高円という銘から如何にして物語を紡ぐのか。

 

 難しいですね。

 

 高円山は聖武天皇の離宮「尾上宮」があったそうで、その側に志貴皇子の山荘であった白毫寺があります。

 

 志貴皇子は桓武天皇の祖父にあたる人物で、すべての平氏の祖先ともいえます。

 

 ふむ。私の家も平氏ですから、元をたどるとここに行き着くのですね。

 

 天平古材だったとして、どういう経緯で高円になったのかを知りたいところです。

 

 高圓の野邊の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人無しに

 

 という歌を引いてしまうと、秋になってしまうので、困りますw

 

 

 白毫寺は萩の花が有名だそうです。

 

 萩で冬の季語となると「枯萩」。古材の節下の雰囲気は確かに枯れた萩のようではあります。

 

 志貴皇子の詠まれた歌としては

 葦辺行く鴨の羽がひに霜降りて寒き夕は大和し思ほゆ

 

 が初冬の歌なので、旧暦十月に相応しいかな。

 今年は初使いということで、霜に因んで使わせてもらい、来年は旧暦十月に使おうかな?と思います。

 

 久しぶりにハードカバーの小説を購入。

 

 天野純希(あまの すみき)氏という方は存じ上げないのですが、こちらの本は知っておりました。三好元長が主人公ということで、興味も持っていたのですが、自分が書いている小説と重なる部分があるため、引っ張られないようにするためにも、読まないでおいたのですが、買っておかないとハードカバーは無くなってしまうので、購入した次第です。

 

 この方は基本的に単行本程度の長編作家さんのようで、私が好む大河小説(巻数が多いもの)作家さんではないのですが、案外興味を引くタイトルが多いです。

 

 2014年刊行なので、もう10年も前なのですね。

 

 私の小説で三好元長が横死するまで、積読(つんどく)になります。

 

 

 一昨日、このニュースがスマホに流れてきました。

 

 そうなのか、と思っていたら、昨日、馴染のお茶屋さんからメール「入荷に時間がかかる」とのこと。

 

 茶園はそう簡単に増産できません。というのも、抹茶は普通の茶葉とは育て方からして違うからです。

 

 茶園を広げてチャノキを植えたとしても、茶が使えるようになるのは3~5年後。

 

 そして、濃茶はさらに3~5年後にならないと採れない訳です。

 

 早め早めの発注を心掛けます。

 予備のストックは必要ですね(汗)

 

 全てはインバウンド需要とのことで、一過性かどうかの見極めも必要です。

 

 個人的には外国人にはインバウンド価格にすべきだと思いますけれどねー。

 たまには道具組みをどうするのか?という実例を出してみたいと思います。

 丁度、新暦12月はクリスマスシーズンですので、まず私がやらないクリスマス茶会をやったらどうなるか?を考えてみましょう。

 

 まず第一にはそのもののイラストなどがあるものは使わないです。

 

・砂金袋でサンタの袋を表現

 これは水指でも可ですが、餌畚などの建水でもいいかな?と思います。餌畚も袋ですしね。

 

・十文字割高台でクルス

 これは結構誰でも思いつくと思います。

 あとは、轡鐶などもありです。

 

・三人形で東方の三賢者

 もしくは一閑人の井戸を煙突に一閑人をサンタに見立てて

 

・雪輪棚一元斎好と青漆の鮟鱇茶器でクリスマスカラー
 または、糸巻棚などの青漆爪紅の棚を使うのもあり。

 樅の木を使っていることから三木町棚を使うのもあり。

 

・紅鹿背か御本手の茶盌でトナカイ

 朝日焼の紅鹿背の水指というのもいいですねー。

 

・樅の木杓

 で、クリスマスツリーをイメージ

 逆に鹿角の茶杓というのもあったら面白いですね。

 どうですか?

 

 そのまんまの絵を使わなくても、案外道具組みできるものでしょう?

 

 皆様の参考になったら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 
 ヤフオクで木地の茶杓を見つけてまぁ、落札しないだろうとたかを括って入札したら、落ちてました(笑)
 
 さて、筒もあり、銘に「たかまど」?とあります(たかもじじゃないよな?と疑いはしましたが)。
 
 おそらく、何処かの茶室の窓のことか?と調べてみると「高円宮」が検索で引っ掛かるんですよ。
 
 そういや、高円宮親王殿下は茶道にも造詣が深かったなぁ?と。心…心……ん? 心月公?!
 
 それはないな。時代が違う。
 
 たかまどはおそらく高円山を詠んだ和歌から取ったもので、何かの古材であろうとは思います。
 
 高円山には白毫寺という寺が西麓にあり、ここに縁のある心の字を冠した茶人が古材を使って茶杓を削られたのではないか?と推察します。
 
 しかもこの寺は私が今執筆中の「『数寄の長者』第廿四服 運籌希和」で丁度書いている奈良の筒井氏と古市氏に縁があり(といっても明応六年と永正十七年の兵火に巻き込まれて燃やされたという縁ですが)、運命的なものを感じます。
 

高圓(たかまと)の、野の上(うへ)の宮は、荒れにけり、立たしし君の、御代(みよ)遠(とほ)そけ 大伴家持

 

 この歌を引いておきたいと思います。

 

 白毫寺の古材であればおそらく欅か檜であろうかとは思いますが如何に……


追記


 お詳しい方から「天平古材ではないか?」とのご指摘を受けました。そうであれば、とんでもないものですが、ただの古材に過ぎないと思っておきます(笑)


 ちなみに材は「檜」だそうです。