先日の板橋文化祭茶会で、お客様が仰っていたことがずっと耳に残っているのですが、「厳粛なお茶会もいいのだけれど、こんなに愉しいお茶会を開いていただければ、きっと茶道人口がまた増えます。また来年も愉しみにしております」というお言葉。

 

 これは、勿論リップサービスも含まれているでしょうが、本音が垣間見える気がいたします。

 

 というのは「茶道人口が減っている」という危惧は、指導者全員の共通認識だからです。

 

 厳粛な茶会というのは、本来の茶道とは関わりないことだと思います。

 

 というのは、茶の湯は問答ですし、客同士の会話というものも花を添えるものであるからです(主客の問答を邪魔しない程度ならば)。

 

 つまり、シーーーーンとしてなきゃいけない場面ってほとんど無いってことなんですよ。

 

 で、厳粛でない茶会というのはカジュアルか?というとそんなことはない訳です。

 

 これは話芸の一種のようなものなので、それこそ噺家の親戚って話になっていく訳ですけれども、ハードルを下げるのはカジュアル化では決して無いことだけははっきりしています。

 

 大切なのは、「未経験者に愉しさをわかりやすく伝える」ということなんですね。

 

 勉強すれば分かる、体験すれば分かる、では駄目で、お茶会に来てもらうためにはどうしたらいいか?なんですよね。

 

 当日券も大事ですが、もっとネット告知やネットでもチケット販売などに力を入れていく必要があるでしょうね。
 

 ただし、ネット申し込みだけにしてしまうのも駄目だと思いますが。

 

 茶道人口を広げて、次世代に正しいことを伝えるためには、「なりふり構わず、愉しさをアピールする」事が大事ですね!

 本日は旧暦九月十日、癸卯壬戌乙卯。

 

 二十四節気の第十八で「霜降(そうこう)」です。

 朝露が凍えて霜が立つというのがこの霜降の季節です。
 土が盛り上がり始めて、朝早い時期には霜を見ることができるようになります。この頃の霜はあっという間に溶けてしまいますけれども。

 『暦便覧』では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と書かれています。

 さて、とうとう衣更えです♪
 霜降は初袷ともいい、これから小雪になるまでのあいだは人形仕立ての袷の時期になります。昼間は立冬を過ぎるまでまだ暑い日があったりして、着脱ぎできる羽織を多用する時期になります。

 また、褝羽織が役立つ季節でもあります。

 袷に代わると「そろそろ炉開きの季節だな……」という気持ちになりますね。今年の玄猪は10月29日(旧暦十月二日)なので、もう直ぐですよ♪

 この時期はまだ炉になっていないので難しいですが、掛軸としては「秋霜以律己」「経霜楓葉紅」「霜葉満山花」など如何でしょう?

 本日は旧暦九月九日、重陽の節供です。


 別名菊の節供でもあります。

 茶道でも馴染み深い「陰陽」と「五行」ですが、これらは十干十二支にも関わっています。
 十干とは太陽が十個あって、毎日違う太陽が昇り十日で一巡すると考えられていた商民族の思想です。王族が十氏族あったとされ甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の王族があったといわれています。

 十日で一巡することを旬といい、一か月が丁度三十日であることは月の満ち欠けによりますが、三旬してひと月になるという符合は面白いと思います。

 五行は五惑星に相当するといわれ、、水星・金星・火星・木星・土星と符合します(というよりも、符合して名づけられたと考える方が正しい)。

 この十干、陰陽、五行は元々別の思想でしたが、徐々に結びつき、春秋戦国時代には陰陽五行説として定着します。

 十干と陰陽・五行は簡単に結びつきます。五行を陰陽に分ければ十干となりますので、自然な流れでしたが、十二支の方は月との結びつきによります。一か月は三旬ですから、陽の旬と陰の旬が交互に来ると考えると、月はもともと陰陽に結びついています。月も平均29.5日ですから、陽月と陰月に分けて30日と29日の月が生まています。これが五行と結びついて年を示す暦(六十年)が一巡するようになります。太陰暦は354日で、月平均29.5日、つまり陽の月と陰の月があることになります(奇数月が陽の月で29日、偶数月が陰の月で30日)。

 これは日にも振られ、360日で一巡しますので若干ずれます。ですが、実際には公転日数は365.2422日ですので、一年ごとに太陽の動きとは徐々にずれて行きます。正確には月の公転日数による一年は354.3671日で11日ほど短くなります。このため、三年に一度閏月を置いて暦を修正します。

 さて、数字に陰陽があり、同じ数字が重なることを重陽といって、古くは凶事の日として祓いをしたものですが、いつしかそれが祀りとなり、祝いの日とされるようになっていきます。元日を除いた三月三日(上巳)、五月五日(端午)、七月七日(七夕)、九月九日(重陽)と、一月七日(人日)を合わせて五節供と言います。ここにも五行の思想があります。面白いのは十一月十一日は数えられないのですね(笑)

 これは、十干の外の数字であるからとも言われます。

 さて、重陽の四節供がいつごろから祓いから祀りに変わったのかは、正確に分かってはいませんが、孟嘗君の故事から、既に戦国時代には祝い事と一般にとらえられていたことが解ります。ただし、貴人たちは本来の意味から凶事を祓う意味として執り行っていたことも窺えます。

 本来は四節供すべてが重陽なのですが、上巳・端午・七夕と呼ばれるようになり、重陽という言葉は九月九日を指すようになったのも春秋戦国時代と考えられています。上巳が桃の節供、端午が菖蒲の節供、七夕が梶の節供と呼ばれるように、重陽も菊の節供と呼ばれます。

 重陽の節供に因んだ席では、菊花酒(菊の花弁を散らした酒)を振る舞ったり、秋雛をしたり、長寿を祝うために「茶是長寿友」の掛軸を用いたりします。ちなみに、明治以降十六八重表菊は使用が禁じられ、皇室の紋として「菊の御紋」と呼ばれます。弁数を減らした十五菊、十四菊、十二菊や十菊、などが用いられ、代紋とされています。

 相応しい掛軸としては「茶是長寿友」「采菊東籬下」「秋菊有佳色」あたりでしょうか♪

 

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「抹茶は甘い飲み物です」

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 お抹茶に抱くイメージってどんなものがありますか?
 お茶会ってどんなところでしょ?
 茶道ってどんなことしてるんでしょ?

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 実は、お茶会って愉(たの)しいところなんです!

 一般的なイメージだとしゃべっちゃいけないみたいな感じですかね?

 でも、本当はそんなことなくて、正客と亭主の会話の邪魔をしなければ、話していいんですよ。雑談はダメですけどネ(笑)

 そして、抹茶はとても甘い物なんです。

 苦い抹茶は「安い抹茶」とか「点てる人が下手」ということ。上手な人は甘い抹茶を点てられます。

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。

 月桑茶道教室では、そうしたお茶会へ行くための心構えや喫(の)み方、お菓子の頂き方など、様々なシチュエーションで体験いただけます。

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 コロナ対策は手洗いの徹底、マスクの着用にて各自お願いいたします。当日発熱の方はご参加をお断りすることがございます。予めご了承ください。
 

 10月29日は旧暦九月十五日ですのが、重陽に因んだ設えでおもてなしいたします。

 

 会終了後はおしのぎに【季節の松花堂弁当】がございます。

 お時間の許す方はお召し上がりくださいm(_ _)m

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 濃茶 
 薄茶


 定員5名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和5年10月29日(日)
 濃茶:13:00~14:30
 薄茶:15:00~16:30
 

 開始15分前までにお越しください。
 時間はあくまで目安です。時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。簡単な酒席がございます。
 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。
 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 
 

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■会費
 5000円(濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
 

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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください

 


 大分前に投稿した第十服を構成し直しました。

 内容は変わらないのですが、文章の並びや言い回しなど、読み返すと分かりにくく感じたためです。

 この回は、畠山氏の内訌が何故起こったのかを説明している回で、読み飛ばしてもいい回なのですが、読んでおくと後々深みが増してくるという回になっています。

 そろそろ、六角氏とか北畠氏も調べないといけなくなって来るので、またぞろ資料を買い集めないとなー。

 現在、第二章 苞蔵禍心 第十二服 受持戒律は1931字。

 このまま書き進めます。