閲覧ありがとうございます、八月一日空です。
以前、2回に渡って性依存とタバコ依存とどう向き合うかについて紹介しました。
なので今回は女性にとっては重要な問題である恋愛依存症について紹介します。
そもそも恋愛依存症とはどんな依存なのかというと、相手の事にのめり込んでしまったり、恋愛をしていて常に不安な状態が続く症状です。
これだけでは一体どう依存と繋がるのか不明瞭ですが、ここにもう1つ人間として持っていて当然な願望を足すと分かりやすくなります。
その感情とは「好きな人とは一緒にいたい」という感情です。
恋人や好きな相手に対してなら誰でも1度は持ってしまう感情ですが、恋愛依存症の人はこの思いが不安として強く出てしまいます。
よく「私はこの人以外とは幸せになれない」と思ってしまう人は、恋愛に依存している可能性が高いです。
恋愛をしていて、常に相手と一緒にいなければ落ち着かない、相手の事を考えるだけで精一杯、これが恋愛依存症といえる基準です。
他にも相手中心の生活になっていたり、相手を繋ぎ止める為に高価なプレゼントをしたり、デート代を毎回出してしまったり、こういった時間やお金さえ大好きな人の為ならば差し出してしまうのも恋愛依存症の特徴です。
ではなぜ恋愛依存症になってしまうのかと、幼い頃の体験や今の交友関係が原因とされています。
例えば幼い頃から友人がいなかったり、いじめを受け仲間外れにされてきた人は恋愛依存症になりやすい傾向があります。
誰でもありえる話ですが、仲の良い友達に仲間外れにされると傷付いてしまうのは当然です。
ですが恋愛依存症の人は、この仲間外れされた事が強く残ったせいで相手に対して「離れないで!」と強く考えてしまいます。
だから本当に好きになった相手と過ごしていても、いつ突き離されるか不安なだけなのです。
少し論点はズレますが、そもそも恋愛体質と恋愛依存はどう違うのかというと、恋愛をする前提とその後の行為が違います。
恋愛体質の人は惚れっぽく、常に心が動きやすい人が多いです。そのため恋愛に夢中になったら止まらないのですが、そうであったとしてもある程度のラインはあります。
「相手とお金の価値感が合わない」、「この人と結婚したら多分幸せになれない」と今好きな相手と付き合っていてダメな所やデメリットがある場合は、別れて次の恋愛へ挑みます。
これは普通の恋愛でも当然といえるかもしれません。
ですが恋愛依存症の場合は、この相手のダメな所やデメリットさえ良い事なのか、今後上手くそれと付き合っていけるのかという判断が出来ないのです。
「もうこの人に捨てられたら、この先自分は一生幸せになれない」、「これ程好きになった人に嫌われたくない」という切実な思いがどうしても先行してしまいます。
つまりリスクや恐怖を自分で切り離す事が出来るかどうか、これが大きな違いとなっている訳ですね。
確かにあまりにも相手に依存しすぎているとそれも中々怖いですが、何度も言う通り、過去になにかしらの理由や環境があって今がある事を忘れてはいけません。
辛い話ですが、恋愛依存症を克服するためには、何故自分はその人にそこまで固執してしまうのか、自分の幸せとはなんなのかについて1度じっくり考えて自分を見つめ直してみましょう。
この恋愛依存とは人間であれば、誰でも陥ってしまう怖い症状です。なのでこの恋愛依存がある特定の人物に向けられた時の恐怖と接し方については、また今度紹介します!
現在はフリーですが、普段はシナリオや記事ライディングを主に活動しております。
その他にも小説、作詞、絵本のレイアウトなども行っていますので、よろしければそちらの活動もご覧下さい。