茶盌彫り絵の会に伺った際、京王百貨店の茶道具売り場で天目仕覆を見かけました。

 

 乱飾りの真行草でいえば、行と草しか相伝されていないのですが、真も存在することは解っています。研究されていた故・平賀先生から色々聞いており、そこでは「天目に仕覆を付けていた」と聞いています。

 

 乱飾りの風炉は、朝鮮か琉球になるのですが、組み合わせのほうが変わるとは聞いていないのでそのままで行こうと思います。

 

 おそらくは筅皿【せんざら】を使うことと、火箸の入れ方が異なるだけではないか?と考えられる訳です。

 

 瀬戸一重口水指→行の草

 唐銅餌畚建水→真の草

 青楽杓立→草の草?

 

 という乱れた道具の組み合わせになっている訳です。

 

 これに対して飾り火箸に真行草の飾り方がありますから、乱飾りの真行草に揃うと考えられます。

 

 で、黒貫入のある青磁天目を使っているわけですが、本来はここに珠光青磁を取り合わせるべきであるところかと思われます。

 

 そうしたら、仕覆は何がいいか?となると、月桑庵では暑中に行うので、伊予簾緞子の仕覆で包むと、伊予絣糸枠蓋置とのつながりを考えると面白いかなー?と思います。

 

 

 簾というのは、夏から初秋の風物詩で、万葉集に秋で簾の歌があります。

 

君待つと吾が恋ひをれば我が屋戸のすだれ動かし秋の風吹く(額田王)

 

 秋に簾を詠んだ額田王の和歌を天目の銘に風吹【ふぶき】としてみてもいいかなぁ?と。銘なんて要らないかもしれませんが、和歌は添えたいですね♪

 

 この和歌の軸を掛けるというのもいいかなぁ。

 

 そうなると、懐の小帛紗は舩越間道ですかね!

 

 

 10月末からおこなわれる吉村楽入先生の個展に先駆けた企画、茶盌彫り絵の会に行ってきました。
 今回は彫り絵ということで、何を描くかを考えてから行きましたが、思い通りの作品になったと思います。



 茶盌削りの会に3回(内1回は花入の回)も来ておりますと慣れたもので、ガツガツと削り始めます(削りの会ではないのですが)。

 今回は田中常慶の白楽形を選びました。ムキ栗を取りたかったのですが、先にお選びになられた方がいらっしゃって(笑)

■常慶写 吉村楽入作


こんな感じになりますかね。

 さて、描こうと思いましたのは【玄武】。色々悩んだのですが、亀を六角形で表現することにしました。来年の干支が巳ですから、蛇を強調したいです。


 六角形の後ろで交差した蛇が茶盌をぐるりと一周しています。

 楽入さんに相談しまして、蛇の所は蛇蝎釉、六角形のところはカセた感じに掻き落としにすることに。

 次はムキ栗やりたいなぁ〜♪
 吾唯知足とかでもいいな。

 今回驚いたことに、自己紹介で「月桑庵」と名乗りましたところ「小説書かれてます?」と言われまして、なんと!『数寄の長者』の読者さんでした(笑)

 ご愛読有り難うございます!
 これからも頑張って書きます!

 彫り絵は愉しくて絵を入れすぎてしまう気がするので、抽象と具象の取り合わせが肝腎と思いました。

 また機会がありましたら参加させていただきます!

 

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「抹茶は甘い飲み物です」

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 お抹茶に抱くイメージってどんなものがありますか?
 お茶会ってどんなところでしょ?
 茶道ってどんなことしてるんでしょ?

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 実は、お茶会って愉(たの)しいところなんです!

 一般的なイメージだとしゃべっちゃいけないみたいな感じですかね?

 でも、本当はそんなことなくて、正客と亭主の会話の邪魔をしなければ、話していいんですよ。雑談はダメですけどネ(笑)

 そして、抹茶はとても甘い物なんです。

 苦い抹茶は「安い抹茶」とか「点てる人が下手」ということ。上手な人は甘い抹茶を点てられます。

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。

 月桑茶道教室では、そうしたお茶会へ行くための心構えや喫(の)み方、お菓子の頂き方など、様々なシチュエーションで体験いただけます。

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 コロナ対策は手洗いの徹底、マスクの着用にて各自お願いいたします。当日発熱の方はご参加をお断りすることがございます。予めご了承ください。
 

 9月23日は旧暦八月廿一日、十五夜は過ぎておりますけれども、月見の設えをいたします。

 

 

 また、会終了後はおしのぎがございます。

 お時間の許す方はお召し上がりくださいm(_ _)m

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 濃茶 
 薄茶


 定員5名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和6年9月23日(月・祝)
 濃茶:13:00~14:30
 薄茶:15:00~16:30
 

 開始15分前までにお越しください。
 時間はあくまで目安です。時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。簡単な酒席がございます。
 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。
 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 
 

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■会費
 5000円(濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
 

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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください

 

 

 

 

 

 秋明菊の別名は貴船菊。

 園芸種では、八重のものを貴船菊と呼ぶのだそうですが、一般には別名として使われています。これは、貴船あたりに群生地があり、そこから貴船菊と呼ばれるようになったのだとか。英名は「ジャパニーズ・アネモネ」。菊と呼ばれていますがアネモネの仲間で帰化植物だったりします。

 

 もともとは「唐菊」とか「高麗菊」と呼ばれていたそうですが、秋に菊に似た花を咲かしその場が明るく見えることから「秋明菊」と名づけられたと言われています。

 



 

 本日は旧暦七月十九日、甲辰年壬申月戊午日。二十四節気、第十四の処暑です。

 少しずつ朝夕の秋風が心地よくなってまいりました☆彡☆彡☆彡

 『暦便覧』では「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明され、台風襲来の特異日とも言われます。

 萩の花が咲き、穀物が実り始めます。厳しい暑さが峠を越し、朝夕は涼風が吹き、山間(やまあい)では早朝に白い露が降り始め秋の気配を感じます。

 処暑とは「暑さが終わる」ことを意味します。

 処は「處」の新字体で、「神事で劇を演じる虎の頭をかぶった人が腰掛けている姿」を意味し、虎の頭をかぶった者の座って動かない様子を表します。

 ここから「いる」「ところ」などの意味が生じます。「夂(のぶん)」と「几(つくえ)」の会意形声文字ですが、この「几(つくえ)」とは現在の椅子のことで、床几(しょうぎ)といえば、野外で武将などが腰かける携帯用の折りたたみ椅子です。

 また、訓みとしては「お-く」「お-る」などとも読み、「とどまる」「とりさばく」などの意味もあります。

 このことから「暑さを処く」となり「暑さを取り捌く季節」つまり、うだるような夏の暑さの引く頃となります。

 といっても、まだまだ秋が深まるのは先のお話し。

 この処暑までが薄物(絽や紗、麻)の季節となり、次の白露からが褝(ひとえ)の時期になります。「処暑を過ぎたら~」というのは、「処暑の日ではなく処暑の節気を過ぎたら」の意味になります。今年の白露は9月7日。9月6日までは薄物OKですよ^^

 ですが、そろそろ、衣更えの心づもりをしておきましょう♪
 それとともに夏の家具を片付けて、秋の準備を始めます^^

 このころの御軸としては「随処作主(立処皆真)」、「鑊湯無冷処」「何処惹塵埃」なんてチョイスは如何でしょう?^^