モノは、その時に、必要とされるヒトのところへ。
そして、
神さまは、一番ふさわしい霊のところへ、そっと舞い降りる。
ちょうど一年前、ブータンで出会った神──
力と智慧の守護神 チャクラサンヴァラ。
そして今回、
その神さまは、私ではなく──
**“次なる場”に選ばれた方のもとへと移られた。
そう、いちばんふさわしい方のところに。
さてさて。
この数日、私の元に訪れてくださっている中国のダンシャリアンの方が、こんな美しい言葉を教えてくださいました。
一屋不掃、何以掃天下
(いちおくをはらわずして、いかにしててんかをはらわんや)
直訳すれば:
「ひとつの家すら掃除できずに、どうして天下を整えることができようか」
まさに、その通り。
モノを整えることは、空間を整えること。
空間を整えることは、氣を整えること。
氣を整えることは、己を整えること──
そしてそれが、
“天下”という名の大きな循環を導く所作となるのです。
<参照>