暖炭の一番人気…
それは…
店主のギャグ!!
…ではなく
『生ビール』です。
一般的に生ビールのおいしさは銘柄と注ぎ方だと思われていますが、実は違います。
私の感覚ではそれはおいしさのうちの1割くらいの要因だと思います。
生ビールをおいしく出すツボを押さえていればメーカー・銘柄問わず、どこの生ビールもおいしいです。(店主体験済み)
そこで、暖炭の生ビールがおいしい!!と言われているワケを説明しましょう。
○5つのポイント
まずは温度・鮮度・振動。具体的には、
①温度=摂氏15℃前後が適温と言われている
②鮮度=ビールも『生』ものですので、製造から飲むまでの時間は短いほどよい
③振動=運搬やサーバーへの付け替えの際などに振動を樽に与えると、ビール中に含まれている二酸化炭素(泡)が抜けて味が劣化します。
さらに、気をつけるポイントとしては
④グラスの洗浄と温度、⑤サーバーのメンテナンスです。
すすぎが不充分なグラスだと微量の洗剤が表面に残ったままとなり、この洗剤が「フタ」の役目をすべきビールの泡を消してしまいます。また、洗浄不充分で汚れが残っていると当然味にも影響します。
グラスの温度がビールより高い(常温)と注いだ時にビールの温度も上昇し、味に影響します。ビアグラス、ジョッキがどのお店も大抵冷やしてあるのはそのためです。
逆にジョッキがキンキンに凍ったものに注ぐとビールは冷えすぎて適温より外れてしまいますが、『見た目』という“味”もありますので、それについては賛否があります。
ビールサーバーの内部はビールが通る管が10mほどらせん状に渦を巻いていて、その管が氷水で冷やされ、そこを通ることによって冷えたビールが出てくるという仕組みになっています。このなが~い管の内部を毎日掃除しないとビール中の微細な不純物が沈着し、不味くなります。
乾いたビールのあとってべたべたして臭いですよね?それです。
よって、以上に注意を払っていればどこの生ビールもおいしいハズです。味の違いはありますが。
暖炭ではもちろんそれらに気をつけ、さらにはビア樽そのものも冷蔵するなど細心の注意を払っていますので
「うまい!!」
と言われるのです。
さらにはもっとおいしい生ビールを提供すべく、現在ビールメーカーに要望しているのは製造日3日以内の入荷です。
通常は東北にある工場(当店の銘柄・ハートランドの場合)から酒屋を通じて入ってくるので、推定1週間前後はかかっていると思われます。よって、この3日以内が実現すればビール工場で飲むのと同様のうまいっ!生ビールが暖炭でも飲める…となるんですが、現実は難題多しです
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