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ホッブズ

彼は早産で生まれた。彼の住むイギリスに向かいスペイン軍が突如侵攻してきた。ホッブズの母はその恐怖のあまり産気づき、危険な未熟児のままで生まれる。

恐怖の落とし子、と呼ばれた彼。しかし彼自身は、僕は戦争の恐怖が生み出した子供なのさ、と語っていた。


ルソー

もともと芸術家志望、愛人との間に五人も子供をつくったり、婦女子の前で尻を出して捕まったりしていた。

40歳近くになるまでうだつの上がらない日々を過ごし、ふと論文の公募に文章を送る。文明や科学の発達が人間にどう影響したか、という論文に1人だけ超悲観的な事を書いたら、これが受賞し一躍、時の人に。泣かせる文が上手かったらしい。
エミールという教育本を書き、その本のおかげで彼は教育学の祖とさえ呼ばれている。愛人との子供を5人、捨てているわけだけど。情緒的演出の文章。エミール少年の物語として書かれる文章はわかりやすく読みやすいものだった。


アウグスティヌスによる問答

神はどうして悪を作ったのか?

マニ教においては善の神と悪の神がいるのでそれで良しなのだが、唯一神が悪を作ったことになると、諸悪の根元は唯一神であるということになりかねない。アウグスティヌスはそこでこう答える。

人間には悪が存在するように見えるが、それはただの善の不在である。闇が光の不在で闇として存在できぬように、悪も確固たる存在とはなりえない。であるから、神は、悪と呼ばれるものを作ってはいない、ただ、神は人間を愛するあまり自由意志を与えた、であるから人間は悪をなしてしまう、これが、人間が生まれながら背負っている原罪である、と。

この、人間には不完全な善しか見えぬ、だから悪があるように見える、はプラトンが元ネタ、光の不在と闇の存在の不可能性はヘラクレイトスが述べたこと、アウグスティヌスは教義の問題点を見つめる客観性とそれの言い訳を作る知性があった。



ニーチェ

末人ー終末の時代に生きる全ての価値観が崩壊した世界に生きる者たちについてニーチェが予言した。ただ健康と良き眠りを求めて、穏便に世界が終わることを願う人々。

それを乗り越えるためにニーチェは超人の思想にたどり着いたのだった。