小学校6年生の時に、
「授業で紙粘土を作るので新聞紙を使うから、1人2日分持ってきなさい」
と先生に言われ、
僕はきっと忘れてしまう人もいるだろうと想定して6日分持っていきました。
やはり忘れてしまった友だちがいたので新聞紙を渡していたら、
先生から新聞紙で頭をスポーンと強く叩かれました。
先生曰く「忘れた人には、忘れたから何も作れなくて恥ずかしいという戒めが必要なんだから、助けるな」
となぜか僕がこっぴどく怒られました。
忘れた人は忘れたことを後悔して固まっていたり、
ムンクの叫びのような顔をしている人もいたり、
すでに反省を通り越して困っていたので助けたのですが、
なぜか僕も怒られた次第です。
小学生の僕には理解できず、考えてはモヤモヤ、考えてはモヤモヤ、
ただただ理不尽という木が育って行きました。
10年くらい前に同窓会でこのことを先生に聞いたら良く忘れていたので、
先生の感情論かなという結論には至っています。
紙粘土をこねる前に理屈をこねていたのでしょうね(‘A`)
困っていそうな人がいたらお節介かも知れないけれど声をかけてみる、
その考えはいまでもそう変わらないです。
10人いて9人にはお節介だとしても、
1人は本当に困っている人を助けられればそれだけでいいと僕は思います。
先日、皇居近くのホテルで結婚式の撮影中に、
同じフロア撮影中の外部カメラマンが見るからに慌てていました。
汗をかいて落ち着きのない顔で、カメラをいじくっています。
30代前後の男性のカメラマンでした。
声をかけると、エラー表示が出たままカメラが動かなくなった様子。
機種は違いますが同じキヤノンのカメラだったので、
エラーコードを見てるとメディアの異常のようでした。
説明書にも載っている対処法を教えて実践してみましたが、
エラーコードは消えませんでした。
試しに僕の予備のメディアカードに変えてみると、
エラーコードは消えて撮影する事が出来ました、
単純にCFカードというメディアカードが壊れていたようです。
そのカメラマンは予備のメディアどころか、
予備のカメラなどの機材も持っていないようでした、
カメラバッグには食べかけのパンや弁当が入っていたりとあり得ない、
機材管理の仕方だったことを覚えています、
これはメディアですら壊れるよという環境です。
このままだったらどうするつもりだったのでしょうね。
機械はすぐに壊れるもの、プロカメラマンならそういう想定ができないと問題です。
予備も無い、対処方法もわからないなんて、末恐ろしいお話。
最近こういうカメラマン多いようですね、怖いことに。
ちなみにCFカードとメディアはSDカードのように、コンビニでは売っていません。
ヨドバシカメラとかの大型の専門店に行かないとありませんので、
僕の予備のCFカードをそのカメラマンに貸しました。
厳密にいうと、そのカメラマンが撮るはずの新郎新婦さんが困ると思って貸し出した次第です。
そのカメラマンは名刺を持っていなかったので名前と連絡先を聞いて、
僕の名刺を渡し「帰ってバックアップしたら返却してね」と渡しました。
それはもう昨年の10月のこと。1年前です。
さすがに旧式の読み込みに時間のかかるパソコンでも、
バックアップは終わっているはずです(‘A`)
ちなみにCFカードというメディアは僕の貸したのも5万円ぐらいするものです。
聞いた連絡先に連絡したら「現在使われておりません」でした。
まあそういう人だったのでしょうね。
まあ今後CFカードが帰ってくることは期待は出来ないですし、
そういうルーズなプロカメラマンが撮った写真なので、
仕上がりはおそらく微妙な所ですが、
その後故障もなく撮れていて、
その新郎新婦さんに無事に写真が納品されていればいいなと思うばかりです。
(写真と本文は関係ありません)
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