閲覧ありがとうございます、八月一日空です。
以前、空想上の想像やストレスなどによって起こりやすい想像妊娠について紹介しました。
今回は同じく性をテーマに性依存について紹介します。
性依存とは簡単にいえば、性行為に対しての依存をしている事で一般的にはセックス依存症と呼ばれています。
こうなんだかセックス依存症を聞くと、セックスに依存していたりセックスを止められない様に聞こえます。
ですがセックス依存症と性依存症は、厳密にいうと違う所があります。
セックス依存症とは性依存の一部であって、セックスをしないから性依存ではないという訳ではありません。
性依存症の傾向としてみられるのは、以下の行動です。
- 自慰行為
- ポルノグラフィや想像、過度な雑誌などの収集
- 乱交や売春行為
- テレホンセックスや、チャットなどを媒体に行為をする事
乱交や売春なら性依存だとはっきり区別と認識が出来ますが、他は意外だと思います。
つまり性行為をしていなくとも、自慰行為や行きすぎた想像も性依存に含まれるのです。
最近有名なチャットサイトなどでもチャHと称した部屋も立てられる事が多いですが、これも性依存症の判断基準となってしまいます。
そしてこういった行動の他にも、判断基準はあります。その判断基準は以下の4つです。
- 1日に30分以上、性的想像や行為に時間を費やしてしまう。
- 普段ストレスや辛い事を忘れたい為に行為に及んでしまう。
- なにかしらの性行為や想像、自慰行為の後に罪悪感を感じる。
- 普段生活していて、頭の中からその事が離れない。
この4つのうち、1番2番の事をして、もし罪悪感を感じたり普段の生活に支障をきたす場合は性依存症といわれます。
今まで性依存症とはただの依存として扱われてきました。
そのため日本でもただの依存として、時々差別的な視線を向けられた事も多いです。
しかし病気ではないため、カウンセリングを受けたとしても結局慰めにしかならないなど、扱いが難しい問題でした。
それが2013年に「DSM-5」というアメリカで出版された、精神疾患の国際的な判断基準では「過剰セックス障害」と記載されています。
以前までは依存症であった事が、今現在では精神疾患としてみられているのです。
他にも性依存症の中には性暴力である痴漢なども含まれます。
最近では痴漢行為を繰り返してしまう人を、窃触障害とみなす傾向も、このDSM-5で性依存症が障害とみなされたからです。
しかしいくら基準が設けられたり、障害と認められても、まだ治療法などは追いついていません。
治療法といっても、主には専門医によるカウンセリングが一般的です。
ただ性依存症のおそれがあるからと、全員がカウンセリングを受けましょうという訳ではありません。
「性行為がやめられない」、「頭の中から離れなくて困ってる」、「ストレス発散のつもりが罪悪感ばかりで不安」という人は1度精神科を受診してみましょう。
また痴漢行為に及んだり、未遂をしてしまうのも窃触障害の可能性があります。
生活に支障をきたしたり、犯罪行為に及んでしまうのは大変危険です。
なので不安であれば、専門医やカウンセラーに相談するのが1番の近道だと思って参考にしてみて下さいね。
他にも現代人が悩む依存症とはまだ多くあります。その問題についてはまた今度紹介します!
現在はフリーですが、普段はシナリオや記事ライディングを主に活動しております。
その他にも小説、作詞、絵本のレイアウトなども行っていますので、よろしければそちらの活動もご覧下さい。