まゆみさんの食器棚1 | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

おはようございます。

外は雨。

久しぶりに涼しい朝です。

金沢ケーブルテレビネットの
今すぐできる断捨離レッスン、
今回の餌食、いや、モニター様は、まゆみさん。

まゆみさんは、昨年、
断捨離とことん実践コースを受講してくれました。

その時、ひととおり断捨離をしているので、
まったくの初心者ではありません。

では、今回はさらにブラッシュアップして、
まゆみさんの理想の食器棚に近づけましょう。

…と勇んで伺ったキッチン。

大きな食器棚がど~~んと鎮座していました。

ガラス窓が、全部、目隠ししてある!



別に驚きませんよ。

よくあることです。(^^ゞ

中を見せるより、
隠したほうがいい状態なんですね。

この目隠しを外せるようにしたいな…。

開けてみました。
 

昨年、たくさん処分しているので、
乗車率200%ではないけれど、
やっぱり少し窮屈ですね。

縁が切れちゃった食器が、
まだ潜んでいそうです。

よし、始めるぞ。

中身を全部出しながら、
取捨選択していきます。

これは?要る?要らない?

使ってる?

誰のモノ?

好きなの?

迷いながらも、
ひとつひとつ判断するまゆみさん。

1時間くらいかけて、
全部出し終わりました。

じゃ、残した食器を
戻しましょうか?

いいえ、ちょっと待って。

残すと決めたモノたちを、
もう一度チェックしましょう。

平面に並べて、俯瞰してみます。

すると食器棚という箱の中にあった時は、
分かりにくかったことが、見えてきます。

同じような形、同じような用途の食器が、
何種類もあることに。

さて、これをもう少し絞れないかな?

この時点で、
欠けていたり、ヒビが入っていたり、
剥げていたり…の、
いわゆる使えない食器はもうありません。

全部、使える食器ですが、
さらに1歩進めて、
使う食器、使いたい食器に厳選していきます。

迷った時はシンプルな質問。

「どっちが好き?」

まゆみさんの頭と心はフル回転。

最終的に、不要と判断した食器。
 
 
こんなにありました。

半分くらい、いっちゃったでしょうか。

まゆみさんが断捨離した食器には、
ある特徴がありました。

それは頂き物が多かったということ。

結婚のお祝いにもらった。

お土産にもらった。

実家のお母さんにもらった。

子どもたちにもらった。

温かい笑顔が魅力的なまゆみさん。

みんなに愛されて、
誰もがまゆみさんに何かしてあげたくなります。

その気持ちをモノに託して、
くださるのでしょうね。

まゆみさんもそれが分かっているから、
喜んで受け取ります。

ありがとう。
私のために…、嬉しいわ。

ですが、自分が好きで買ったモノではありません。

微妙にテイストが違います。

でも、いいや。

だって、せっかくいただいたんだもの。

相手の気持ちを無下にはできない。

こうしてまゆみさんの食器棚には、
少しずつ好みとずれた食器が、
たまっていきました。

これまで、どれだけ
人のことを気にして生きてきたのかが、
食器棚に表れています。

笑顔の下には、
我慢も隠されていました。

いやなことを言われても
ニコニコしてきたまゆみさん。

自分が我慢して丸く収まれば、
それでいい…と思ってきたまゆみさん。

相手を立てて、
自分のことは押し殺してきたまゆみさん。

…もうやめようか、そんなこと。

貴女がいやだ!…と言っても、
人は貴女を嫌いになりません。

それで腹を立てたり、
貴方を拒否するような相手は、
ただ貴女をコントロールして、
便利に使いたいだけ。

貴女が自分の気持ちを尊重することで、
離れていく相手とは、
もともとそれだけの関係しかないのです。

そんな関係、大切?
 

食器から、人間関係が見えました。

断捨離はモノと向きあい、
不要なモノを手放すことで、
住まいを整えますが、
その過程で、目に見えない世界も整ってくるというのは、
こういうことなのです。

さて、後半戦は、
残すと決めた食器を、
美しく収めます。(つづく)

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