約1週間前の12月16日土曜日の午前中、
JR川崎駅付近において電車が7時間以上動かなくなるという事態が発生しました。
その日の未明に行った工事をJRの担当者が適当に行い点検もせずに運行を始めたら、
架線がショートして断線し7時間にもわたり、
京浜東北線、東海道本線、横須賀線の主要3路線がストップするという事態に陥りました。
僕も結婚式の撮影のため移動中だったのですが、
そもそも日常的に信用していないのが鉄道なので、
こんなこともあろうかと数時間早めに移動していたこと、
架線切断という情報を聞いて、早めに他社線で移動していたことで、
特に遅れることもなく会場に到着し撮影する事は出来ました。
ただ架線が切断した真下の電車に乗っていた人は、
2時間半車内に閉じ込められていたそうです。
もし僕が撮影に向かう途中でその該当車両に乗っていたら…。
と昨日考えてぞっとしました。
今回2時間半エアコンもついていない、トイレも無い車内に閉じ込めること、
事故を含めJRの危機管理不足と職務怠慢でしかありません。
今回は該当車両で車内にいることを我慢できず、
非常用ドアコックという手動でドアが開け、
停電ということで全線運転していなかったので、
自主的に一部の人が線路上に降りて歩き、近くの踏切から移動していたそうです。
仮に撮影に向かう途中に長時間閉じ込められたら、
僕もそういった行動をとっていたと思います。
本来は非常時以外は線路上に降りては行けないのですが、
危機管理も出来ていない職務怠慢な企業の設定するルールなど信用に値しません、
むしろルールに縛られていたらさらに身の危険に及ぶ可能性もあります。
法律で認められている「緊急避難」で自らを守るべきです。
自分の身は自分で行動して自分で守る時代、自身の判断が何より大事だと思います。
先日こんなメールをいただきました。
—
値段だけに惹かれて価格が安い写真会社のカメラマンに依頼をしました。
ただそのカメラマン、
電車が止まってその電車に乗り合わせていたカメラマンが遅れてヘアメイクから挙式までの撮影が出来ませんでした。
私たちの大切な結婚式に遅れてきて、
しかも撮影出来ない部分があるなんて考えられません。
カメラマンさんは費用の一部を返金すると言ってくれたのですが、
そんなことでは許せません。
全額返金してもらい、さらに慰謝料を請求したいと思っています。
つきましては慰謝料はどれぐらいが相場か教えて下さい。
---
おそらくカメラマンさんは前述した車両に乗り合わせていたのでしょう、
2時間半車内に閉じ込められたのです。
ただこのカメラマンは閉じ込められているときに、
仲間のカメラマンに連絡をして連携をとって代替カメラマンを手配したそうです。
もれなくそのカメラマンが到着するまで撮影をしていてくれたのだとか。
そういった状況での危機管理は、上記の様に知り合いのカメラマンを手配する、
ただ土曜日の友引など手配できないこともあるのでそういうときは、
会場のプランナーさんに電話して事情を話し、
会場提携カメラマンの手配までを行うなどの方法もあります。
電車が止まったこと閉じ込められたことは、カメラマンの責任ではありません。
そのカメラマンも伝えている入り時間10分ぐらい前には入る予定だったそうです。
閉じ込められた環境の中で、
カメラマンを手配したことは素晴らしいことだと思います。
ともかく「撮れない」状況は回避していたのですが、
それでも花嫁さんは許せないようですね。
カメラマンは指名では無く、
新郎新婦さんからも写真会社は対応してくれない上の対応、
カメラマンではなく人としてのしっかりした対応は見事です。
相談メールをもらう花嫁さん、僕が撮影する花嫁さんの中には、
物理的に無理な撮影要求をして、
理由を述べて受け入れないと説明をすると怒り出す花嫁さん。
「私の常識では考えられません」、不思議な定規で人を推し量る花嫁さん。
もいらっしゃいます。
スタッフの立場に立って色々考えていただき、
ご配慮いただく新郎新婦さんもたくさんいらっしゃいますが、
相手の気持ちを推し量らず、自分の都合だけで言葉を投げつけてくる人、
自分ではなく、相手の気持ちになって考えて見たらどう思うだろう。
そんな簡単な想像や思いやりを出来ない人が増えてきたなと感じます。
ということでメールをいただいた花嫁さんには、
「カメラマンは自らも人災に遭いながら最大限対応を行いました。
代替カメラマンを手配して事実撮れていないカットはないはずです、
その上でさらに責任追及、損害賠償を請求したいのであれば、
カメラマンではなく、適当な工事と点検を行い人為的な事故に結びつけた、
JR東日本に責任追及、損害賠償請求をするのが筋かと思います」
とお返事をしました。
返事はありませんでしたけどね。
結婚式ということで盲目になっている部分もあると思うのですが、
"時間通り来なかったカメラマン"ということだけにフォーカスし、
周りは全く見えていないこと。なんだか寂しいことです。
忙しいとき、つらいときほど心を狭窄させずに、
大きな視界で物事を捉えられたら皆が幸せになれるのですけどね。
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お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
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■アメーバブログさんが運営されています『アメばこ』にインタビューされました。
→『アメばこオススメブログ ウエディングカメラマンの裏話』
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