すごいスキルを持っているのに成功しない人もいれば、
大した才能はないのに、なぜか人生順調に行く人もいますよね。
その違いは何かというと、「実行力」なんです。
どの方向に行動するか、どんな風に行動するか、
という問題はまた別の機会にお話しするとして、
まずは行動しないと始まらないのですよね。
ネットや本、セミナーなどで「こうしたらうまく行く!」
「こんな習慣を身につけたら成功できる!」という
情報を得たんだけど、なぜか行動に移せていないこと、
ありませんか?
今日は、行動しないといけないのに動けない!!
という方のために、
どうして行動に移せないのか?
どうしたら行動できるようになるのか?
についてお伝えします。
どうして行動に移せないのか
「やらなきゃとは思っているんだけど、
体が動かないんだよね・・」と、体のせいにしてませんか?
でも、体のせいで行動できないのではありません。
なぜなら「やらないと死刑だぞ!」と言われたら、
絶対やるでしょ?
行動できないのは、体が言うこと聞かないのではなく
心の中が問題なのです。
行動できない原因は、5つあります。
①エネルギー不足
行動に移すには、エネルギーが必要ですよね。
考えるべきこと、やるべきこと、気を取られることが
多すぎて精神的にいっぱいいっぱいだったり、
体力面、時間面で余裕がなかったりすることで
エネルギーが不足して行動に移せない場合があります。
②自信がない
今までの人生で、行動した結果達成感を得たようなことが
あまりなく、やってもうまく行かないだろう、と
ある意味確信しているのです。
「どうせ私はだめだ」という気持ちに支配されています。
③モチベーション不足
やらないといけないとは思っているものの、内心では
やりたくなかったいと思っている場合です。
人間は誰でも「自己決定権」があります。自分の心から
やろう!と思わないとやる気が出ないのですね。
また、切実でないのも行動に移せない原因になります。
やらないといけないけれど、やらなくてもそんなに
困らない場合、切羽詰まっていないし逃げ場があると
人間、楽な法を選んでしまいますよね。
④マイナス原因がある
人間はいつも、快か不快かを天秤にかけています。
そして不快を避け、快を追い求めています。
行動することが、行動しないことより「快」が
大きければ、やるなと言われてもやるのですが、
行動できないのは、行動することがしないことより
「不快」が大きいからなのですね。
例えば、新しい習い事をしたいけれど、
「したら家族の食事の時間と重なって迷惑かかりそう」
「休み取ってセミナーに参加したいけど、部長に嫌がられそう」
など、
行動することで得られる結果よりも、
行動することで派生する恐れ、不安、マイナス要因が
大きいと、行動するのにブレーキがかかります。
⑤完璧主義
「やるからには、完璧にやらないといけない」
と思っていませんか?
そう思っていると、準備が完全に整ってからで
ないと始められず、なかなか行動できません。
例えば、今日から運動しよう!と思いたったとします。
でも「どうせやるならジムに登録しよう」とか
「きちんとした運動着をそろえなくちゃ」と
あれこれ考えているとどうなるでしょう?
運動を始めるのが明日、あさって・・と遅くなり
そのうちだんだん面倒になってきますよね。
行動にするにはどうすればいい?
行動に移せない理由5つについて説明しましたが、
それでは、どうしたら行動できるようになるでしょうか?
①行動できる環境を整える
精神的に、時間的、体力的に余裕がなくて、
なかなか行動に移すエネルギーが出ない場合は、
無駄を取り除いてすっきりし、
行動するためのエネルギーを確保することが大切です。
そのためには、今のあなたの環境を見直してみましょう。
・無駄なモノが多すぎませんか?
・無駄な人間関係が多すぎませんか?
・無駄な考えが多すぎませんか?
あなたの部屋の状態は、
あなたの頭の中の状態を現わしています。
モノが多ければ多いほど、
それに比例して気を取られることが多くなります。
まずは余計なモノを手放しましょう。
家の中がスッキリすると思考もスッキリしてきます。
要らないモノ、使わなくなったモノをたくさん溜めていると、
ネガティブなエネルギーが溜まって、
行動しようとするエネルギーを邪魔します。
また、無駄な人間関係も多くの時間とエネルギーを消耗します。
あなたの人生に必要でない人間関係を、
「孤独になりたくないから」
「嫌われたくないから」とずるずる続けているのなら、
思い切って整理しましょう。
人生は時間です。
あなたにとって価値あるものに時間を費やすべきです。
優先順位を決め、価値の高いことに集中することが大切です。
何を先にやるべきか、
何を重要視すべきか、を考えて、
無駄なものに大切なエネルギーを奪われないようにしましょう。
②セルフイメージを変える
まずはゴール設定です。
自分はどうなりたいのか?
未来のビジョンを生き生きとイメージしましょう。
なりたい自分の姿を紙に書いてみてください。
「私は〇〇な人間だ」と、現実の自分ではなく、
理想の自分を規定するのです。
③逃げ場をなくす
いつまでに実行するのか、期限を決めましょう。
時間制限があると脳がエンドルフィンを分泌し、
エネルギーを集中させて一つのことに没頭させるようにします。
本当の締め切りより短く設定するといいです。
また、これを行動に移さなければどうなるのか?
を紙に書き出してみてください。
④自分のなかにある不快な要因を解消する
頭では行動したほうがいいと思っているのに
心の奥底では行動することが「不快」に思っている場
合があります。
その場合は、この「不快」を解決してあげないと動けませんね。
なぜ不快かというと
- プライドが傷つく
- 恐怖(不安)
- 損する
などがあるかと思います。
無意識の領域にあるこの「不快」を、
ノートに書き出すことで目に見える形にしてみましょう。
例えば、
喧嘩した友達と仲直りしたいけど、話しかけられないとき・・
・話しかけることで、私が下に見られる気がする。
→ プライドが傷つく
・話しかけて否定的な反応が返ってきたら、どうしよう。
→恐怖、不安
・・だとすれば、
次の質問を自分に投げてみてください。
・本当に私が下になるのだろうか?
・このまま話しかけない方が私は得するだろうか?
・相手が無視したからといって、
別に殴られるわけでもないのに、
怖いことはないんじゃないか?
無意識にある想念を紙に書くことでカタチにすると、
ほとんどの場合、この不快さは虚像で、
なにも根拠がないことが分かるでしょう。
⑤30%だけ準備して、とにかく初めてみる。
行動に移してから、足りない部分を改善すればいいんです。
まずはやってみる。
やってみないと分からないことがいっぱいあります。
始めてからうまく行かなかったとしても
取り合えしのつかないことにはなりませんよね?
うまく行かないことがあったとすれば、
それは失敗ではなく試行錯誤です。
最初はうまくできなくても、
始めただけで100点です。
どうしてもうまくいかなければ、途中で辞めても
いいや、ぐらいの気持ちで行動を始めましょう。
いかがでしょうか?
行動する前には恐怖心や不安でもやもやしていても
いざ実行すれば、すっきりすることが多いものです。
地球での暮らしは、どんなに想いがあっても
行動に移さない限りは何も得られません。
自分の本当の気持ちを明確にしていくと、
行動に移せるようになります。