冬服の断捨離「コートの中には春を着て」
このところお腹の調子が悪かったり、うっかりスマホのゲームにはまってしまい軽く廃人になりかけたり。珍しくメンタル落ち気味の日々だった。
このままでは免疫力までさがるかも、とあれこれ気持ちの立て直しをはかってみた。
私の場合、いつも一番効果的なのは「断捨離」。
もう何年も続けているので捨てる物などあまりなさそうだが、やっぱり探せばいろいろ出てくる。そしてタイムリーなことに、やましたひでこ先生の断捨離塾の今月の動画は「冬服の断捨離」。
もうすでに陽ざしの中には春の気配が潜んでいるし、ショップはすでに明るい色でいっぱい。重く暗いイメージの冬服を半分以上は入れ替えたいと思った。
まだ厳しい寒さの日はあるけれど、コートの中は春でいい。
尊敬するやましたひでこ先生には数々の名言があるが、そのなかでも今ジャストミートするのは「洋服は邪気を吸う」と「洋服を着ることは、その時々の気をまとうこと」という言葉。
私の乳がんが発覚したのは2年前の11月。
冷たい海風の吹く道を通り、検査検査で毎日のように病院へ。重いコートをかかえ、まるで回転寿司のネタになったような気分で、病院中を巡り歩いた。その時いつも着ていたのは黒のタートルネックセーターと、モノトーンチェックのタイトスカート。
子どもの頃から大好きな定番の組み合わせだが、今考えるとかなり地味で暗い。でも、病院では浮きすぎず、その時の自分の気分にはとても合っていたのだと思う。
が、その後もその服をクローゼットで目にするたびに、あのつらい日々を思い出して気分が暗くなる。「炎症性乳がんです。肝転移もあるので・・・・緩和ケア・・・」という診断を告げられたときの部屋の風景や医師の声がまざまざと脳裏に浮かぶ。
まさに、あのときあの服は私から出てくる悲しみや不安、恐怖というネガティブな気を吸ってくれていたのだろう。
まだまだ着られる服ではあったけど、思い切って処分したときのあのすっきり感ときたら!
その辺から、私はクローゼットを一新。
ベーシックで着回せる服を中心に無難にまとめていた服をかなり更新した。
仕事(ファッションのコピーライター)をほとんどやめたのでの打ち合わせもなくなり、それほどパターンも必要ない。本当に好きで旬な服が、ワンシーズン2、3パターンもあれば十分ではないか。
着ていて気持ちが明るくなる旬の服は、本当に気分をあげてくれる(これもやました先生の受け売り)。
ただでさえ、気分が落ち込みがちながん患者なんだから、という免罪符も持ってるし! 通院だって、自分の好きな服を着ていけば、ずいぶん気持ちが明るくなる。
そんなわけで、もう気分的にフィットしない服は断捨離終了。
あとは春の服を待つばかり。
厳寒の日々ではあるけれど、もうすっかり華やぐ気分を手に入れた。
おのころ心平/共著
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