洞庫(どうこ)というのは、点前座の左側(襖側)に置かれた棚で、壁の向こう側に道具を仕舞えるようになっているものです。

 

 これを、旅箪笥(利休好・宗和好)で代替できないか?というのが本日の話題になります。

 

 宗靜先生が、立ち坐りがしんどくなって、手ぶらでないとできない中、洞庫の話をしたら、他に手段はないか?とのことだったので、「旅箪笥でできるんじゃないか?」と。

 

 ただ、利休好でやろうとすると、長建水などは少々怖いので、半巾の宗和好ならば、それほど怖くないですね?という話になりました。

 

 どこに置いて、どういう手順にするのか?はまだ決まっていませんが、こうすることで、年寄りでも、点前しやすくするというのはいいと思うのです。

 

 まぁ、今回は色々考え合わせて、茶盌飾りで、建水を半東が引くということになりましたが。

 

 運び洞庫という道具の在り方、有ってもいいと思いませんか?

 よく、茶道を習われていない方から、茶道のイメージは「黙ってなきゃいけないんでしょ?」とか「ずーっと正坐してなきゃいけないんでしょ?」と言われるのですが、これは「本来無い」ルールなんですよね。

 

  小声ならしゃべっていいし、なんならしゃべらない正客とかのときは別の人が話さないと亭主が困る訳ですし、 正坐するのは菓子と抹茶を頂くときだけでOKなんですね。

 

 では、なんでこうなったんでしょう?

 

 一つにはテレビのステレオタイプ的な撮影も一つの原因でしょう。

 

 亭主と正客の言葉を拾いたいから、当然連客に無言を強いる。

 

 実際の茶会で、連客が無言なんてことはないです。小声でおしゃべりしてる方結構いらっしゃいますよ。

 

 それと、禅宗の坐禅のイメージがあるのかもしれませんね。

 

 そしてもう一つはいつも言っているのですが、「敷居が高いと言われますが」とか言ってた人たち。こういう人たちの言動が「堅苦しくてハードルが高いようなイメージを植え付けた」という側面もある訳です。

 

 こうした人達は、自分が習っている茶道を高尚なものにしたがるんですよ。

 

 ほら、意識高い系というやつです。

 

 茶の湯は「茶盌一つ持ちたる者」も参加して良いと言われた北野大茶会も有ったように、別段金持ちの物ではありません。

 

 誰でもがやっていいものであり、なんなら点前を覚える習い事ではないんです。

 

 例えば、とある所作の「目的」と「意図」が理解できていないのならば、それはまだまだ浅い――と言わざるを得ません。

 

 茶道は、茶の湯は、もっと誰でもやっていいものであり、もっとその愉しいところをアピールしましょうよ。

 

 「礼儀や作法を身に着けられます」というよりも、漆器や陶器といった道具の扱い方(メンテナンスなども含む)を覚えられるので日常生活の彩りを豊かにできますよ(プラスチックばかりで味気ない道具に囲まれるのではなく、陶器や漆器を使った日本古来の生活をできる)とか、言ったほうが興味でませんか?

 

 茶会では、客に作法を求める亭主は駄目です。

 

 といっても、指輪などの装飾品は外してくださいとお願いしますけれども(笑)

 

 でも、茶盌はこう回すんです!とか、お菓子はこうしてくださいとか、あまり言わなくていいんじゃないですかね。習ってる人(自分の社中や同門の後輩)にはいいんですけれども。

 

 

「いの字3回、縦に手を振る。はい、茶筅を持たない!手の中で遊ばせる!」

 

 私の指導はこういう感じ。

 

 この「茶筅を持たない」というのは、特に独特であろうことは解ります。

 

 しかし、この穂先を振らない茶筅の扱いが「抹茶の均一性を高める」効果があります。

 

 抹茶の均一性というのは、湯と茶がバランスよく均一に混ざることで、バランスよく均一に混ざらないと「粉っぽい」状態になります。

 抹茶と穂先がじっくり触れ合うことにより、湯と抹茶が均一に混ざるわけです。

 

 この状態にしてから、穂先を振るのでなければ、美味しさが引き出せていません。

 

 この技術は、特に難しいことではないので、実際に自分で試してみていただきたいと思います。

 

 下手でも、味が変わります。

 

 この点て方、ウチの弟子たちは全員できるようになりまして、お茶がぐん!と美味しくなりました。

 お茶会も近づいてきまして、花を買いました。


 今年は季節が変なのか花が二ヶ月も早くに咲きすぎるなどが起きていまして、花を増やすことにしたのです。


購入候補は


水虎の尾

鬼下野草→見送り

赤花河原撫子

大文字草

秋の麒麟草

大島野路菊→見送り

女郎花

蔓人参

金水引


 となりました。


 前々から欲しかった金水引、今回見つけて惚れた赤花河原撫子、可愛い蔓人参、定番の女郎花など、バリエーション豊かにしましたが、果たしてどれだけ使えるか。


 水引は花芽の付き始めたものとまだのものがあるので、間に合うと思います。銀水引は間に合ってほしいなぁ。


 秋明菊は蕾がありますが、残っているかどうか……。


 芒はまだまだ穂が出る気配はありませんねぇ。最悪、葉として使おうかと思ってます。花入が、大きいですからね!


 今週末にはお花が届きますので、植替えをします!


 無事根付きますように(ー人ー)

 
 

 

板橋区文化連主催の板橋区文化祭にて板橋区茶華道連盟のお茶会・花展が催されます。

 

令和5年9月30日 (土)・10月1日(日)の両日です。

 

本年は10/1に私もお席を持つことになりました。この機会に是非都流をご覧いただきたいと思います。

 

茶券は前売り券(三席券)が三千円です。

皆様のご参加お待ちしております。

 

・広間席
 9/30 表千家 野澤宗美 10/1 表千家 切田宗順

 

・青渕亭(六畳)8〜10名

 9/30 裏千家 奥長宗惠 10/1 表千家 平澤宗光(公募席)

・洗心庵(四畳半)7〜8名
 9/30 江戸千家 武井宗房 10/1 都流 内田宗地

 

席入は3時半最終ですが、各部屋の受付は早く終わりになる可能性もございます。また、茶席はすべて入れるとは限りません。予めご了承のほど宜しくお願いいたします。

 

お問い合わせ先
darkpent●gmail.com
●を@に変えてお送りください。