ふたりの画家クレーを見ていると マグリットは大層まじめだったんだなと思えてくる 奇想天外な世界を表現したとはいえ 隠したいものは隠していますという姿勢をもって 私たちと向き合ったのだ 明確な謎を正々堂々と示したのだ 対するクレーは にじみ出るものを表現した それは音楽に造詣が深かったことにもよるだろう 音の醸し出す色のような感覚で 暗闇の中に浮かび上がるものを 自身も謎なのか単なる現象なのか 確信はもてないままに描いたのだ