閲覧ありがとうございます!
他流のお棚について、特に協力者求む!です。お裏さんとか、正直棚が多すぎて(汗)

これに形をトレースした挿絵をつけて、まとめようと思ってます。できれば尺寸も書き添えようかと。好の一覧ってやはり必要ですよねぇ。

ご協力いただけた方には、PDFにて原本をお渡しいたします。
三人寄らば文殊の知恵ではありませんが、何卒ご協力お願いいたします。

棚物好総覧

《卓》

・丸卓
 利休形
  桐木地…………【千】利休宗易好
  檜木溜塗………【表】啐啄斎好
  松木摺漆………【表】惺斎好
  青漆爪紅………【表】惺斎好
  春慶塗…………【裏】圓能斎好
 元伯形
  一閑張…………【千】元伯宗旦好
  竹張溜塗………【表】而妙斎好
  溜真塗…………【裏】鵬雲斎好
 

・小卓
 桑木地……………【裏】仙叟好
  ※床荘りに用いた
 桑木地……………【表】如心斎好
  ※点前に用いた
 桐木地……………【表】吸江斎好

 桐木地……………【松】楽只斎好
 ※地板が矢筈になっていない


 一閑青漆爪紅……【表】惺斎好
 柳木地……………【表】惺斎好
 春慶塗……………【表】惺斎好

 


・高麗卓 一閑………………【千】元伯宗旦好
 真塗………………【表】鴻池宗知好
 一閑黒……………【表】久田宗全好
 青漆爪紅…………【表】惺斎好
 溜塗布目…………【表】惺斎好
 桐木地……………【表】惺斎好


《小棚》
・水指棚
 溜蠟塗……………【古】紹鴎好
 桐木地溜塗………【表】即中斎好
 大内棚……………【裏】淡々斎好
 秋泉棚……………【裏】淡々斎好

・二重棚
 地無
  溜塗……………【表】吸江斎好
  桐木地…………【表】惺斎好
  桑木地…………【表】惺斎好
  鱗透……………【表】即中斎好
  鱗鶴透…………【表】即中斎好
  桐木地糸巻……【表】惺斎好
  桐木地壺々透…【表】而妙斎好
 地有
  扇面透桐木地…【表】即中斎好
  竹張……………【表】而妙斎好
  溜塗壺々透……【表】而妙斎好
 糸巻棚(地有)
  青漆爪紅………【表】碌々斎好
  春慶塗…………【表】惺斎好
  杉木地…………【表】惺斎好

・三重棚
 桐木地……………【千】利休好

  ※杉木地の可能性あり
 一閑黒……………【千】元伯宗旦好
 桐木地……………【表】覚々斎好
 桑木地……………【表】如心斎好
 真塗………………【表】了々斎好
 真塗爪紅…………【表】久田宗全好
  棚幅一寸長い

 


・四方棚 利休形(角隅)
  桐木地…………【千】利休好
  黒真塗…………【表】而妙斎好
  溜爪紅…………【表】而妙斎好
 江岑形(丸隅)
  桐木地…………【表】逢源斎(江岑)好
  松木摺漆………【表】惺斎好
  青漆爪紅………【表】惺斎好

 小四方棚(丸隅)
  一閑溜塗爪紅…【表】即中斎好
  榎木地…………【表】碌々斎

  青漆爪紅……【表】吉水宗白好
  

・山里棚
 桐木地竹張砂摺…【千】利休好
 杉竹張砂摺大……【藪】藪内流好
  ※天地全面砂摺、利休好と同寸
 杉竹張砂摺小……【藪】藪内流好
  ※風炉用
 杉木地竹張砂摺…【遠】遠州好
 青漆爪紅…………【速】速水流好
 松木地……………不明
 飛騨春慶…………【藪】比老斎好

・洞棚

 真塗爪紅…………【古】今井宗久好

 溜塗流紋透………【大】仙翁好

 黒柿合塗…………【古】津田宗及好


・扇棚
 桐木地……………【表】即中斎好
 塗不明……………【表】久田宗全好
 
・桧扇棚
 ……………………【石】石州好
 ……………………【藪】透月斎好
  ※扇棚に地袋がついたような形。

・三友棚
 松木地……………【表】碌々斎好
 竹柱………………【裏】又玅斎好
 梅蒔絵……………【武】一指斎好
 松摺竹柱…………【白】大久保北隠好

・矢筈棚
 真塗………………【武】直斎好
 桐木地赤紐………【表】覚々斎好
 白漆………………【武】愈好斎好
 青漆爪紅…………【武】不徹斎好

・小袋棚
 ……………………【表】即中斎好
 ……………………【武】直斎好

・香狭間棚
 桐木地……………【武】直斎好
 桐木地竹柱………【裏】又玅斎好

・好文棚
 溜塗………………【表】惺斎好
 桐木地……………【都】三世好(三角棚)

・大板
 真塗………………【古】紹鴎好
 欅掻合……………【表】如心斎好
 桐掻合……………【表】碌々斎好
 青漆爪紅糸巻……【裏】淡々斎好
 桑木地……………【裏】認得斎好
 一閑………………【裏】玄々斎好

《大棚》小:炉用/大:風炉用
・真台子(四本柱)
 真塗大……………【千】利休好
 真塗小……………【表】如心斎好
 桑木地小…………【千】元伯宗旦好
 桑木地大…………【裏】認得斎好
 松木地小…………【表】惺斎好
 松木地……………【裏】又玅斎(直叟)好
 桐木地……………【表】惺斎好
 杉木地……………【裏】圓能斎好
 飛騨春慶塗………【裏】淡々斎好
 老松蒔絵…………【裏】又玄斎(一燈)好
 老松蒔絵…………【裏】圓能斎好
 夕顔蒔絵…………【裏】認得斎(柏叟)好
 青漆爪紅…………【裏】圓能斎好
 面朱柱……………【裏】鵬雲斎好
 桐蒔絵柱…………【裏】鵬雲斎好

・及台子(二本柱)
 真塗三葉鰭………【古】紹鴎好
 真塗………………【千】利休好
 桑木地小…………【千】元伯宗旦好
 一閑黒……………【千】元伯宗旦好
 桐木地大?………【裏】又玄斎(一燈)好
 桐木地小…………【表】惺斎好
 青漆爪紅小筆返…【千】元伯宗旦好
 青漆爪紅大………【裏】圓能斎好
 銀杏木地…………【裏】又玄斎(一燈)好
 杉木地……………【裏】円能斎好
 黒塗爪紅…………【裏】不休斎(常叟)好

 真塗巾詰…………【織】織部好

  ※及台子小の四分の三ほどの横巾

   地板がやや厚い。高さは小に同じ。

 不明…………………【有】有楽好

  ※大より大きいと言われる

 

・休台子………………【千】利休好

  及台子を半分にした台子。四方棚と違い地板が厚い。


・竹台子
 大…………………【古】珠光好
 小…………………【千】利休好
 春慶塗……………【裏】又玅斎好

・高麗台子
 宗旦形
 一閑………………【千】宗旦好
 真塗………………【裏】又玄斎(一燈)好
 一閑黒爪紅………【表】即中斎好
 遠州形
 高麗台子…………【遠】遠州好
 ※形は一定しておらず多くは左側に風炉を置き、右側は多く上部に袋棚を伴い、その下に水指を置くようになっている大棚。随所に七宝・瓢・青海波・網目紋などの透かし彫りが見られる。地板は飾り高台になっており、透欄干仕立てになっている物が多いとされる。

・五行台子…………【裏】圓能斎好

・鴨脚台子…………【裏】不見斎好
 ※銀杏台子ともいう。大徳寺山内の銀杏老樹を又玄斎が所望していたがかなわず、不見斎がその意思を継いで作った物。銀杏木地の溜塗で、大きく角丸になった楕円形の天板と地板を二本の柱で支えた形をしている。扱いは及台子と同じ。炉のみに用いる。

・長板
 真塗大……………【千】利休好
 真塗小……………【表】如心斎好
 一閑大……………【千】元伯宗旦好
 一閑小……………【千】元伯宗旦好
 一閑小……………【表】随流斎好
 檜溜塗……………【表】久田宗全好
 桐木地大小………【表】随流斎好
 桑木地大…………【表】啐啄斎好
 桑木地小…………【裏】又玄斎(一燈)好
 松摺漆大…………【表】惺斎好
 松摺漆小…………【表】啐啄斎好
 黒桐掻合…………【表】了々斎好
 青漆爪紅大………【表】了々斎好
 青漆爪紅大………【裏】圓能斎好
 青漆爪紅小………【表】惺斎好
 欅木地大…………【裏】圓能斎好
 松木地……………【表】随流斎好

 ※一閑の長板小を元伯宗旦好とするものもありますが、当方は表千家の永田宗伴地方教授在判で随流斎好とある長板小を所有しており、このように表記しております。

・紹鴎棚(袋棚)
 桐木地……………【古】紹鴎好
 糸目………………【表】即中斎好

 松木棚……………【大】仙樵好

 

・猿曳棚

 不明………………【古】紹鷗好

 柱真塗……………【織】織部好

 柱木地……………【石】石州好

 ※二本柱の紹鷗袋棚。

  紹鷗袋棚に比べてやや幅が狭い

  戸袋に狩野元信の猿曳の絵が描かれている

  (詳細は後述)



・葭棚
 杉木地……………【千】利休好
 台目棚……………【表】即中斎好
 胡蘆棚……………【藪】

・志野棚

 杉木地……………【志】志野宗信好
 桐木地……………【千】利休好

《箪笥》
・旅箪笥
 利休形
  桐木地…………【千】利休好
  桐木地…………【石】石州好
   ※一般に柄杓の切っ掛けが右にあると言われるが、左でも用いる※
  桐木地…………【裏】臘月庵(仙叟)好
  桑木地…………【表】碌々斎好
  桐春慶塗………【表】惺斎好
  杉木地…………【裏】玄々斎好
  春慶紅葉張……【裏】淡々斎好
  溜塗………………
  焼桐………………
  焼桐蠟引…………
  春野旅箪笥……【表】而妙斎好(色漆絵付)
  梅棚……………【武】直斎好
  八千代棚………【裏】淡々斎夫人好

  溜塗七宝文……【遠】紅心宗慶好
 半巾形
  桐木地…………【和】金森宗和好
 小形
  杉木地…………【表】碌々斎好
   ※勝手用

・短冊箱(宗和箪笥)
 桐木地……………【和】金森宗和好
 桑木地……………
 卓下建水…………
 檜木地……………
 木地茶筅立有……
 真塗………………
 溜塗荒目内黒塗…【裏】鵬雲斎好
 溜塗………………【遠】紅心宗慶好

《立礼卓》
・点茶盤
 風炉先有…………【表】松翁宗完好
 風炉先無…………【裏】玄々斎好
 風炉先無真塗爪紅【裏】鵬雲斎好

・末広棚
 真塗………………【表】即中斎好

・御園棚
 真塗………………【裏】淡々斎好
 桐地………………【裏】井口海仙好

・知新棚……………【裏】鵬雲斎好
・春秋棚(野点)…【裏】鵬雲斎好
・和親棚……………【裏】坐忘斎好
・麗澤棚……………【大】仙翁好
 りたくだな。八角形の三辺を切り取ったような立礼卓。青漆で、左端向付に香狭間透の横板が立ち、三角の作付棚がある。釜と水指の水(湯)を二つの澤(さわ)と見立てていることから「麗澤(りたく)」の名がある。ちなみに「れいたく」と読めば、金沢の地名の由来である「金城麗澤」が思い浮かぶ。(情報提供:尾山さん/裏千家)

《透木》
 厚朴………………利休好
 桐…………………宗旦好
 桜…………………【裏】竺叟好
 梅…………………【裏】円能斎好

■流派棚

【表】
《小棚》
・三木町棚(江岑棚)
 寄木細工…………【表】逢源斎(江岑)好
 桐木地……………【表】覚々斎好
 溜塗………………【表】即中斎好

・抱清棚
 桐木地……………【表】吸江斎好
 杉木地……………【表】碌々斎好

・扇面棚
 溜白竹……………【表】即中斎好
 溜煤竹……………【表】而妙斎好

・木屋町棚
 一閑溜塗爪黒……【表】碌々斎好
 桐木地………………【表】惺斎好

了々斎好
・料紙棚

碌々斎好
・方円棚

即中斎好
・旅卓
 一閑溜塗
・八景棚
・蓬莱卓
・献上棚
・小袋棚

惺斎好
・好文棚

久田宗全好
・東福寺棚

【裏】
・誰袖棚
 天片木目溜塗柱瓢葉金蒔絵…【裏】玄々斎好
    (横巾一尺六寸×前巾一尺五分×高さ一尺五分)
 溜塗柱蔓文黒漆…【裏】淡々斎好
 春慶塗……………不明

・糸巻卓
 杉黒真塗爪紅……【裏】圓能斎好
 桐木地……………【裏】淡々斎好
 青漆爪紅…………【裏】淡々斎好

・円叔棚……………【裏】圓能斎・淡々斎合作

一燈好
・焼桐棚

玄々斎好
・寒雲棚
・円融卓
・更好棚
・五行棚
・杉棚

又玅斎好
・四方卓

圓能斎好
・花月棚
・寒雲卓
・猿臀棚
・温故棚
・源氏棚
・吉野棚
・巴棚
・壺々棚
・圓能卓

淡々斎好
・加寿美棚(霞棚)
・豊祥棚
・千歳棚
・徒然棚
・蛤卓
・おつぼ棚
・円叔棚
・旭棚
・知足棚
・寿棚
・菊寿棚
・瓢棚
・八千代棚
・七宝棚
・円意棚
・折据棚
・方円卓
・渚棚
・荒磯棚
・丹頂棚
・尚歌棚
・大内棚
・溜精棚
・御幸棚
・独楽棚
・遠山棚
・清和棚
・松光棚

玄妙斎好
・日月棚
・八景棚

鵬雲斎好
・若松蒔絵黒台子
・山雲棚
・行雲棚
・銀杏棚
・七宝卓
・寿扇棚
・三和棚
・桑扇棚
・玉椿七宝棚
・四方瓢棚
・平悠棚
・竹寿棚

坐忘斎好
・富貴棚
・雲鶴棚
・平生棚
・佳辰棚
・吟楓棚
・座礼棚(胡坐)
・桑丸型棚?

井口海仙【裏】玄妙斎好
・杉八景棚
 八種の棚になるもの。仙叟好「桑小卓」、玄々斎好「更好棚」「杉棚」「円融卓」、又玅斎好「四方卓」、圓能斎好「寒雲卓」、表千家碌々斎好「糸巻棚」の七種の棚として使え、すべてを組み立てると玄妙斎好「八景棚」になる(協力・長谷川宗洋先生)

・春待棚(別名雪輪棚)

【武】
・自在棚
 杉木地………【武】一啜斎好
 桐木地………【武】一指斎好

・蛤棚
 竹節一杓釘無…【武】直斎好
 竹節二杓釘有…【武】愈好斎好

・梅棚
 青漆刷毛目塗内黒塗旅箪笥…【武】直斎好
 桐木地旅箪笥…………………【武】直斎好
 台目構…………………………【武】一啜斎好
 四本柱小棚……………………【武】愈好斎好

・澤潟棚
 溜塗……………【武】愈好斎好
 青漆爪紅………【武】不徹斎好

・烏帽子棚
 桐木地…………【武】一啜斎好(利休好)
 杉木地…………【武】愈好斎好

・末広棚
 桐木地…………【武】愈好斎好

 金砂子振紅房…【武】有隣斎好

 ※檜扇を模した棚で、桐木地の一本柱、天板と地板が扇形で、天板の扇の先の両端から紫の飾り紐を垂らし、扇を閉じた形の柱が扇の要の位置に立ち、地板に四つの低い足がついた小棚

直斎好
・妙喜庵卓
・竹柱四方棚
・釘箱棚

一啜斎好
・壷々棚
・二重棚
 柿合塗黒。志野棚の右半分を小棚にしたもの。

一指斎好
・萬寿棚
・清友棚

愈好斎好
・木瓜棚

有隣斎好
・七宝棚
 
不徹斎好
・起風棚
・嶺雲棚

随縁斎好
・天遊卓(立礼)
・清音棚(台目棚)

【御】
・御家流好二重棚
 ※天板左右に筆返し、地板は取り外し可能、地板に欄干あり。
  欄干は雲と霞で上下を入れ替えられる

・御家流好弓箭台子
 古田織部考案の台子。台子の手前付の二柱が弓になっており、奥の柱から手前に向かって支えている。弓は三層の竹の組合せで、通常の台子に比べて天板が高い。向付きは矢屏風になっており、矢は二十五本あり、中央の一本は雁股、その左右は鏑矢になっている。天板、地板、奥の二柱には同家の家紋蒔絵が施されている。
天板には大円盆に二碗の天目茶碗。皆具を用い柄杓には火箸を略し、代わりに白い茶巾を吹き流しに掛けて用いる。

【江】
・雪輪棚
 桐木地…………………
 朱塗……………………一元斎好
 青漆爪紅………………


・米棚
 桐木地…………………不白好
 真塗……………………
 桑木地…………………
 梨地……………………


・亀甲棚…………………一元斎好

【藪】
・帛紗棚(青漆爪紅)…竹風紹智(猗々斎)好
 【裏】花月棚に似る。柱が竹ではない。天板・地板が方形。中板が三角。
 藪内好青漆爪紅長板より。稽古用として様々な棚の稽古に用いられたもの。
 現在は点前にも用いる。十二代猗々斎好とされるが、十代竹翠紹智(休々斎)好ともいう。
 (協力:きれはらさん ‏@tomatokun19/藪内流)

・色紙箪笥……………流好
 色紙箱の天板の摘みが瓢形になっている。
 (協力:わんこさん)

・檜扇棚…………透月斎好
 石州好檜扇棚の鰭や飾りがなく、数珠入れがない棚。十一代透月斎竹窓が好んだ棚で、石州流の檜扇棚の流れを汲むと考えられる。写しが三つあるとのこと。本歌は下の大抽斗に竹窓の文字を青貝で嵌め込んだもの。
(協力:尾山立香さん/裏千家⇒藪内流随竹庵福田竹弌宗匠)

【大】大日本茶道学会

・桂棚

 朱塗嵌込襖…仙翁好

・高砂棚

 桐木地………仙翁好

・仙翁棚

 桐木地………仙翁好

 溜塗…………仙翁好

【徧】宗徧流
・木瓜棚
 溜塗…………四方斎好
 四方棚の天板と地板を横に大きく張り出した木瓜形の二本柱で支える大棚。武者小路千家にも木瓜棚という同じ名前の棚があるが、再好か。

・末広棚
 真塗。扇形の天板と地板を向付の一本柱で支える珍しい棚。武者小路千家の棚と同じだが、房がない。

・四季棚……………正伝庵好
色抜けした溜塗にも似るが、「掻合潤(うるみ)塗」。潤塗に用いる潤朱に黒漆を混ぜて渋い黒朱にしたものもあるが、黒漆を用いないで弁柄と僅かな炭粉で色調整したもの。
向腰板の透かしは、春が源氏香之図、夏が菖蒲、秋が紅葉に流水で龍田川、冬が雪輪。
左腰板は水車透しで、右腰板は輪違いの正伝庵紋。本歌には、別に芝点て用の小板が付く。
本歌は菊池春重作(菊池憲之先生の祖父)。
(協力・菊池宗春先生@菊池商店)

・琵琶棚……………四方斎好
天板が琵琶の形をした棚で、桐木地。【裏】の瓢棚に似る。勝手付は三日月透、客付柱は竹。
炉・風炉にて用いる。
(協力: つ~さん @tsuu79)

【都】
《卓》
・扇卓……………流好
 桐木地
 一閑
 柿合……………三代好
 扇棚とも。天板と地板が扇が開いたような形で、骨が透彫で残してある。
 要が手前。要に房があり、水指の前に房を扱う。
 天板と同じ寸法の副板があり、芝点てがある。炉・風炉ともに用いる。

《小棚》
・三角棚…………流好
 みすみだな。天板が三角の二重棚。透が鱗(流紋)になっている。炉・風炉ともに用いる。

・都棚……………流好
 桐木地
 形状は【武】自在棚に似る。小袋の引手が房になっており、前後を入れ替えて炉・風炉ともに用いる。炉の際は大水指または平水指を主とし、普通水指の場合は柄杓飾りをする。また、薄茶の場合は花入飾りまたは帛紗飾りを行う。小袋棚にも似るが、小袋を取り外すことはできない。

《大棚》
・筧棚……………流好
 桐木地
 筧板(かけいいた)と呼ばれる茶筌と薄茶器を乗せる凸形の掛子がある。炉にのみ用いる。
 

【石】石州流
・石州好糸巻棚
 黒漆爪紅
 形状は【表】糸巻棚に似るが、柱は地板で外に反るなど小卓に似る。全体的に華奢であり、中板下の上座付に(欄干のような)透横板がある。
(協力・河野宗志先生)

・石州好車棚
 桐木地
 天板がない志野棚のような形。竪板が香狭間透ではなく焼桐の御所車になっている。一見、【表】小袋棚や【武】自在棚、【都】都棚に似るが、風炉を乗せない。
(協力・河野宗志先生)

・檜扇棚
 天板は裏千家鵬雲斎好扇棚に似る。中板と地板の間に抽斗があり、木屋町棚のようになっている。 天板と左右の柱の鰭が檜扇になっており、天板には数珠入れの小抽斗がある。「高さ1尺3寸6分 黒塗、前の戸に青貝で文字をはめ込む、上棚のしたに小引き出しがある。数珠いれである」
<石州好『茶道形物抄』>
 尾山立香さんの情報では藪内流の好み物とのことでしたが、薮内流のものは石州の再好物と判明しました。
(情報提供・尾山立香、協力・菊池宗春先生・星野先生)
 

・桐小及棚
 柱の高さが四方棚と同じで天板と地板は角隅の小四方棚。柱は竹で鰭板がある。客付が中に一節の三節で勝手付が天地二節。
(情報提供・菊池宗春先生)

 

清音棚
 【武】随縁斎宗屋好の台目棚。ほぼ枠のみとなった台目棚。(情報提供・尾山立香)

亀甲棚
 【江】八代一元斎好。地板は亀甲形、中板に三日月形または蛤形のいずれかを用いる。天板は雪輪形。溜塗で、竹の三本柱。春先には蛤形を、秋口には三日月形を中板とする。(情報提供・尾山立香)

隅切棚
【鎮】桐木地または杉木地
 小棚。三方を竹の柱で支える。

猿曳棚
【石】織部好 猿曳棚
 大棚。本歌は室町時代、狩野元信筆で、武野紹鷗から古田織部、仙台藩出仕の餞別に清水道閑に伝わったものです。静嘉堂文庫蔵。紹鴎棚を二つ柱にしたような形。
天板 W55.5×D37×H50
戸袋 W51×D38×H20.5

 武野紹鴎⇒古田織部⇒小堀遠州⇒清水道閑と受け継がれたものが織部好、桑山宗仙⇒片桐石州と受け継がれたものが石州好とされる。
 石州流のほか、鎮信流、御家流でも用いる。藪内流の猫額棚の流れを汲むとされる二本柱の袋棚。

 紹鷗袋棚との大きな違いは、戸袋上に水指を載せる扱いがある。これを受けて、酒井宗雅が松平不昧に「紹鷗袋棚で戸袋上に水指をおいてもよいか」との質問状があり、松平不昧はこれに「可なり」と答えている。

 形状は及台子と同じ天板と二本柱だが、木地でできており(織部好は柱が黒塗)、戸袋に狩野元信の猿曳の絵がある。
(情報提供:Ogawaさん、御家流・片岡宗橘さん、不白流・平賀宗泰さん)


猫額棚

【藪】伝義政公所持

 藪内流に伝わる唐物箪笥。猿曳棚の本歌にあたる。
 桑木地の棚で、黒塗か?と思わせるほどの茶褐色をしている。織部⇒清水道閑に受け継がれたものは紹鷗好みの可能性がある(つまり、紹鷗好みが黒塗柱で、織部好みと石州好みは異なる木地の棚であったのではないか?ということ)。

休台子
【千】利休好

 失伝して詳らかなことがわからなくなっている休台子。利休が好んだことからの名か。四方棚の原形または発展した棚物の可能性や丸卓との対比の可能性もある。四方棚が半台子と呼ばれることも鑑みると、休台子といいう言い方であっても小棚として考えて良いと思われる。真塗も、ある。

松菊棚

【?】不詳

 詳しいことは全く不明。
 二重棚で、天板地板の脇に半菊、中板の左右に菊のあしらいがある。柱は二本柱だが、中がくり抜きになっている。天板地板は隅入り、中板は楕円形に近い。中板に松の文字があることから松菊棚か? 単に菊棚の可能性もある。 ヤフオクでは菊松棚と書かれていたが、紙箱には「松菊棚」とある。

碩鴎棚

【看】表千家看月庵五世中村碩鴎好

 江岑棚の下にもう一段棚を追加したような形をした三重棚。看月庵は表千家七代如心斎の門人・中村宗鴎(仙悦)が興した流派。六世中村碩鴎が1966年・1970年に「茶の湯教書」を発刊している。日本大学文理学部の茶道研究会が表千家看月庵である。碩鴎棚は三重棚、二重棚、江岑棚、米棚など複数の棚の稽古ができるように考案されているという。別名宗鴎棚。

略号一覧
【古】古流
 【珠】珠光流
 【藪】藪内流
 【南】南坊流
【千】千家流
 【表】表千家
 【裏】裏千家
 【武】武者小路千家
 【江】江戸千家
  【白】不白流
  【雅】雅流
 【松】松尾流
 【徧】宗徧流
 【大】大日本茶道学会
 【都】都流

【士】武家流
 【遠】小堀遠州流
 【御】安藤御家流
 【石】石州流
 【鎮】鎮信流

【公】公家流
 【和】宗和流
 【速】速水流


2013.3.12
棚の分類を《卓》《小棚》《大棚》に変更

2013.3.13
武者小路千家を追加。

2013.3.14
分類を変更

2013.3.18
台子に追記

2013.3.21
丸卓に追記

2013.4.4
旅箪笥に追記

2013.4.16
透木を追補

2013.4.17
短冊箱・水指棚に追記

2013.4.23
三重棚に追記

2013.6.12
御家好二重棚
藪内好帛紗棚
を追記

2013.6.14
山里棚を追記

2013.8.19
杉八景棚を追記

2013.8.26
石州好糸巻棚
石州好車棚
を追記

2013.11.27
宗徧流四方斎好琵琶棚
藪内流好色紙箪笥
都流好三角棚
を追記

2014.1.29
石州流好檜扇棚
を追記

2014.1.30
藪内流透月斎竹窓好檜扇棚
を追記
香狭間棚又玅斎好
を桐木地竹柱へ修正

2014.2.20
宗徧流木瓜棚、末広棚
を追記(調査続行中)

2014.4.28
真台子 圓能斎好爪紅
を追記

2014.9.8
大日本茶道学会、麗澤棚 仙翁好
を追記

2014.9.17
御家流、弓箭台子
を追記
協力:安住樂風先生

高麗卓の一燈好を高麗台子に移動。真塗に。
高麗台子の即中斎好を一閑黒爪紅に訂正。
秋泉棚を水指棚に移動。
竹寿棚を淡々斎好に移動。
協力:川瀬表完先生

2014.9.18
二重棚|地板無
 一啜斎好を武者小路千家の棚へ移動。
 桐木地壺々透而妙斎好を追記。
二重棚|地板有
 溜塗壺々透而妙斎好を追記。

三重棚
 桐木地利休好、一閑元伯好、真塗了々斎好、真塗爪紅宗全好追記

小四方棚|隅丸
 榎木地碌々斎好追記。
 即中斎好を一閑溜爪紅に訂正。

山里棚
 桐木地竹張砂摺利休好を追記。(藪内好?)
 杉木地竹張砂摺遠州好を追記。
 春慶塗を無好に訂正

扇棚
 淡々斎好を削除。

末広棚
 愈好斎好、有隣斎好を追記

檜扇棚
 石州流好、【藪】透月斎好を追記

三友棚
 碌々斎好、又玅斎好、一指斎好、【白】大久保北隠好を追記

台子(四本柱)
 桑木地元伯好、桑木地認得斎(柏叟)好、松木地又玅斎好を追記。

及台子(二本柱)
 夕顔蒔絵を台子(四本柱)へ移動。
 青漆爪紅元伯好を筆返有に変更。
 一閑元伯好、桐木地又玄斎(一燈)好、杉木地圓能斎好、黒爪紅不休斎(常叟)好を追記

2015.3.26
 武者小路千家随縁斎好に清音棚を追加。
 江戸千家雪輪棚、米棚、亀甲棚を追加。

 

 

(協力:尾山立香さん)

2015.3.30

 紹鴎棚に大日本茶道学会の松木棚を追加。

 小棚に洞棚を追加。

 大日本茶道学会の項を追加。桂棚、高砂棚、仙翁棚を追記。

 


2016.3.21
洞棚 津田宗及好を追加

2017.05.15
桐小卓 松尾流楽只斎好、桐小及棚 石州好を追加

2018.04.09
 木屋町棚 惺斎好を追加。

 猿曳棚詳細を更新。

 猫額棚を追加。

2018.05.10
 休台子・碩鴎棚・松菊棚を追加。

 

2018.10.30

  及台子織部好・及台子有楽好を追加。

 

2021.3.31

 山里棚・比老斎好を追記。

2021.10.31

 桑木地……………【千】元伯宗旦好 を小
 桑木地……………【裏】認得斎好 を大

 と改訂

 

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「抹茶は甘い飲み物です」

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 お抹茶に抱くイメージってどんなものがありますか?
 お茶会ってどんなところでしょ?
 茶道ってどんなことしてるんでしょ?

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 実は、お茶会って愉(たの)しいところなんです!

 一般的なイメージだとしゃべっちゃいけないみたいな感じですかね?

 でも、本当はそんなことなくて、正客と亭主の会話の邪魔をしなければ、話していいんですよ。雑談はダメですけどネ(笑)

 そして、抹茶はとても甘い物なんです。

 苦い抹茶は「安い抹茶」とか「点てる人が下手」ということ。上手な人は甘い抹茶を点てられます。

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。

 月桑茶道教室では、そうしたお茶会へ行くための心構えや喫(の)み方、お菓子の頂き方など、様々なシチュエーションで体験いただけます。

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 コロナ対策は手洗いの徹底、マスクの着用にて各自お願いいたします。当日発熱の方はご参加をお断りすることがございます。予めご了承ください。
 

 12月4日は旧暦十一月十一日。冬至も近いので、仲冬の設えでおもてなしいたします。毎年恒例「栗餡善哉」をお出しします♪

 

 会終了後のおしのぎがございます。

 お時間の許す方はお召し上がりくださいm(_ _)m

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 濃茶 
 薄茶 


 定員4名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和4年12月4日(日)
 濃茶:13:00~14:30
 薄茶:15:00~16:30
 

 開始15分前までにお越しください。
 時間はあくまで目安です。時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。簡単な酒席がございます。
 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。
 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 
 

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■会費
 5000円(濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
 

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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください

建長寺

 茶友のお誘いで、建長寺の四頭茶会へ。

 



 四頭茶会というのは、主客にあたる「頭」が四人いることから名付けられた方丈で行われる禅寺の饗応になります。

 

 いわゆる禅茶の基礎にあたるものだそうで、色々面白い点がありました。

 

・気づき①

 お湯を注ぐときに天目の内側の器膚に掛け、抹茶に湯が掛からないようにしていた(抹茶をダマにしない目的か?)。

 

・気づき②

 湯は高さをある程度取って、跳ねないほどの位置から垂らすように注いでいた(湯を冷ます目的か?)。

 

・気づき③

 茶筅を湯に入れて軽く柄だけを前後に動かし、穂先はあとから動かし始めていた。

 

・気づき④

 茶筅を浄瓶の注ぎ口に挿しており、まるで口蓋のない薬罐の蓋置のようだった。

 また、茶筅の節があそこにないと、注ぎ口にさせないなーと感じた(茶筅の節があそこにある理由ではないか?)

 

・気づき⑤

 臨済宗は左進右退を基本とするということ。

 右角から入るときも左進右退なのでしょうか。

 

・気づき⑥

 開基と開山の違いをきちんと把握してないことに気づきまして、自分で調べ直しましたwwww

 

 開基:寺院の創始にあたって必要な経済的支持を与えた者

 開山:寺院の初代。

 

 これは浄土宗や禅宗の使い分けだそうです。

 

 他のお席の話はまた別の記事で♪

 


 大東京茶会2022

 

 抽選に当たったので、23日の日曜日、浜離宮まで行ってきました。

 

 正直なところ、今回の抽選方法があまりいいとは思えませんでした。

 というのは、野点は四席あり、抽選ではどれに申し込みというのは決められないからです。

 四席あるなら、四席入りたいのが、茶道家というものwwwというのを東京都の職員は理解されてないのでしょうねぇ。

 入りましたのは台東区茶華道連盟のお席で、宗徧流の若手グループの会でした。

 

 なかなか面白いお席で、2つの月を使われていたので「秋には中秋の名月と後の月とございますものね」と申し上げておきました。

 

 変わった茶杓と薄茶器で、興味をそそるとともに、建水が目を引きました。

 

 青丹波の筋建水なんですが、鉄鉢っぽい形状で軽やかに持たれていて、いやー、素敵! 棗は木地の拭漆。黒蒔絵で寿と入っているそうです。

 

 知り合い(板橋茶華道連盟の方)の先生にご挨拶して、お道具を拝見。

 

 板橋は大樋の飴釉(九代で而妙斎箱書)と紅葉の茶盌(誰だか忘れましたwが、兼中斎箱書)が出てましたね。棗は六瓢。盛蒔絵と平蒔絵が入ったものでなかなかの品でした。

 

 大目玉は、渋谷区の先生。

 なんと「珠光青磁」の本歌(といっても珠光所持ではないと思いますが同手の時代物)でした。

 

 触りたかったのですが、残念ながら、さわれません(感染対策だそうですが、科学的根拠を提示してほしいですね)。

 

 薄茶一服だけでは、満足感もなく(知り合いのところの裏でもう一服いただきましたが)、残念だなーと思いつつ、帰路に就きました。

 

 そこで、とんでもなく素敵な振り袖(本絵羽)を着ているお嬢さんを母が発見。

 

 滅多に褒めない私が思わず褒めるほどの素敵なお召し物。

 Twi友からは「なんで写真撮ってこないのよ!」と言われる始末w

 

 いや、五十のおっさんが振袖の女の子の写真撮ったら怪しかろうよwwww

 

 ということで、目に焼き付けた次第です。

 いつからだったか、私が茶筅を選り好みするようになったのは。


 あると聞けば使ってみたくなるのが、茶道家の性(さが)。


 そして、到頭、特注してしまった。

 長穂、長柄に続いて三つ目です(笑)


 翠宏園さんも初めて作られたそうです(長穂も長柄も初めてだったそうですが)。


 そしてかなり大変だったとか。


 そうでしょうねぇ……。

 だって、これですよ?(苦笑)


 穂数が16。
 少なっ!

 そもそも茶筅は穂数が少ないほど点てるのが難しくなります。

 私も今まで大荒穂(当流では荒穂といいます)を使って来ました。

 大荒穂は中荒穂に対する呼び方で、中荒穂は濃茶の陰点て用になります。

 穂数が多ければ多いほど点てやすく、穂先が折れやすくなるため、数穂以上は薄茶の点前用とされ、薄茶で陰点てに使うのは常穂です。

 平穂――16本
 荒穂――32本
 中荒穂―48本
 常穂――64本
 数穂――72本

 常穂は並穂とも。数穂は繁穂ともいいます。荒穂は大荒穂とも言いますが、24本を指す場合もあると聞いています。

 当流で中荒穂を点前に使うことがありますが、これは続きお薄で茶筅を変えられない茶通箱の点前で使います。ウチならではの点前と聞きますが、濃茶と薄茶の二種の茶通箱点前があるんです。

 何度も書いていますが、五分長も複数あります。

 長穂―――穂が五分長い
 五分長―穂と柄の両方で五分長い
 長柄―――柄が五分長い

 一般的には長穂というと五分長を指す用です。ですが、当流だとそれは「筒茶盌と平茶盌の重ね茶盌をするときだけ」なんですね。

 長柄は筒茶盌用
 長穂は平茶盌用
 五分長は共用

 平穂はどんな使い心地か早く試したい所です(笑)