緑の里山にゴミを埋める | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

こんばんは。

 

今日はぺかっと晴れ上がったので、

行ってきましたよ、埋め立て場。

 

金沢市戸室の埋め立て場は、

中心部から車で20分くらい。

 

風光明媚な山の中にあります。

 

 

青い空、白い雲、心地よい風、

色づき始めた山を眺めながら、

快適なドライブをしていると、

突如現れる、巨大な穴。

 

穴と形容していいのかどうか。

 

周囲の緑を削り取った跡に、

広大なすり鉢状の穴があります。

 

入口で車の重さを量って、

すり鉢の底まで下りていきます。

 

指定された場所まで乗りつけて、

直接、ゴミを投機。

 

後からブルドーザーが来て、

平らにならしてから、

さらにその上に積み上げるようです。

 

 

足元は、すでに押し固められたゴミ。

 

ここは燃やさないゴミ専用なので、

生ごみはないけれど、

不快な臭いが立ち込めています。

 

帰りにもう一度、車の重さをチェック。

 

来た時との差で、ゴミの重量を割り出します。

 

500キロまで1400円。

 

私が出したのは100キロでした。

 

朝日放送の住まいのダイエットでは、

500キロとか、よく出していますが、

あれって、実はとてつもない量なんですね。まったり

 

 

以前、埋め立て場に来てから、

3年ほど経っていますが、

あの時より、絶対、狭くなっています!

 

つまり巨大な穴が埋まってきているということ。

 

金沢の市民465,000人が、

毎日、毎日、ゴミを出すのですから、

どんな巨大な穴も、やがてはいっぱいになるでしょう。

 

日本全国にこんな埋め立て場が、

いったいいくつあるのか…。

 

だけど、このまま、こんな生活を

続けていていいの、私たち?

 

美しい山里を削って、膨大なゴミを埋める…、

これはいわば、私たちの飽くなき欲望の

なれの果て。

 

使うかどうか、本当に欲しいかどうかをよく考えもせず、

ただただモノを買って、消費して、ため込んで、

そして分解できないゴミとして、

後始末は地球に押し付ける…。

 

星新一のショートストーリーが思い出されます。

 

ある日、なんでも放り込める

不思議な穴が現れて、

ゴミの処分に困っていた人間たちは、

ちょうどいい穴があったとばかりに、

次から次へとゴミを捨てました。

 

不思議な穴は、どんなゴミも引き受けてくれる。

 

調子に乗った人間は、やがては核のゴミも、

その穴に捨てるようになりました。

 

そして、しっぺ返しをくらうというお話。

私たちの子どもや孫たちに、

そんなツケを払わせたくはありません。

 

だから、今、自分の暮らし方に、

しっかり意識を向けなければね。

 

 

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