2022年7月21日 埼玉県川越市木野目の木野目稲荷神社に参拝しました。
由緒
木野目稲荷神社の創建年代等は不詳ながら、木野目村の鎮守社で、仁寿稲荷と称していたといいます。木野目地区は九十川流域に位置し、かつては洪水に見舞われることも多く、当社は五穀守護の神として勧請されたといいます。祭神は宇迦乃御魂命で、内陣には神使である白狐が二体祀られている。
鳥居
拝殿
覆屋
本殿 川越市の有形文化財。彫刻師:嶋村俊表
右面の胴羽目:梅妻鶴子
林和靖は、中国北宋の詩人で、生涯官に仕えず、西湖のほとり孤山に庵を編んで自適の生活を送った人物として知られる。妻のかわりに梅の木を、子のかわりに鶴を愛でていたという。
背面の胴羽目:不明。 (麒麟が出てくる物語は、「麒麟に乗って漢の武帝に謁したという上元夫人」か、「懐
妊した時に麒麟に出会ったという孔子の母の顔微在」しか知りません。この彫刻は鳳凰までいるため違うだろう)
左面の胴羽目:黄安仙人 (亀に乗っていないので違うかも)
列仙伝という中国の道教にまつわる説話集で、70人の仙人たちの伝記が載せられている。その一人が黄安。黄安は中国前漢の武帝時代の仙人。家にいる時には三尺程ある大亀に乗っている。逸話に、今年で何歳になるかと聞くと、この亀は三千年に一度顔を出し、今まで五度頭を出しているので一萬五千歳と答えたという。長寿、永遠の象徴となっている。
鞍馬天狗「僧正坊」から武術を習う牛若丸(義経)
幼い日の牛若丸(源義経)は、鞍馬山で鞍馬天狗「僧正坊」の指導のもと、夜な夜なカラス天狗達と剣術や妖術を習い、兵法を学んでいたという。
鞍馬天狗「僧正坊」
牛若丸と烏天狗 (牛若丸の顔が半分欠けている)