毎年七夕に用いています瀬田掃部作『石原休伯様』写 銘『観月』です。
この本歌である『石原休伯様』は 添状によれば、松浦鎮信公が持っていたもので、金森宗和が一目見て美しいと称えたとのこと。鎮信公より石原休伯へ遺され、石原休伯より大庭慶閑へと伝わり、大庭慶閑より穂時筑前に与えられた。しかしながら、予が持っている(予は誰か不明)……という由緒になります。
瀬田掃部は、掃部形とよばれる茶杓を好んで削った人物でその本歌は利休から送られた『瀬田』です。これは瀬田掃部が持っていた大きな平高麗茶盌を近江の湖『琵琶湖』に見立てて「瀬田の唐橋」に茶杓を見立てたということですので、私も大きな絵高麗茶盌に『不忍(しのばず)』と銘してそこに架かる橋の名前から茶杓に『観月』といたしました。
東京で一番大きな池が不忍池で、そこに架かる橋が観月橋だから……ということです。
石原休伯についての考察は過去記事(【道具】由緒の追跡〜瀬田掃部作『石原休伯様』〜)をご覧いただくとして、なかなかおもしろい茶杓でしょう!
是非、拝見にいらしてくださいませ☆彡
