炉の火箸は桑柄だけでなく、桜皮巻・唐木・黒柿などがあるそうです。私は蕨頭の竹皮巻を一つ持っていますので、あと一種、探してみたいと思います。


 風炉はと申しますと、一つは霙点前をするので火箸が要りません。なので


・長呂儀

・鳥頭

・椎頭

・松笠

・宝珠

・渦巻

・菊

・玉頭


 などがあり、特に扱いはありませんので、五種好きに集めようかな?と。


 長呂儀と鳥頭は欲しいと思います。あとは象嵌物ですね。やはり、変わったものが欲しいのですけど、ここは無難に四方透ですかねぇ〜?


 干支火箸も集めていたりしますが、これは余興ですね(笑)


 台子十二ヶ月計画も、残すところ竹台子大と火箸だけになりました。






念願の近江八景芋頭水指です!

入手経路︰ヤフオク
値段:⭐⭐⭐★★★

⭐=★★★★★

 城楼棚に相応しい水指をということで買い求めたものです!

 近江八景に城楼棚、銘「天守」の茶盌、銘「沖の岩」の茶杓、金の瓢中次、雁金瓢箪……

 あとは丹頂鶴の道具と桔梗の道具と滝川の道具がほしいところ。

 滝川なら、「せをはやみ」の歌銘をつけたアレを早速使います?(笑)

 それもいいですねぇ〜。

 三月(新暦4月)が愉しみでなりません!

入手経路:ヤフオク
価格:★★★★★★★★★★★★

 江戸間用の真台子を手に入れました。
 まず、感じたことは「京間用とあまり変わらない」ということと、左右に2目ずつの余裕ができることです。

 つまり、火箸が置ける訳です。

 では、寸法のおさらいをしてみましょう。

『茶道筌蹄』には「台子 真 大小。真の台子は唐物写し、千家所持は盛阿弥作、大の方を当時写し来る、小の方は利休時代より千家伝来ありしを中頃より伝はらざるよし、是を如心斎興す」とあり、大小あることは確実で、如心斎の頃には失われており、復刻したことが分かります。

 また『千家茶事不白斎聞書』にも「真の台子大小、台は風炉用、小は炉用、是は唐に而高官の膳也、昔越前永平寺とふけん和尚入唐之節持帰りたる台子を、日本に而茶の湯之台子に用、珠光譲請用、小に風炉置事なし」とあり、如心斎の弟子である不白もこれを用いていたことが分かります。

 真台子の寸法はいくつかあり、「盛阿弥形真台子、四本柱惣黒塗、不審庵に有之利休所持、盛阿弥作之台子なり。」と書かれています。どれも盛阿弥が作った物である訳ですね。

以下寸法を見やすく表記します。

惣高   二尺二寸分中
地板
(下面) 三尺一寸(93.93cm)
(上面) 二尺九寸六分半
 巾   一尺三寸九分
 厚さ  一寸三分
 上の巾 六分少し

天板
(上面) 二尺九寸九分
(下面) 二尺九寸五分半
(奥行) 一尺三寸八分
 厚さ  五分半
 下の巾 二分少し

 長   二尺二寸
 太さ  六分半面合半六分にもする

柱間内寸 二尺七寸四分
横柱内寸 一尺一寸二分

 という寸法になります。現在一般的に売られている京間用よりも大きいことが分かります。これだと、縁に載せて使っていたことになりますね。これはおそらく大台子の寸法ではないかと。

利休好 真の台子 盛阿弥写。
惣高  二尺二寸
地板 長三尺(90.9cm)
 巾  一尺四寸二分
 厚  一寸四分
 チリ四分
天井 長三尺二寸
 巾  一尺四寸
(厚) 六分

八分四方メン一分、チリ三分

 こちらは現在の京間用とほぼ同じです。

 これに対し

長さ  二尺八寸六分(86.658cm)
惣高  二尺一寸六分半
横   一尺三寸八分半。
地板厚 一寸三分
天井厚 六分
太さ  七分面分中、端ハミ一寸九分
但内前七分つ丶両脇ともそとよりよけなり。
柱竪所にて柱と柱との間
内法  二尺五寸八分
同横の方柱
内法  一尺一寸五厘
天井板丸如斯
天井板の下の丸み
ナデカクをろし一分半
地板の両方ナデカクのをろし二分八厘

 こちらは江戸間用の寸法に同じです。
 これが炉用ということで問題無いわけですね。

 で、置いてみた結果、今日の飾り方や点前とは大分違っていたのではないか?と考えられます。

 風炉でも炉でも、台子は茶巾を中央に置くのですが、これは特に問題ありません。

 問題は蓋置です。

 今回やったのは平点前なので、蓋置を畳に下ろすのですが、これが不自然に感じます。蓋置を何処に置きつけるのか?という命題に当たりました。

 普通で考えると台子の左端に置くことになるのですが、それだと正面を向いた点前しか出来ません。

 しかし、炉の点前は斜め右を向くのが基本。そうなると、台子中央に置くのが良いとなりますが、そうすると建水が奥に行き過ぎて溢すのに遠すぎます。

 つまり、炉の向きで点前をする平点前では「皆具を使えない」という結論に至りました。

 皆具は本来台子から下ろさないで使う物ですから、畳に置きたいのなら運び出すか、寄せ皆具にして、下ろしても良い状態にすることが必要です。

 つまり、炉で皆具を使う場合は奥秘の点前を前提としなければならないことになります。

 この辺り、もう少し実験してみたいと思います。

 新暦12月に行いました「お茶会へ行こう」の記事をまだ書いていませんでしたので、遡って書いておこうと思います。


 少しずつ、人も戻って来てくださいまして、有り難い限りです!


 久しぶりにWAさんがお見えになり、茶友さんをお連れくださいました。


 実はこの回は今年度の「台子月」だったのですが、残念なことに購入した真台子小が間に合わず、長板で代用しました。


 旧暦令和五年十一月五日

      癸卯年甲子月己酉


 軸 『冬嶺秀孤松』有馬頼底老師筆

  花入 竹 一重口掛花入

   花 季のもの


 釜 間取霰達磨釜 菊地政光作

  炉椽 柿合 竹朱蒔絵


 棚 長板小 随流斎好 永田宗伴在判

  皆具 黄交趾十彩

  茶器 阿古陀茶入 如心斎好 吉田一峰作

  茶盌 主 大阪萩 井戸 味舌隆司作 銘『淡雪』

     次 黒織部 谷口祥八作 鬼佛庵贈

  茶杓 厳島神社榊 永田宗伴作 銘『神楽』

  火箸 桑柄 木村清五郎作

  菓子器 朱塗 円菓子 鬼佛庵贈

  菓子  栗餡善哉

  御茶  神楽殿 城州宇治 山政小山園詰


棚 四方棚 而妙斎好

  水指 青磁 太鼓胴牡丹唐草 手塚祥堂作

  飾棗 扇面蒔絵平棗 山崎宗兼贈

  茶盌 主 赤楽 木守写 佐々木松楽作 拙銘『天守』

     替 仁清 松に梅 鈴木清安作

     替 志野 加藤秀三作

     替 粉引 喜寿文 水野双鶴作

     替 青楽 拙作 銘『嘘八百』

  茶杓 三節 「唐鋤星」

   建水 備前 笑窪 木村陶峰作(嶺)

   蓋置 煤竹 中節(底)

  菓子器 銀仕上 四方盆

  菓子司 推古    武州江戸 虎屋

      和三盆糖  洛中烏丸 亀屋則克

      わり氷    加州金沢 村上

  御茶  四方の薫 城州宇治 山政小山園詰



 旧暦十二月二日は細川三斎の命日です。

 細川三斎は茶名を宗立、諱を忠興といいます。

 細川幽斎(藤孝)の息子で、豊前小倉藩初代藩主、のちの肥後細川氏の祖となった人物で、利休の高弟でもあり、三斎流の祖とされる人物です。利休の忠実な弟子であったといわれ、ものまねにならぬよう師から窘められたとも言われます。

 利休が堺に蟄居を命じられたとき、古田織部とともに見送った人物でもあります。

 このとき利休が三斎に贈ったのが名杓「ゆがみ」。
 へうげものとして名を成した織部に贈ったのが名杓「泪」。

 普通に考えると逆に贈るのが正しいようにも思えますが、そこは利休、教えを忠実に守りすぎる三斎に対しては「破」を、奔放に自分の茶を具現化する織部には「守」を贈っています。愛すべき弟子に足りないものを見つめ直させるために贈ったのでしょうか。

 三斎忌には熊本の立田自然公園内の茶室「仰松軒」で三斎流の茶会が開かれます。

 細川家の永青文庫には

・黒楽 長次郎作 銘「乙御前」 利休贈
・唐物茶入 利休尻膨 秀忠下賜
・瓢花入 千利休作 銘「顔回」
・茶杓 千利休作 銘「ゆがみ」
・南蛮芋頭水指
・井戸茶碗 銘「細川」

 などがあり、やはり三斎忌にはこれらの写を取り揃えた道具組をしたいものです。