前回の記事では、
断捨離トレーナー認定講習に進むことを決めた日のことを書きました。
まだ整っていない自分のままで、
飛び込む勇気。
そして、進むと決める覚悟。
やましたひでこさんや、
高橋ひとみトレーナー、
そして妻に背中を押されて、
私は一歩を踏み出すことにしました。
断捨離トレーナー認定講習へのエントリーをして、
あとは、結果を待つことになりました。
そんな最中の、週末。
来客がありました。
妻の吹奏楽仲間、6人。
みんな20代。
お昼過ぎから、夜に至るまで、
ずっと料理をして、もてなしました。
作ったそばから消えていく料理たち。
妻は大満足で、酩酊。
そのまま就寝。
私は、一人、後片付け。
そして、翌日は、朝からワンオペ。
これまでの私だったら、
そこに自分の存在価値を感じつつも、
どうして、自分ばっかりこんなことになるんだと、
モヤモヤ、イライラ、そしてウツウツしていたと思います。
心の哲学実践コースで、
参加者の方から、こんな言葉をいただきました。
「男女が逆転してるだけで、私たちの時代はそれが普通だったわよ」
そうだよな、と思いました。
それが、良いか悪いか、
今の時代に合うか合わないか、はひとまず置いておいて。
この状況で、
自分を被害者に仕立て上げているのは、
ほかならぬ自分自身でした。
来客として招いた、20代の若者たち。
私の作った料理を
美味しい、美味しいと気持ちよく食べてくれました。
そして、片付け。
私は、食器洗いが好きです。
あの、単純な作業の繰り返し。
無心に手を動かせば、
どんどんきれいになって終わる感じ。
それが、性に合っているように感じます。
これまでは、
被害者意識で頭がいっぱいで、
全然気が付かなかったけれど。
一つ片付いた。
一つすっきりした。
気持ちよかった。
それを積み重ねるのが断捨離。
やましたひでこさんの言葉が、
頭を駆け巡って。
どんどんきれいになるグラス、
食器。
調理器具。
それが、気持ちよくて。
心地よくて。
今回の来客では、
手の込んだ料理は出しませんでした。
混ぜるだけ。
かけるだけ。
焼くだけ。
シンプルで、
自分のお気に入りの味付けの料理たち。
被害者意識がむくむくと出てくるような、
過剰なことはしない。
自分が楽しめる範囲でやる。
そう決めて、
来客対応をしました。
少し疲れたら、その場を離れて家事をしました。
お皿もためずに、都度洗いました。
そして、極めつけは、
シンクに洗い物が残ったまま、
その日寝ることを、自分に許しました。
気持ちが良い。
それを感じられなくなるまで、
自分を酷使しなくていいよね。
だから、
「洗うのが気持ちいい」が、
「全部今日中に洗うべき」に
変わりそうになったタイミングで、
寝ることにしました。
今日は、ここまででいい。
充分、よくやった。
自然と、そう思えました。
翌朝、
子どもたちの様子を見ながら、片付けの続き。
ワンオペ。
疲れもある。
でも、
絶望は、やってきませんでした。
被害者意識も顔を出しませんでした。
イヤイヤ期真っ只中の息子。
ごはんで汚れた服を脱いだあと、
裸で走り回っていました。
なかなかTシャツを着てくれません。
前日の疲れ。
ワンオペ。
イヤイヤ期。
それが重なれば、
不機嫌になるのが常だったのに。
早く着せなければ。
風邪をひいてしまうのでは。
そんな、気持ちよりも、
息子が裸で走り回っているのが、おかしくて。
捕まえる。
逃げられる。
そのやり取りで、消耗する自分を知っているから、
深追いはせず、泳がせて、
逃げ回る表情を、楽しんでいました。
そう。
そんな時でも、
楽しい、と感じている自分がいました。
子どもたちとのわちゃわちゃが、
楽しいのです。
裸で走り回る息子を捕まえ、
頭から、ガボッとTシャツをかぶせました。
息子が動いたせいで、
Tシャツの丸襟の部分に、顔だけがはまって。
マトリョーシカ状態。
息子と、娘と、私と、
おなかを抱えて笑いました。
完璧な一日ではありませんでした。
来客があって、
片付けが残って、
ワンオペで、
疲れもたまっていて。
整っていないところなんて、
いくらでもありました。
でもその中で、
たしかに楽しい瞬間があった。
たしかに、
気持ちいいがあった。
たしかに、
笑いがあった。
それは、
昔思い描いていたような
「完璧にごきげんな暮らし」
ではなかったかもしれません。
でも、
こういうのが、
ごきげんなのかもしれない。
そう思いました。
ごきげんは、
全部整った先にあるものではなくて。
一つ片付いた。
一つすっきりした。
一つ笑えた。
一つ気持ちよかった。
そういう小さなものの中に、
かけらのように散らばっているものなのかもしれません。
そして今の私は、
そのかけらを、
少しずつ拾えるようになってきた。
そんな気がしています。
2025年11月20日。
断捨離トレーナー認定講習の
エントリー合格通知をいただきました。
久々に、合格発表というものを経験しました。
ドキドキしました。
無事、合格できたこと。
断捨離トレーナーを目指して、
大きな一歩を踏み出せたこと。
気が引き締まる思いでした。
見切り発車だけれど、
覚悟は固まりました。
2022年に断捨離に出会った私。
体調を崩し、灰色の世界にいた私は、
断捨離に出会い、たくさんの方々に支えられながら、
ここまで歩んでくることができました。
まだまだ、取り乱すような日もあるけれど、
ごきげんのかけらを拾いながら、
これからも歩いていこうと思います。
もしよかったら。
皆さんが日々の中で見つけた
ごきげんのかけら は、どんなものですか?
小さなことでも、ふと心がゆるんだことでも。
よかったらコメントで教えてください。
第7章 心の哲学実践コース
第 25 話 余白がない
第 26 話 生き血を吸う
第 27 話 伝家の宝刀
第 28 話 いい湯だな
第 29 話 抜け殻
第 30 話 私を愛せるのは私だけ
第 31 話 みんなの家
第 32 話 ナイトやめたら?
第 33 話 ナイトが欲しかったもの
第 34 話 静かな朝
第 35 話 まぼろしの檻
第 36 話 遊び場がない
第 37 話 べきの証拠品
第 38 話 お粗末
第 39 話 べきを脱ぐ旅
第 40 話 お兄ちゃん
第 41 話 手のひら返し
第 42 話 まだ起きてる
第 43 話 吹き溜まり
第 44 話 風が吹くたびに
第 45 話 勇気と覚悟
▶ 第 46 話 ごきげんのかけら
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※断捨離は、断捨離提唱者やましたひでこの登録商標です。

