購入元:ヤフオク
購入額:★★★★★☆
 
 水屋甕です。江戸末期~明治初期とのことですが、土の具合からみて、大正~昭和初期じゃない?と思っています。
 
 あれ? 前に織部の水屋甕買ってなかった?と思われた、あ・な・た! 大正解です。
 
 これは、水屋用に買ったのではなく、灰壺として買ったんですね。
 
 灰壺は、二種類(実は三種類以上必要)ありまして、灰を乾かすための灰壺と、尉灰を貯めておく(炭を使ったあとの尉【じょう】が混ざったもの)灰壺ですね。
 
 きれいな灰は、火鉢に移すことにして、尉灰は備前の壺に貯めるようにしたいと思います。
 
 ちなみにこの尉灰壺も、風炉と炉で分けねばならず、干灰壺も二種、灰壺も二種となると、全部で六種必要になる訳です。
 
 案外場所取りますよね。この他に、菱灰や藤灰もありますので(こちらは小さくていい)まだまだ、灰壺は増えます……。実(げ)に恐ろしきは灰なりき。
 
 道具で場所取るのに灰も場所取るのかーwwww
 

 
 灰押【はいおさえ/はいおし】は、灰形を作る際に使う道具で炉などの大きな形を作るときに使います。このU時型は「五徳」の柱を避けて押すための道具で、ちょんちょんちょんと柱のところに宛てがって使います。
 
 本来は大判形なのですが、五徳に添わせる部分を欠いているんですね。U字型というのが一般的な名前ですが、欠大判などとも呼びます。
 
 こういうものは「こういうのがあるのよ」ではなく、実際に持っていないと説明できませんから、持っていることに価値があります。
 
 灰形は、なかなかお弟子さんに教える機会がないので、早く学びたい!という方がでてくれることを願います!

 長かったお盆休みも終わりまして、今日からブログも復帰です。

 

 お盆休みの間は、灰づくりをやってみました。が! 初めての灰づくりはトラブルの連続でした。

 

 まず、「灰汁が抜けきらない」「灰が沈殿しきらない」「色が抜けない」など、分からないことだらけ。

 

 調べたり教えてもらった結果「生灰は洗い切るまで三週間ほどかかる」ということと、「生灰の沈殿は1~2日掛かる」ということでした。

 

 という訳で、まだまだ灰洗いは続きます。

 

 つまり、購入した灰といただいた灰は別にやらないといけないってことはなんとなく感じていたので、混ぜていないんですね。

 

 しかも購入しているのは風炉灰。

 

 今作っているのは炉灰。

 

 これは、師匠から「灰は炉から作って、数年使ってから風炉に使うといい」と言われていたからです。

 

 というのは、灰は炉で焼くといいのだそうで、これはツイ友の風さんも仰ってました。

 

 ようやく灰の保管場所ができたのですから、しっかり作っていきますよ!

 本日は旧暦七月一日、文月朔日です。
 

 旧暦でも、初秋となりました。

 そしてもうすぐ残暑。暑いことには変わらないのですが、もう少ししたら朝夕は大分涼しいなってくれるでしょう。

 

 定説では七夕に和歌や歌を詠み字の上達を願ったことからと言われていますが、乞巧奠が奈良時代に渡来する前からの和風月名ですので、稲が穂を含む月という意味の「穂含月(ほふみづき)」から変化したと考えられます。日本の暦が稲と密接に結びついていることがよく分かりますね(雷=稲妻もそうですし)。漢字の文を当てはめたのが和歌を詠むことや字の上達を願ったことに掛けてのことだったのかと思います。

 

 さて、今月も別名の解説をしていきましょう♪

相月【あいづき】

 愛合月からか。


書披月【ふみひろげづき】

 文披月とも書く。七夕の短冊を書いて飾る(披げる)ことから。


秋初月【あきそめつき/あきはづき】

 秋の最初の月であることから。


愛合月【めであいづき】

 七夕からの名前で、牽牛と織姫が年に一度会える月であることから。


女郎花月    おみなえしつき・をみなえしづき
 女郎花の花が咲く月であることから


新秋【しんしゅう】

 初秋であることから。

 

七夕月【たなばたつき】

 七夕のある月であることから。


親月【ふづき/しんげつ】

 盂蘭盆会 (うらぼんえ) の行われる月で、「親の墓参りに行く月」の意。


孟秋    もうしゅう
 孟・仲・季の季節の数え方。秋の最初の月であることから。
 

文披月【ふみひらづき・ふみひろげづき】
 書披月に同じ。

涼月【りょうげつ】

 さわやかに澄みきった秋の月のこと。


建申月【けんしんげつ】
 北斗七星の柄(建)が旧暦で申の方位を向くため。


桐月【とうげつ】

 大きな桐の葉が音をたてて落ちると、秋になったなと思うという淮南子の語によるもので、桐の一葉を意味することが多い「桐秋」から。
 

七夜月【ななよづき】

 七夜とは七夕の別名。
 

蘭月【らんげつ】

 蘭秋(らんしゅう)が初秋を意味することから。

 いよいよ本日から秋ですね。


 今年はまだ蝉しぐれが元気なのに、数日前にはシオカラトンボが我が家の前を元気に飛んでいました。

 今日からが「残暑」になります。
 が、残暑はがきはまだ早いですのでご注意ください(笑)
 残暑はがきを出すのは、中元が過ぎてから。8/10以後にお出しになると良いですよ(^_-)~★

※暑中見舞いの終りに「盛夏」と書くのは「間違い」ですので気を付けてくださいね。盛夏とは「初夏」「盛夏」「晩夏」のことで、それぞれ、初夏=新暦5月、盛夏=6月、晩夏=7月(旧暦では四月=初夏、五月=盛夏、六月=晩夏)にあたります。つまり、6月に出すのでなければ盛夏とは書かないのです。これ結構間違えて「盛んな夏」だと思っている方多いですが、違いますよ!!!! 孟夏というの響き的に猛暑ににていますが、これは新暦5月のこと。孟(はじめ)仲(まんなか)季(すえ)の孟ですのでお気を付けくださいw

 さて、立秋とは「秋の気が立つ」といい、この時期から気候が変わってきます。先週末ぐらいから暑さが一息つき、朝夕がさわやかに感じませんでしたか?

 また、空を見上げると、「いつの間にか秋空になっている」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そう、空が高くなっているんですね。これまでは、暑さを押し付けるような真っ青な空が白い雲を押下げていたものが、空の色が少し薄みがかって、雲も薄く高くなってきているはずです(微妙な差ですよ?)。

 本格的な秋となる秋分まではまだ一月半ほどありますが、朝夕の涼しさに触れて「秋を愉しむ」のが、風流かと存じます。

 また、今日からは「秋柄の薄物」を着るようになります。
 私も夏色の小千谷縮を仕舞って、秋色(枯草色)の小千谷縮を出しますかね。

 さて、立秋に相応しい御軸としては、残暑だけに「残心」とか、「秋月揚明輝」とか、「吾心似秋月」などでしょうか。秋は月の美しい時期。割と葉とか月とかの御軸が好まれます♪