感動は心と体を健康にする
あなたは最近、感動することがありましたか?
感動とは、
心が震えるような恍惚とした状態、
胸がジーンと熱くなるような感情、
はっと悟らされるような気づき、
涙が出てくるような喜び
・・とも表現できるでしょう。
感動を経験したとき、
心臓から出る電流が体を強くめぐって
ネガティブエネルギーを浄化します。
キリスト教では感動を「喜び」と表現します。
神様がこの世界を創られたのは喜びのためだったといいます。だから私たちが生きている目的は喜びのためなのです。
体の細胞も、喜びに反応することが最近の科学で証明されています。
心が喜んでいると体は健康です。でも体の主人である心がいつも怒ったり悩んで気分悪く憎んでいると、そのまま体の細胞が反応して気の巡りが悪くなります。そういう心の状態がある一定期間続いて限界線を超えると細胞に異常が起こるのです。
だから、どうしてでも、喜びと感動の生活をするべきなのですね。
感動するとセレトニン、エンドルフィン、ドーパミンなどのホルモンが体から分泌されます。
セレトニンは精神を安定させ、不安やストレスを和らげます。
エンドルフィンは 笑ったり愛を感じたときに分泌される。苦痛を和らげ 疲労回復、免疫を高める、幸福感を感じさせる効果があります。
ドーパミンは幸福感や快感を高め、免疫機能をアップさせます。
また、美しい音楽の旋律に心を奪われたとき、心が動かされる本を読んだとき、思いがけない真理を悟った時、言葉では表せない美しい光景に出合った時、超歓喜の状態になったときにダイドルフィンというホルモンが分泌されるそうです。エンドルフィンの4千倍の効果があり、一瞬で病気が治癒することが可能です。
感動するには?
1.集中すること
集中力が高い人は、感動体験も多くします。
同じ美味しい料理を食べても、味わうことに集中するとその料理からくる感動を多く得ることができるし、同じ音楽を聴いても、集中して聴くとその音楽からくる感動は大きくなります。
他のことをしながらだったり、いい加減、適当にする習慣があると、感動を感じられません。
掃除や洗濯などのルーティンワークも全身全霊でやるとなぜか疲れないばかりか、喜びがわくのを経験するはずです。
「今、ここ」に集中することはすごく重要です。
2.感謝すること
ささいなことに感謝する習慣が感動を呼びます。例えば病気になって1週間ほど点滴の生活をしたあとに、ご飯を食べたら感動して感謝がわきますよね。当たり前と思ったら感動はありません。
感謝する能力を開発することが大切です。1日の終わりに感謝なことを日記に書く習慣をつけてみてください。
3.高次元の真理
知らなかったことを知ったときの喜びはとても大きいですよね。人は自分の意識を上昇させてくれる真理に出会っいたいという欲求があります。
例えば人間関係やその他の深刻な悩みがあって、解決方法を本やネットで調べまくっているときに答えを与えられると、大きな感動を覚えますよね。
魂に衝撃を受けるような悟りや気づきを得て、人生が変わってしまったという人も多くいます。
全知全能の神様に似て、私たちも限りなく成長したいという欲求があるのです。
4.善行は魂を浄化する
人は誰でも、他者のために生きたいという本心の欲求があります。
ボランティア活動をしている人がよく「人の為にやっているようでいて、本当は自分が喜びをもらっているんだ」と言うのを聞きます。
何か善いことをしたとき、心が喜ぶのを感じると思います。
5.芸術にふれること
芸術は神の領域と言われますが、音楽や美術、ダンス、文化作品などを見て心が震えるような感動を体験したことはありませんか?
私は15年以上も前になりますが、美術館でシャガールの原作を観たときにあまりにも感動して20分ほど立ち尽くした経験がありますが、なぜかその後、疲れ気味だった体が軽くなったのを感じました。
芸術の中でも音楽が最もパワフルだと言われます。音楽でトラウマや病気を治癒するセラピーもあります。
6.自然が感動をくれる
犬を飼うと老人の介護リスクが54%も軽減するというデータがあります。動物がくれる喜びや感動はものすごく大きいですよね。
また、旅行に行って初めて見た景色に心を奪われた経験はありませんか?私もつい最近、初めて行った観光地であまりにも美しい景色で感動し、長い距離を歩いたにも関わらず体が飛ぶように軽かった経験をしました。
美しい花、真っ青な海、きれいな空・・自然は最高の芸術ですよね。
いかがでしょうか?
誰かが感動させてくれるのを待つのではなく、毎日の平凡な生活の中で感動を見つける習慣をつけて、心も体も健康で幸せな人生を生きたいものですね。