
死よりも重い苦しみを。
さぁ、死か苦しみか。
もっといいのは自分の目の前で死なれその絶望の中お前も死ぬことだ。
