前回の記事では、


第3回講座の後半で、
断捨離のやり方がやっとわかったように感じたことを書きました。

 

 

断捨離は、そしてごきげんは、
完璧にできた先にあるものではなかった。

 

気持ちいいを、
一つずつ積み重ねていくこと。

 

その過程こそが、

醍醐味だったのだと気づきました。

 

風が吹くたびに身体が感じていた
あの心地よさこそが、
ごきげんの入り口だったのだと、
ようやく腑に落ちました。

 


 

第3回講座のあと、
懇親会がありました。

 

ありがたいことに、
やましたひでこさんとお話しできる機会がありました。

 

 

そこで、
私は自分の中にあった思いを伝えました。

 

断捨離トレーナーを目指したいこと。
認定講習を受けたいと思っていること。
 

ただ、受けるとしたら
2026年の後半の回かな、と考えていること。

 

 

その頃、ちょうど
2月開講の認定講習の案内を受け取っていました。

 

でも、
妻が趣味で続けている演奏会の本番が近い。

子どもたちもまだ小さく、家庭のこともある。
 

このタイミングは無理かなぁ、と、
妻とも話していたのです。

 

 

だから私は、


もう少し先でいい。
もう少し整ってからでいい。

 

そう思っていました。

 

 

すると、
やましたひでこさんが、
真っ直ぐにこちらを見て、

 

 

早い方がいいよ。

 

 

そう言いました。

 

 

軽い励ましではありませんでした。

 

そのときの表情が、
とても真剣だったのです。

 

 

あ。
これは本気のアドバイスなんだ。

 

そう思いました。

 

 

私はこれまで、
断捨離トレーナー認定講習を受けるのは、
もっと自分が整ってからだと思っていました。

 

もっと納得のいく断捨離ができて。
もっとごきげんに暮らせるようになって。
もっと自分の問題が片付いてから。

 

そうなれたら、
ようやく受ける資格があるのだと、
思っていました。

 

 

でも、
第3回講座で学んだばかりでした。

 

完璧になってから変わるのではない。
気持ちいいを積み重ねながら、
少しずつ変わっていくのだと。

 

 

そうだとしたら、
認定講習だって同じなのかもしれない。

 

全部整ってから、ではなくて。

今の自分のまま、
そこに飛び込んでいくことに意味があるのかもしれない。

 

 

やましたひでこさんの言葉に、まなざしに、

心が揺れ始めました。

 


 

私はその日、
途中で懇親会を抜けなければなりませんでした。

 

妻が夜に予定があり、
子どもたちのことがあるので、
早めに帰る必要があったのです。

 

 

名残惜しさを抱えながら、
会場を出ようとしていたそのとき、
高橋ひとみトレーナーが
出口まで追いかけてきてくれました。

 

 

そして、
こんなことを言ってくれたのです。

 

 

断捨離トレーナー認定講習は、
自分の問題が解決していなくても始められるよ。
 

むしろ私は、自分の問題を持ち込んでいたよ。
だから、大丈夫だよ。

 

 

その言葉が、
深く刺さりました。

 

 

ああ、
そうなんだ。

 

問題がなくなった人だけが進むんじゃないんだ。
整い切った人だけが受けるんじゃないんだ。

 

問題を抱えたままでもいい。
揺れながらでもいい。
 

そのまま、歩き始めていい。

 

 

そう思えたとき、
私の中で、
何かが決まりました。

 

 

あとは、妻に話すだけでした。

 

 

翌日、妻に、

断捨離トレーナー認定講習を受けてみたい、と伝えました。

 

すると妻は、
静かに、でも強い口調で言いました。

 

 

ビジョンを語りなさい。

 

 

圧迫面接の始まりでした。

あとから聞いたら、
本人もそのつもりだったそうです。

 

 

私はたじろぎました。

 

本当にできるのか。
今の自分でいいのか。

家庭との両立は。
仕事は。
 

そんなことばかり考え、

そして、弱気なことを、
次々と口にしてしまいました。

 

 

すると妻は、
ぴしゃりと言いました。

 

 

そんな意気込みなら、応援できない。

 

 

痛かった。

 

でも、
その通りでした。

 

 

私は、
やりたいと言いながら、
まだどこかで逃げ道を確保しようとしていました。

 

できなかったときのために。
傷つかないために。
責任を負い切らなくて済むように。

 

 

でも、
妻はそこを見逃しませんでした。

 

そして続けて、
こう言いました。

 

 

断捨離がすごいって、みんなに伝えたいんでしょ。
 

男性のトレーナーが少ないから、自分が頑張りたいんでしょ。
語学と人脈を活かして、海外にまで広めたいんでしょ。

 

そういう、わくわくすることをしたいって言うから、
応援してきたんだよ。

 

今さら、小さいこと言ってんじゃないよ。
私がついてるから、大丈夫なんだよ。

 

 

かっこいい、と思いました。

 

すごく男前で、
頼れる妻。

 

うちの妻は、
こういう人なんです。

 

 

私は、
自分の中の不安や恐ればかりを見ていました。

 

でも妻は、
その奥にある私の願いを、
ちゃんと見ていてくれたのです。

 

 

小さくまとめず、
弱気でごまかさず、
そこに立ちなさいと、
妻は迫ってきたのだと思います。

 

 

講習を受けたから、変わるんじゃない。

変わると決めて、講習を受けるんでしょ。

 

 

妻の言葉は、

やましたひでこさんから学んだ言葉に

どこか似ているように感じました。

 


 

勇気が要りました。

 

まだ整っていない自分で、
見切り発車のように飛び込む勇気。

 

 

そして、
覚悟も要りました。

 

本当に断捨離トレーナーを目指すのだと、
自らが変わって、その道を歩んでいくんだ、という覚悟。

 

 

断捨離する人は、
覚悟と勇気を持った楽天家。

 

やましたひでこさんのその言葉が、
このときの自分には、
とてもよくわかる気がしました。

 

 

やましたひでこさんの
「早い方がいいよ」という真剣なまなざし。

 

高橋ひとみトレーナーの
「問題を持ち込んでいいんだよ」という言葉。

 

そして、
妻の圧迫面接。

 

 

その全部に、
背中を押されたのだと思います。

 

 

私は、
断捨離トレーナー認定講習に
エントリーすることを決めました。

 

 

結果がどうなるかは、
その時点ではまだわかりませんでした。

 

でも、
気持ちは決まっていました。

 

 

整ってから進むのではない。

進みながら、整っていく。

 

それでいいのだと、
この日、ようやく思えました。

 

 

 

問題がある。
不安もある。
まだまだべきにまみれている。

 

それでも、
一歩を踏み出す。

 

その先に、
きっと何かが開けていくと信じて。

 

 

ここまでの講座で、
私はたくさんのことに気づきました。

 

べきに縛られていたこと。
ナイトをやっていたこと。
お兄ちゃんという役割にしがみついていたこと。
吹き溜まりになっていたこと。

 

そしてようやく、
断捨離は
自分が気持ちよくなるためにするものなのだと、
身体でわかってきました。

 

 

その先に、
断捨離トレーナーという道が見えた。

 

 

それは、
いきなり大きな夢が降ってきたというより、

少しずつ感じてきた
自分の魂の行き先に、
やっと名前がついたような感覚でした。

 

 

勇気と覚悟。

 

 

その二つを持って、
私はここから、
もう一歩先へ進んでいこうと思います。

 


 

もしよかったら。

 

本当はやってみたいのに、
「もう少し整ってから」「もう少し自信がついてから」
と先延ばしにしていたことはありますか?

 

そして、そこに飛び込む覚悟を決めた経験があれば、
ぜひコメントで教えてください。

 


 

【連載】ネバナラヌの鎧を脱ぐ~私の断捨離ストーリー

第7章 心の哲学実践コース

25 話 余白がない  
26 話 生き血を吸う  
27 話 伝家の宝刀  
28 話 いい湯だな

29 話 抜け殻

30 話 私を愛せるのは私だけ

31 話 みんなの家

32 話 ナイトやめたら?

33 話 ナイトが欲しかったもの

34 話 静かな朝

35 話 まぼろしの檻

36 話 遊び場がない

37 話 べきの証拠品

38 話 お粗末

39 話 べきを脱ぐ旅

40 話 お兄ちゃん

41 話 手のひら返し

42 話 まだ起きてる

43 話 吹き溜まり

44 話 風が吹くたびに

▶ 第 45 話 勇気と覚悟

 



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※断捨離は、断捨離提唱者やましたひでこの登録商標です。