インフルエンザが猛威を振るっていますね。
結婚式のカメラマンをさせていただいているので、
結婚式当日にインフルエンザで撮影が出来ません。
なんてことが無いように僕は毎年インフルエンザの予防接種を受けています。
でも他のカメラマンは予防接種率が多くないのですよね、不思議です。
結婚式ではたくさんの方のカメラを預かって撮ったり、
たくさんの方に近接して撮影をし、
その週末には別の結婚式でたくさんの人の中に伺うので、
感染を絶つという意味でも必要かと思うのですが。
またこの季節は撮影中にも手洗いうがいはこまめに行っています。
ノロウイルスもそろそろ流行始めることですしね。
インフルエンザの感染範囲が広がっている原因は様々ですが、
満員電車に揺られて、毎朝頑張って会社に通勤して休むに休めないお父様達が広めているなんて話しもあります。
休むに休めないので風邪などと言っていたけど実はインフルエンザだったとか。
人は一日何人と近接するのでしょう。
先日結婚式を撮影に行く際に試しにおおよそですが数えてみたら、
駅や電車で移動中、飛沫感染する3mぐらいの距離に少なくても200人、
結婚式で150人いました。
たった6時間程度でです。これならあっという間だなと思いました。
1月下旬のある日、ご結婚式の花嫁さんから電話がありました。
「新郎が39度ぐらいの熱があって病院に行ったらインフルエンザA型と診断されました。」
結婚式3日前のことです。
熱は下がってきたようですので、新郎さんはなんとか結婚式には出られそうですが、
発熱後ですのでつらいことはつらいとは思います。
「新郎さんもおつらいでしょうから、休憩など適宜に入れるタイムスケジュールに変更した方がいいかもしれませんね」
とお返事しました。
でも花嫁さんは危惧していることは新郎さんへの心配は1割ぐらいで、別のことにありました。
「出席して下さるゲストの中には小さい子供や、高齢の方もいらっしゃいます、万が一も考えらます。
そんな中で新郎を介しての感染が心配なので、結婚式3日前ですが結婚式の中止を考えています」
なかなか考えられることではありません、素晴らしいことです。
普通なら「仕方ないよ、中止に出来ないよ、内緒でやってしまおう」
で通常通り行ってしまう人がほとんどでしょう。
そんな心優しい花嫁さんの結婚式を中止にはできない。
そんな気持ちになりました。
なるべく結婚式が行えること、他の方に感染しないような体制をとること、
会場のプランナーさんを相談を6時間ぐらいお話しました。
新郎さんついては、適宜休憩や栄養ドリンク剤でしのいでいただくこと、
適宜マスクを着用してメインテーブルについていただくことや、
スピーチの際に使用したマイクの交換や滅菌も徹底されて行う予定に。
また会場側の計らいで看護師さんを常駐していただけることにしました。
ゲストへの対策として、ヒビスコールなどの手指消毒剤をいつも以上に常備、
送賓時に配れるようハチミツの飴、すぐ飲めるようなジンジャーティーなどを準備、
はちみつや生姜は殺菌作用がありますからね。
といった体制を整える旨を花嫁さんにお伝えしました。
失意の中にいた花嫁さんは「そこまで考えていただいてありがとうございます」と、
結婚式を予定通り執りおこなう旨を決意して下さいました。
でも花嫁さんは
「足りないことがありますのでそれは私から直接ゲストの皆様へお話します」と。
それは結婚式に来る前の段階で、
新郎さんがインフルエンザにかかっているという告知をすること、
そんな中で苦渋の決断で結婚式を行うことについてのお詫びをすること。
もし来ていただけるなら、
インフルエンザを媒介しないような体制をとっていることなどでした。
本当になかなか出来る事ではありませんよね。
結婚式当日はご招待した皆様が出席をされました、
医師の許可も得て出席された新郎さんも大丈夫そうです。
会場と相談して対策した、インフルエンザ対策は功を制し、
2月に入って聞いた話ですとその結婚式でインフルエンザにかかった方はいなかったようです。
何より一安心です。
新郎さん、花嫁さんが結婚式間近になってインフルエンザを発症、
その後どうするか。
今年はいつも以上に猛威を振るっているので、感染する可能性は大いにあります。
亡くなってしまう可能性もあるインフルエンザ、
自分だけでなく人に感染する可能性もあるインフルエンザ。
あなたならどういった対策を取って、どう行動するか。
真の新郎力、花嫁力が問われる大事なことです、
入念な想定はしておいた方が良いと思います。
花嫁さんの背中がとても大きく見えたある日の結婚式のお話でした。
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今まで19年間約1700組のカップルの結婚式を撮影してきました。
お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
よろしければ運営しているwebサイトのご紹介をさせていただいております、
結婚式のスナップ写真撮影依頼についてなど、お気軽にご相談ください。
お問い合わせが大変多く、空いている日程が非常に少なくなっていますので、
お早めのお問い合わせをおすすめいたします。
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■アメーバブログさんが運営されています『アメばこ』にインタビューされました。
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