明年6月14日、こちらの千葉市茶道会館さんで釜を懸けることになりました。

 

「都流らしいお道具で!」と、館長の藍原宗華先生から依頼されましたので、流儀のお棚でバッチリやりたいと思います♪

 

 まだ席構成などは決まっておりませんが、月桑庵ファンの方に一足早くお知らせしなければ!!!!と、記事にさせていただきました。

 

 6月14日は旧暦四月末日(廿九日)なので、おそらく私は端午の節供に因ませていただくかと。


 お茶券代は点心付きで4000円とのこと。

 

 詳細が分かり次第、改めて告知させていただきますので、続報をお待ち下さい♪(ご予約は承ります)

 

 実は、十五年来の茶友さんが、中学校の茶道部で教えてらして、そこに伺った際に、同じく茶友の藍原先生にお願いされたという次第です。

 

 私としては渡りに舟。

 

 釜を懸けさせてくださる所を探していた訳ですから。

 

 こうしたことは売り込まないと駄目かな?と思いつつ、売り込み先が思いついて居なかったのですw

 

 お問い合わせ先はdarkpent@gmail.comまで。

 

 よろしくお願いいたします。

 美味しくなければ、お茶(抹茶)じゃない。

 

 甘くないければ茶の湯じゃない。

 

 あなたも流儀を離れて「美味しさの追求」してみませんか?

 

 点茶教室「美味しい抹茶の点て方講座」ではテアニンに注目した美味しい抹茶の点て方講座をいたします。

 

 お一人様3000円〜。

 3名様以上で承ります。

 

 ・テーブルコース(薄茶)3000円

 ・畳コース(薄茶)4000円

 ・濃茶コース(畳)5000円

 

 にて承ります。

 

 ※人数によっては助手が必要になりますので、その場合は別途費用が掛かります。

 

 ※畳コース・濃茶コースは月桑庵改装中のため、出張のみ承ります。

 出張・イベント出張も承ります(要別途交通費、出張は助手が必要になりますので、別途料金が掛かります)

 ※道具は応相談。

 

 企業様からのご相談は料金が異なりますのでご注意ください。

 

 開催日は土日祝のみ承ります。

 

 本日は、旧暦十月三日、二十四節気の第二十。

 わずかながら雪が降り始めるころ。『暦便覧』では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と書かれています。

 陽射しが弱まって、紅葉が散りはじめます。銀杏(いちょう)や柑橘類が黄色く色づくころです。
新暦では御歳暮が近づいてくる時期ですので、お歳暮の準備を済ませる目安にもなりますね(旧暦では寒中に行う)。

 そろそろ人形仕立てを仕舞って、袷を着始めます♪

 このころの御軸として一番ふさわしいのが「紅炉一點雪(紅炉上一點雪とも)」でしょうか。「担雪填井」などもいいでしょうかね。「臘雪連天白」もいいでしょうか^^

 

 

 

 

 

 本日は、旧暦十月一日。神無月朔日。

 

 神無月は「神の月」の意味だとされますが、私はこの考え方を今ひとつ支持していなかったりしますが、他に有力な候補がないので消極的賛成といったところでしょうか(旧暦六月の水無月が「水の月」というのは、田園風景から想定されているそうですが、新暦6月中旬に水を入れるということは、旧暦六月が新暦7月半ば頃なので、当てはまらないんです)。

 

 さて、神無月は、その字面から、神のいない月という俗説が生まれ、出雲大社に全国の神が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神がいなくなると、中世以降、出雲大社の御師が全国に広めたと言われています。ただし、「神がいない」という説は平安時代からあって、人々に知られていました。

 

 そのため、出雲地方のカレンダーには「神在月」と書かれるとか♪

 それと、諏訪大社も「神在月」となるそうですよ。

 それは「諏訪明神」があまりにも大きな体であったため、それに驚いた出雲に集まった神々が、気遣って「諏訪明神に限っては、出雲にわざわざ出向かずとも良い」ということになったそうで(笑)

 

 御師がいなかった沖縄においても「祭りが行われないため神が居ない月とされている」という点には注目する必要がありそうです。

 

 この神々が出雲に集まるのは「伊邪那美神の供養月」という説と「縁結び」という説があります。なので、「結ぶ」ということがキーワードになりそうですね^^

 

 十月の行事としては

 

 ・十日夜(三の月)

 ・玄猪(武家の炬燵・炉開き)

 ・二の亥(商家・町人の炬燵・炉開き)

 

 があります。

 別名は

 

 醸成月【かみなんづき】⇒新米などで酒を醸造する月であるから
 神嘗月【かんなめづき】⇒新嘗祭(にいなめさい)の準備をする月で有る事から
 小春【こはる】

 時雨月【しぐれづき】⇒時雨の降る月であるから

 初霜月【はつしもづき】⇒朝日に溶けぬ霜が初めて降りることから
 建亥月【けんがいげつ】⇒北斗七星が亥の方角を指すことから

 小春は、初冬を示す言葉で、まだ寒さが本格的でなく春のように薄ら寒いことからいうのでしょうかね? 小春日和もこの時期の言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 五徳は爪の形で色々ありますが、炉風炉での区別は大きさ以外にはほとんどありません。


「笹爪(ささづめ)」

 笹爪が標準で、ほとんどの方はこれを使っています。最初に買うにはこれが適しています。

「長爪(ながづめ)」

 笹爪の爪が延びたもので、大きい五徳でも小さい釜が使えるのですが、底の長い釜(茶飯釜など)が入らないことがあります。

「鴨爪(かもづめ)」

 非常に珍しい爪の形ですが、実はこの形が元々の竈子の形であったようです。

 竈子については、こちらをお読みください♪


「薩摩屋形(さつまやなり)」

 

 非常に力強くごつごつとしたこちらの五徳は薩摩屋形とか薩摩五徳と呼ばれるもので、その由来ははっきりしていません。おそらくは堺の豪商である薩摩屋小とら・薩摩屋宗忻・薩摩屋宗仁・さつま屋藤五郎・さつま屋孫五郎などの薩摩屋一族(山上宗二も同族)が使っていたか、薩摩屋で取り扱っていたかのどちらかではないかと思います。

「猫足(ねこあし)」

 爪が丸まった小法師のような爪を猫足といいます。一度だけ拝見したことがありますが、それは相模原の北見宗晴先生のお茶事ですね。新茶の茶壺を開けて「名前はまだ無い」という(笑)

「鬼爪(おにづめ)」

 鬼爪は足が太く爪も大きいもので、大きい釜を支えるために作られたと考えられます。

 他にも釘足とか蕨足、虫喰などの種類があります。色々集めたくなりますね!