閲覧ありがとうございます、八月一日空です。
以前、イマジナリーフレンドと解離症状について紹介しました。今回は“空想上”というキーワードを元に、最近増えつつあるとある事象について紹介します。
そのとある事象というのは、想像妊娠です。
想像妊娠とは、本当は妊娠をしていないのに生理がこない、つわり、胎動を感じてしまう疑似的な心身障害です。
実はこの想像妊娠という障害は年々増えていて、特に10代後半から20代前半の若い女性を中心に症例が見られます。
ここで何故イマジナリーフレンドと、想像妊娠が結びつくのかというと、共通している原因にあります。
偽妊娠といわれる想像妊娠は、ストレスや心理的な問題で起こしてしまう症状です。
イマジナリーフレンドを無意識に作ってしまったり解離を起こしてしまうのも、ストレスや心理的な問題が原因です。
他にも「子どもが欲しい」という憧れの他にも、ストレスで自律神経が乱され、女性ホルモンの分泌などに支障をきたしたりして、想像妊娠のような症状が起こります。
では想像妊娠をしたら本当に子どもが生まれるのかというと、そうではありません。
あくまで心身障害の一種なので、妊娠のような症状がみられるだけで、実際に子どもが生まれるのとはまた違います。
どんな症状が起こるかというと、気持ち悪くなったりめまいの他にも生理が遅れたり、場合によってはお腹が膨れる人もいます。
実際に妊娠している場合と想像妊娠を見分けるのは、妊娠検査薬を使って尿検査をする事です。これが区別の鍵となります。
想像妊娠だった場合、検査薬が陽性を出す事はありえません。
なので不安になった人は、まず妊娠検査薬を使っての検査をおすすめします。
性行為をしたかどうかも判断の基準ですが、実際想像妊娠で「妊娠してるかも……」と不安な時、正直性行為をしたかどうかを判断の基準にしようとしても、ままならなりません。
比較的若い女性に起こってしまうのも、恋人とのパートナーとの関係や出産に対しての憧れが強いのが原因です。
治療法としては主にカウンセリングが有効的で、あまりにも酷い場合は産婦人科での投薬』治療もあります。
一体なぜ妊娠する事や子どもを出産する事に強く意識してしまったのか、これに向き合う事によって症状は緩和されます。
ですが1度治まったからといって、2度と起こらない訳ではありません。
想像妊娠とはきっかけがあればいつでも起こりうる事なので、誰しもすぐに克服する事は難しいです。
特にストレスによって自律神経と女性ホルモンが崩れた事で起きてしまう、偽妊娠に似た症状も同じです。
また「妊娠をしたくない」という拒絶が強い事で、想像妊娠をしてしまう事があるので、危険はかなりあります。
なのであまり出産に関する事は難しい事を考えない事が、唯一の予防策です。
あまりにも強すぎる想像や不安は、一体何を生むかは分かりません。だからこそ辛い事があれば吐き出す窓口を常に用意しておきましょう。
今回は想像妊娠について紹介しましたが、性の問題はそれだけではありません。
同じく最近増えつつある、もう1つの性のある問題についてはまた今度紹介します!
現在はフリーですが、普段はシナリオや記事ライディングを主に活動しております。
その他にも小説、作詞、絵本のレイアウトなども行っていますので、よろしければそちらの活動もご覧下さい。