結婚式のスナップ写真、
自社利益確保のために撮影規制されているところが増えていますが、
持ち込み料無しで撮影出来る僕にしか出来ない裏技もありますので、
よろしければご相談ください。
今の結婚式業界に必要なのは新郎新婦さんの自由度、そのために頑張っています。
今回は不透明な結婚式のスナップ写真の価格について書いてみたいと思います。
結婚式の写真が高いか安いかわからないという質問メールをいただくので、
結婚式でスナップ写真を頼んだ際の価格帯や相場、内容について今回は書いてみたいと思います。
今回はアルバムの内容について書いてみます。
・A. 会場提携撮影会社の「20万円アルバム付き」
・B. 外部カメラマンの「8万円アルバム付き」
・C. 外部撮影会社の「14万円で写真アルバムとビデオ付き」
写真を頼もうとして良いなと思った撮影会社が上記の3つあったとします。
・web上で見られるサンプルは見た
・どの会社も担当カメラマンとの打ち合わせはなし
・カメラマンは指名できず
と言う条件であればAとBとC、どちらに依頼をされますか？
以前この統計を100組のプレ新郎新婦さんに取ったデータだと、
Bが50%、Cが35%、Aが15%でした。
ぱっと見の価格で釣られているのだろうなと思います。
予算を鑑みて値段を抑えようとした結果の統計です。
ちなみにこの選択肢、どれを選んでも悲しい結果になるであろう可能性の高い3択です。
正解はひとつもありません。
これは結婚式に慣れていない新郎新婦さんが陥りやすいことなのです。
結婚式の撮影価格帯で多いのは、撮影のみで8万円から13万円程度です。
アルバムをつけると16万円から40万円です。
またこれも数字のトリックなのですが、ぱっと見安く見えようと思って、
撮影とアルバムを別にしている会社のほうが結婚写真業界では8割です。
足してビックリの価格になります。
一言に「結婚式のスナップ写真の撮影」と言っても、
・ヘアメイク+挙式+披露宴+結婚式当日のロケーションフォト付き
・ヘアメイク+挙式+披露宴
・挙式+披露宴+結婚式当日のロケーションフォト付き
・挙式+披露宴
・ヘアメイク+披露宴
などのパターンがあるのです。
一言で「ラーメン」と言っても、ネギラーメンやチャーシュー麺や、
ネギチャーシュー麺やラーメンズがあるのと一緒です(‘A`)
うちの事務所のように、
●ヘアメイク、ロケーション撮影などすべての撮影、
60ページアルバム、カメラマン指名料、交通費オールインワンで18万円
と言う数字を掲げているところは数少ないです。
大抵の会社は、
●撮影12万円、アルバム7万円、カメラマン指名料5万円、交通費5千円
と撮影とアルバムとその他が細分化されてバラバラで計上されていることが多いです。
なぜなのかといえばバラバラにした方がぱっと見安く見えるので売れるのです。
Aプラン18万円（撮影、60ページアルバム込み）よりも、
撮影12万円のバラ売りの方が売れるのです。
うちも一度やったのですがオールインワンよりも「撮影12万円」のバラ売りの方が売れました。
でもバラ売りは結婚式に慣れていない新郎新婦さんにとっては不透明感が強いです、
結婚式の演出やアイテムもあれこれ追加で高くなっていって青ざめるという、
新郎新婦さんの意見を聞いて、結婚式の写真も同じようではいけないと、
わかりやすい価格帯一本にしました。
それ以上は何も追加にならないワンプライス性です。
ぱっと見で高いと思われがちで、
実はお得なのがわかっていただけないことの方が多いですが、
売れなくても新郎新婦さんへの明瞭価格を最優先にこれからもやっていきたいと思います。
またアルバムについてですが、
こちらも一言でアルバムと括れるほど簡単なものではありません。
またラーメンに例えますが、
昔ながらの中華スープがあり、魚介とんこつスープがあり、
豚骨や味噌スープや、トヨタスープラもあります(‘A`)
そして麺も欲し麺から太麺、ちぢれ麺などたくさんの選択肢や組み合わせがあります。
またインスタントラーメンもあり多種多様です。
同じ事が結婚式のアルバムにも言えます。
・専門印刷会社が製作するアルバム
・アルバム製作会社が製作するアルバム
・写真会社がインクジェットプリンターで出力して製本するアルバム
・光沢
・マット
・和紙
・耐光加工がしてあるか
・耐水加工がされているか
・ページ数
・大きさ
など無数の組み合わせで成り立っています。
この組み合わせは写真会社が新郎新婦さんをどう思っているかによって内容が異なります。
A.写真のきれいさ、耐光性退色性を一番に考えたアルバム、価格はそれなりに高い
B.そこそこの用紙で、5年ぐらいは大丈夫な耐久性、価格は中間レベル
C.インクジェットでプリントアウトした、耐光性退色性を一切考えていない用紙と製本、ただし安い
内容にこだわっている会社さんはAを選び、
「まあこんなもんでしょ」という会社はBを選び、
「どうせお客さんは値段でしか選んでないから安いのでいいでしょ」
という写真会社はCの方法を選びます。
・大切に保管してきたアルバム、久しぶりに友人が来たので開封したら、
アルバムは変形し、綴じ部分のボンドが腐って、ボロボロになっていた。
・インクが蒸発したのか耐久性がなかったのか、アルバムの写真の色が薄くなった。
・アルバムの用紙が歪んで、私たちの顔がムンクの叫びみたいな顔になっていた。
まあネタ的には面白いですが、
結婚式の想い出が凝縮している結婚式のアルバムには似つかわしくないですよね。
品質が高くて安いアルバムは存在しません。
ちなみに会場提携写真館に頼んだ場合は写真館から会場へ中間マージンが50%あるので、
総額20万円アルバム付きは、総額10万円アルバム付きとなります。
10万円はどこに言ったかと思えば、会場側の不労所得です。
そんな収益構造があるのです、結婚式業界には。
新郎新婦さんは20万円払っているのに実際は10万円相当のアルバムとは、
ラーメンで例えると、1,200円のチャーシュー麺頼んだのに、
700円の普通のラーメンよりチャーシューが2枚多かっただけだった。
という感じですかね。
アルバムのことを書いているのか、
ラーメンのことを書いているのかわからなくなってきたので、
この話はまた続かせていただきます。
次は餃子、じゃなかった結婚式の格安スナップ写真のカメラマンについて書きます。
(写真と本文は関係ありません)
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