ユーストマ III | ~神戸から花を通じて様々な思いをつたえていきたい~

~神戸から花を通じて様々な思いをつたえていきたい~

flower desing dann faire 主宰 Karenのブログ
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トルコキキョウを活けたことから

一つの植物について

掘り下げてみています。

色々なことが 見えてきます目


それでは

ユーストマのつづきを・・・


第二次世界大戦中

世界中の

多くの園芸植物は失われていったそうです

国策として

穀物を育てることを優先されたからでしょう。



そこで

藍 あい という植物についてふれてみます

イヌダテ科の一年草で

藍は染料として日本では

古くは奈良時代から生育する植物

日本人には藍染めとして親しまれていますね。


この植物も実は

戦争中、途絶える危機にあったのです。

徳島の藍農家の方が

ひそかに種を守り、細々と作りつづけたことにより

今日の

世界に誇れる

藍 インディゴブルー

ジーンズのあの色があるとビックリマーク

先日、この内容をTVで見ました。

その時

   一年草の

   種(たね)で繁殖するしか 

   種(しゅ)を残すことのできない運命の植物

   それを

   守り抜いた 農家の方の気概があってこその

   今日の藍であることに


   植物と人間の関係性の深さを感じました。


何故、藍の話を持ちだしたかというと

実は、

ユーストマ こと トルコキキョウも

同じだったのです。

戦争中、長野県の一部で細々と栽培されており

外国の他の国では絶えてしまい

戦後、日本で

品種改良が進み

色も形も

鑑賞期間も長くなり

通年を通して栽培される

花へと進化し

今では、世界中で愛される花になったのです。

流通する花の大半は日本産だそうです。


進化の影には 

作り手の熱い思いが込められている

それを

繋いで、繋いで

時代とともにあり続ける。

気に留めないだけで、他にもたくさんあるはず!


出会った花に

思いをめぐらせてみる

紐解いてみる


また機会をみつけては

次なる植物を探求してみます。


                    おわりクローバー



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