僕はダンシャリアンのママのところにやって来た!
ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
僕のシャツ
僕の帽子
僕のかばん
僕の絵本
僕のおもちゃ
今日はね、僕のおうちに、
断捨離のやましたひでこセンセがやって来るんだって。
僕のママ、なにを思ったか知らないけれど、
断捨離検定1級の試験に挑戦したんだ。
それはもう、一所懸命、断捨離の勉強して、余計なモノ、要らなくなったモノ、使わなくなったモノ、せっせと始末をつけて。
レポートも提出して、筆記試験もパスして。
でもね、筆記試験に合格したのは嬉しかったんだけど、それからが、さあ、大変。
最終の試験は、やましたひでこセンセが僕のうちにやって来てママといろんなお話をするらしく。
ママは必死。
なんとか、ひでこセンセのお眼鏡に適うような部屋にしなくちゃって!
それはもう、やましたひでこ軸!
可笑しいね!?
だからね、僕もママの応援をしなくちゃ!
もう使わなくなったプラモデルの人形、ひとつ、断捨離!
ゴミ箱に入れて、さようならしたんだ。
ちょっと惜しいような気もしたけれど、
「ごめんね、有難う」といって卒業。
だって、もう、このプラモデルとは遊ばないから。
その間にも、ママは、食器棚の引き出しをこんなふうに。
そう、やましたひでこ流、余白たっぷりの収納だよね。
スプーンやナイフ、フォークは、ママのママが大切にとって置いたもの。
これから、ママは、思い切って使うって!
だって、断捨離は、
モノは使ってこそ!
って、ひでこセンセは言っているからね。
食器棚の中には、僕のお気入りのガラスのコップもあるよ。
ドラえもんのコースターにママが置いてくれている。
僕のママ、本当に頑張ったよ。
あのね、僕のママは、僕を産んだママとは違んだ。
僕を産んでくれたママは、僕をうまく育てることが出来なくて。
それは、ネグレクトと言うんだって。
だから、その代わりに、僕のママは、その何倍も何倍も何倍も、僕の世話をしてくれて、いつもいつも抱きしめてくれる。
でも、ついつい、僕のために、おもちゃも絵本も洋服もいっぱい買い過ぎちゃった。
それで、ママは断捨離のお勉強をすることにしたんだって。
僕のママ、頑張り屋さんでしょう?
だから、僕のうちは、以前より、ずっとずっとスッキリしているんだよ。
気持ちがいいよ。
さあ、ママとひでこセンセ、どんなお話をしたのかな。
僕は、幼稚園に行っていたから知らなくて。
後で、ママから聞いたけれど。
ひでこセンセ、目に涙を浮かべて帰っていったって!
どうしてかな?