ようやく一年振りに『お茶会へ行こう』が開けました。


昔の常連さんから最近の常連さんまで 五人とお弟子さん一人の計六人集まっていただけまして、新しくなった碧夢庵にて、濃茶薄茶を味わっていただきました。


あまりにも久しぶり過ぎて、御目怠いことばかりではございましたが、なんとかやり切ることが適いました。


これからまた、毎月開いて参りますので、何卒宜しくお願いいたします。


次回は8月30日(日)の「お茶事へ行こう」となります。

皆様のご応募お待ちしております。


令和八年六月六日


床 軸   白雲抱幽石 翠山景正筆
  花入 蝉籠
  花  季のもの

釜 真形釜 一ノ瀬宗辰作
  唐銅 長泉庵好 畠春斎作

棚 及第台子 岡本陽斎作
  水指  白磁 手桶
  茶器 信楽 肩衝 今井桂秋作 銘『百眼』
   仕覆 即中斎好写紹巴 花鳥文  茶盌 主 飴釉 馬盥 吉田多年作
       芦葉庵井沢宗達彫字
       長嘯庵横山宗顯 銘 竹葉
     次 白楽 馬盥 彭寿文 島荷平作
     替 黒楽 馬盥 佐々木松楽作
     替 赤楽 馬盥 小西平内作
     替 黄楽 馬盥 清水七兵衛信翠作
     替 柿釉 馬盥 西嶋秀樹作
     替 鼠志野 馬盥 加藤弥右衛門作

  茶杓  観心寺真状作 菩提樹 銘 夕寿ゝみ

      聖徳太子古戦場勝宝寺境内の菩提樹を以て

   蓋置 染竹 銘 虫喰

   建水 曲 面桶 高木誠二郎作
 菓子器 織部 四方喰籠 加藤隆倫作

 菓子司 薯蕷饅頭 武州板橋 梅香亭

 御 茶 神楽殿 山政小山園詰

 棚 雪輪棚 江戸千家 一元斎不白好

  水指  御本手 種壺 中村陶彩作 拙銘 遅蛍

  茶器  溜塗 金輪寺
  茶盌 主 今高麗 金三竜作 先代家元銘「黒潮」
     次 瀬戸 黄瀬戸緋襷 加藤釥作
     替 美濃 金結晶釉 加藤藤山作
     替 朝鮮唐津 片口 藤井謙次作
     替 古平戸手 平戸大四郎
     替 大阪萩 遠山 味舌隆司作
     替 黒青楽 拙作 銘「嘘八百」
  茶杓  安住樂風作 川上不白きりぎりす写 名「機織虫」
   建水 黄楽 鉄盥 惺斎好写 吉村楽入作

   蓋置 染付 糸巻 高野昭阿弥作

 菓子器 南鐐仕立盛器

 菓子司 いよかんタルト 予州松山 亀井製菓

     和三盆     洛中三条  亀屋則克

     麩のやき    洛東祇園  亀屋清永

 御 茶 四方の薫 山政小山園詰

以上

 五月雨桔梗が終わりました(ぉぃぉぃ

 達磨萩はまだ少ししか花は付かず、新しく買った蛍袋は花芽がついたばかり。

 

 サクラタデがすこし咲いているけれどもまだ枝が短い。

 

 撫子らはすでに一巡していて次の花芽はまだない。

 

 一体何を入れればいいのだ!?

 

 茶道とは一年中花に悩まされる日々ですなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夏のカタログ届きまして、宗靜先生と相談し、花入を一つ増やすことにしました。

 

 鉈の鞘です。

 

 こちらは利休所持の籠花入で、現在は薮内流の所蔵になっています。

 

 銘の通り、鉈を入れておく鞘籠を花入に見做して使ったもので、利休から藪内剣仲に贈られました。

 この花入は添状に書かれる「剣仲の女婿にあたる古田織部がこの花入れを懇望しますが許されず、秘かに持ち帰ったところ、剣仲がひどく立腹したため、詫び状を添えて剣仲の元に花入を返した」という逸話が有名で、古田織部の手癖の悪さ?も分かります(笑)

 

 

『天王寺屋会記』天文18年(1549)正月9日の徳安の朝会に「柱ニなたのさやニ松・梅入」とあるのが初出とのこと。

 

 鉈そのものは季語ではありませんが、鉈を用いる行事や鉈が付く言葉に季節を表すものがあります。

 

鉈豆(なたまめ)

 

成木責(なりきぜめ)

 写しも作られていて、先程引いたブログの記事にも載っています。

 

 さぁ、どんな感じに使いましょうかね?

 江戸時代に行われた節供の一つで、旧暦六月一日に行われました。
 

 前年の冬に雪水で作った折餅(へぎもち)または氷餅を祝って食べた。氷餅の祝とも。


 氷の朔日ともいい、宮中では氷室に蓄えられた氷を群臣に分け与える行事です。
 
 この行事にちなんで民間で食べられるようになったのが、「水無月」という外郎に小豆を載せた菓子です。
 
 また、歯固めと同様に扱われたりもしています。
 
 歯固めとは、正月についたお供えや寒餅を干しておいて、この日に食べて歯を強くすることであり、寒餅は固いので氷餅ともいわれました。正月を象徴する氷と餅を食べることが、旧暦六月の炎暑の頃に、ふたたび正月を迎えるということでもあるのです。
 
 厄払いや再生の儀式の一種として行われたようです。
 
 菓子の「水無月」は現在夏越の祓に食されることになっていますが、本来は「旧暦六月一日以後に食す」のが正解ということですね。
 
 氷の朔日は、元日と八朔と合わせて三朔日と呼ばれます。

 本日は旧暦六月一日、水無月朔日です。

 六月といえば水無月というお菓子を思い浮かべますが、やはりどこの和菓子屋さんも新暦で発売されるので、どうにも旧暦の水無月晦日に入手することはまず不可能です(涙)

 水無月というと「水の月」という意味だそうですが、これ「田圃に水が張られている(もしくは貼り始める)田園風景がみられる月」と解釈するのがいいそうです。新暦に当てはめて「梅雨だから」とか説明しているのは大間違いですので注意してくださいね。

 さぁ、恒例の別名解説です♪

水張月【みずはりづき】
 田んぼに水を張る月であることから、水張月と呼ばれています。

水月【みなづき・すいげつ】
 水無月の原形でしょうか。

皆仕月【みなしつき】
 田植えなどの農作業が一段落して終わったという意味で「みんな・しつくした」という意味から「皆仕尽」⇒「皆仕月」と呼ばれるそうです。

弥涼暮月【いすずくれづき】
 弥は接頭辞。涼しい暮れ方の月。涼暮月とも。

松風月【まつかぜづき】
 暑くなり、風が恋しく吹くのを心待ちにすることから。風待月とも。

涸月【こげつ】
 日差しが強くなり土が乾きやすくなりからでしょうか?

蝉羽月【せみのはつき】
 薄い着物を着ることを透ける蝉の羽に見立てて言う。

暑月【 しょげつ】
 暑中のある月。

田無月【たなしづき】
 田の月ではなく、農作業が終わった(田圃ですることが無い)という意味か?

常夏月【とこなつづき】
 常夏の花の盛んな月

林鐘【りんしょう】
 支那音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より七律高い音。

鳴神月【なるかみつき・なるかみづき】
 雷鳴が多い月の意。鳴雷月とも。

炎陽【えんよう】
 照りつける夏の太陽のこと。転じて陰暦六月のこと。

建未月【けんびづき】
 北斗七星の柄が旧暦で未の方位を向くことから

旦月【たんげつ】
 陰暦六月を則旦ともいうので、その月の意か?

晩月【ばんげつ】
 晩夏の月という意味ですかね?

伏月【ふくげつ】
 夏の不摂生から、潜伏し秋に発病する温熱病を「伏暑」ということから?

陽氷【ようひょう】    
 氷は「陰」の意味。強い日差しと濃い影のこと。    

 ほかにもまだまだありますが、随時追加していきますね♪