https://lh3.googleusercontent.com/sitesv/AICyYdbwx9HrtT4BFTAMAoyuybLh_5cq7p8wo-wEgXQ4audB6t7XjIvyxtYrbfXh5FP3Ivuz27tRYOBIwlN8X-aza4biJ7wFaIvL7ciyxqzWh_sgyT8UREwvUOIWil3VGwkpmJ8Sk9d_tvU3J3QJ4tihFNK6I24TTMg2cBVZMF8b03vmXwn6_ArHSotUNXWOnSCJF92uRbTtZQXjNtam7U5HDpo-HgNXwn1he5K0=w1280

 

 10/11(土)、小雨の中、板橋区茶華道連盟の大宮先生の代理として、一人で豊島区さんに伺いました。

 

 

 豊島区さんにお邪魔するのは初めてです。目白庭園も初めてのため、迷うといけないのでタクシーで向かったら、タクシーの運転手さんも道がわからないらしく、右往左往してしまいました。

 

 なんとかたどり着いて、受付してご挨拶。身支度をして待ちます。こちらでは茶室と立礼の2席とのこと。赤鳥庵という立派な建物が、池に面して建っています。茶室からは残念ながら廊下を挟むため、借景という風にはいかないのですが、雨が降っていなければ、帰りに散策したいところでした。

 

 茶室が表千家さんで、立礼が表千家看月庵さん。まず案内されたのは茶室の方です。表千家の永沼宗舟先生がお席主です。

 

 招待客なので、上座に入りまして、高上がりのご挨拶。

 

 残念ながらあとから入ったため、床の拝見と道具の拝見は省略。

 

 床には山雲海月情の字が。花入と香合は見えませんでした。

 風炉は朝鮮風炉。

 棚は即中斎好の小四方棚。溜塗が深く、薄暗い茶室だと真塗かな?と見間違えそうなほど。

 

 水指は浅葱交趾の末広、蓋置と建水はよく見えません。

 

 私、末広水指はよくある組み合わせだなと流してしまったのですが、蓋が肝でした。

 

 末広水指も即中斎好で(この御席は即中斎尽くしだったので)、蓋が本歌と同じ「富士形」とのこと。

 

 よく見てみるとつまみの周りが凹んでいて、なるほど、富士形です。

 

 とすると、この末広は「逆さ富士」だったのですね。

 なるほど、富士として組み合わせるはずだ……と今までの疑問が解けました。

 

 棗も茶杓も拝見したのですが、逆さ富士のことで頭がいっぱいで、抜け落ちてますね(笑)<数日経っているのもありますが。

 

 

 

 

 


購入元:ヤフオク
購入額:☆

 諫鼓鶏【かんこどり】とは、「古代支那の名君である禹王(一説には堯王・舜王,禹王の三人)は、朝廷の門外に鼓(太鼓)を設置し、王に諫言したい民がいれば鳴らさせた」という伝承に基づく古寺で、この諫鼓が鳴らされず苔むして鶏が止まるほど太平の世であることを意味するそうです。

 華流歴史ドラマや華流時代劇などでもお馴染みの太鼓ですね。

 この香盒は鼓になっていますが、こんな蓋置があってもいいですねぇ〜♪

 

購入元:ヤフオク
購入額:★★★★★☆
 
 惺斎好の卓下建水は、青漆爪紅小卓のために惺斎が好んだ建水で、つまり「塗りの棚に合う」もの。
 
 我が家には卓下建水を使う棚が四つあります。
 
・桑小卓 仙叟好
・米棚 不白好
・雪輪棚 一元斎好
・笈棚 珠光好
 
 この内、笈棚には、南蛮建水として素焼の楽の灰器を用意しました。米棚には唐銅鉄盥です。
 
 あと二つ、なにかないかと探していたのですが、これを観た瞬間、「これだ!」と直感。
 
 作者を確認すると、吉村楽入先生。
 
 うん、やっぱり好きなんだわwwwwと母・宗靜と二人で笑いました。
 
 これは、一元斎好の雪輪棚に合わせようと思っています。
 
 あともう一つは、何がいいですかね?
 
 毛織(モール)の平建水か、黄銅の平建水か。悩みます。
いい建水が見つかりますように。
 
 杉並区のお手伝いに裏方へ。
 
 すると、いつもと様子が違います。
 なにやらアンドロメダ艦隊が準備されています(世代w)

 
 これは、ティーポットなんですが、本来は浄瓶(じんびん)というものでやる四頭の手法で「お客様の眼の前で点てる」というではないですか。
 
 休憩に入る人がいたので、代打でお運び(点てるのもします)。四頭を知っていたので別段、出来ないこともありませんし。
 
 まず、茶筅と右手で外して、その手で袂を避けながら、湯を注ぎます。茶を避けながら注ぐのは意外と難しい(土瓶ですし)。
 

 
 湯が入りましたら、いつも通り、まっすぐに茶筅をたて、柄を「い」の字3回。縦縦縦と煉って、シャカシャカシャカ。
 
 素人さんや、観光客にはパフォーマンスとしては面白く、点てるところを興味深くご覧になられていました。
 
 これは私も取り入れてもいいな、と思った次第です。
 
※写真の点てているのは私です。

 月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。
 
■月桑庵の特徴
点前偏重はしない
 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。
 主客というのは「亭主=点前をする人」と「正客=連客の中で一番上座に座る人」のことです。
 
 点前偏重というのは、お茶を点てることばかり教えて、お客さんとしての振る舞いとか、道具の由来や掛軸の意味、お菓子の種類と食べ方などを教えないということです。
 
 慣れてくれば正客の稽古もできますし、さらには御詰め(末席のお客さん)の稽古もできます♪
 
 月桑庵はそういうところを大事にしています。
 多くの教室は、免状や許状などをとることを主眼にしていますが、月桑庵はそういう点を重視しません(急がれる方は特訓しますけど)。しかし、自分で恥を掻いて覚えるものよ!という言い方もしません。
 
 

先生の点前が毎月見られる
 そして、毎月「お茶会へ行こう」を開いておりますので、私の点前を見ることができます。
 普通の教室ではだいたい年に1~2回見せていただければ多い方などという話を聞きますが、下手をすると、先生の点前など見せてもらえないなんてお教室の方が多いらしいです。
 
 ですが、月桑庵では毎月薄茶と濃茶の点前を私がさせていただいております。
 自分と何が違うのか、よーく見ていてください。
 
 

お茶の雑学が学べる
 私がいろんな流派に関心があって、歴史が好きで、道具の由来が大好きなので、いろんなお話をいたします。道具組みのお話もいっぱいいたしますよ。

 
 
■都流って?

 当流は「表千家都流茶道」が正式な名前です。
 でも、表千家と名乗りながらも、表千家さんからの分流ではありません。
 家元先生は「荒木宗仙」とおっしゃいまして、信長に叛旗を翻した戦国武将として有名な「荒木村重」の子孫にあたります。直系ではないそうですが(荒木村重の三男の家系のようです)、家伝として茶道が伝わってきたとか(お寺に)。

 荒木村重は、信長に仕えていたころから「数寄者」でありましたが、信長の死後、大阪に戻って利休に師事して千家の茶を学びました。利休十哲にも数えられるほどの数寄者でした。茶名は「道薫」といいます。

 大正時代になって、『広く大衆に弘めたい』と発起され、上京し、流派を興したそうです。



■稽古日
 土曜日教室/内田宗地
  第二土曜日、第三土曜日、第四土曜日
  第一日曜日、第二日曜日、第三日曜日、第四日曜日

  祝日から2回
  お茶会へ行こう・お茶事へ行こうの日はお稽古なし

  お茶会へ行こうの前日は準備を手伝う人だけ稽古あり

  お茶事へ行こうの前日は稽古なし

 その他平日・祝日についてはご相談ください。
 

■料金
 月謝制
 入会金/一カ月
 5,000円+

「お茶会へ行こう」または「お茶事へ行こう」の参加費は別途頂きます。

・その他
 水屋料 1000円/回または2000円/月

 ※水屋料は奥伝以上より頂きます。

 ※水屋料とは道具の片付け方やメンテナンス方法の教授と水屋道具、消耗品の使用料です。


 薪料   1000円/都度

 ※薪料は炭点前をするときだけです。


 中元・歳暮 年二回(1ヵ月分の月謝と同額)
 初釜   別途
 流茶会(年一回) 別途
 教授会(年一回) 別途

 点前料 5000円(お茶会の際に点前をする際にいただきます)
 ※演奏会などのエントリーフィーみたいなものです。

 ※学生は割引があります。




■内容
 点前は、三千家と似ているようで違い、武家茶とも異なる茶道は、古流に近い流れを持ちます。丁度、古流から利休を経たのち、古田織部が武家茶を確立させる前の手であることが解ります(荒木道薫は利休十哲の一人。直伝されているとされます)。

 特徴としては、裏千家と同じようなふっくらとした泡立ちの薄茶と、棚物に飾り残しをしないこと、宗旦以後の棚物については使ってもいいことになっていますが、原則として邪道とすることです(邪道とは数寄であって本道ではないということです)。

 月桑茶道教室は内田宗靜(母)と内田宗地(私・男)の二人で教えております。男の点前と女の点前とが教われます。

 茶道を習われる方には着付けを無料でお教えします。

お問い合わせ先
03-3554-4345(自宅)
darkpent■gmail.com(■を@に替えて送信してください)