宙組全国ツアー『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 | 好き勝手言っても良いじゃない~言うだけはタダ~

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舞台観劇(DVD含む)の感想や、中国茶紹介など自分の観点で、マイペースに綴ります。

昨日。
梅芸メインホールでの全ツベルばらが終わった。

フェルゼン:朝夏まなと
マリー・アントワネット:実咲凜音
オスカル:七海ひろき
アンドレ:蒼羽りく
ジェローデル:澄輝さやと
ベルナール:星吹彩翔
ロザリー:瀬音リサ

正直、主演ほか一部のキャストを除いて、
随所で新公を観ている感じがしたのは否めない。

とりあえず全編通して安心して観ていられたのは、
マリー・アントワネット、ジェローデル、ベルナール、ロザリーの4人。
あ、ルイ16世とかメルシー伯爵は別ね。

ロザリー可愛かったな~
やっぱり瀬音リサちゃんは癒やしだ(*^^*)
この間のみりおんとは違ったロザリー。
『い』の段か拗音が弱い感じだけどあり。

男役には興味ない私が認める男役。
澄輝さん。
彼(彼女?)はいいね。
残念なのはパレード以外歌がないこと。
そのパレードもソロではないから残念。

それでもってマリー・アントワネット。
まあ彼女を観に行ったわけだから、
登場場面ずっと追うよね。
2幕終盤テュイルリー宮でのソロは圧巻。
劇場全体に響き渡る歌声。
そして歌い終えた後に自然発生する大きな拍手。
登場したらとりあえず拍手。
歌い終えたらとりあえず拍手。
といったお約束拍手ではなく、自然発生する本気の拍手。
それが起こるのはみりおんのソロの後のみ。
まあ当然といえば当然なのである。
上手いのは前提で、ただ譜面をなぞる『上手な歌』ではなく、
そこに感情が乗って響く『いい歌』なのだから。
譜面知らないから実際どうか分からないけれど、
譜面をなぞるにも至っていない感じがする方もいるので。

けれど。
宙組はコーラスがいい。
全組中文句なしに一番。
個の力は弱いんだけど、集団になるといい。
だから民衆の場面は全ツで人が減ってもコーラスがいいから好き。
何せルイ16世とメルシー伯爵が民衆に扮れて参加してるからね。
メルシー伯爵に至っては国旗振ってるし。

色々話は飛んでパレード。
風共メラニー演ってエトワール。
ベルばらロザリー演ってエトワール。
そして今回。
ベルばらマリー・アントワネット演ってエトワール。
花組では仙名彩世ちゃんがエトワールだったと聞いていたので、
宙組では瀬音リサちゃんか小春乃さよちゃんかな~と思っていたら。。。
全ツはプログラムに載っていないから、
「えっ?また?!」という素直な反応をした直後に反省。
「マリー・アントワネットがエトワールでよかった。」

みりおん好きだけれど褒めてばかりじゃつまらない。
彼女は間違いなく知的で天然な歌ウマトップ娘役。
けれどそんな彼女にも2つほど苦手なんじゃないかと思うところがある。
①低音部
②アップテンポな曲
けれど今回の公演では①を克服したようだ。
とてもきれいに低音が響いていた。
と、本人にも言っちゃった(^^;)

これから全国ツアーを観る方に言いたい。
とりあえずマリー・アントワネットがいい。