すべての病の根本的原因は?
この数十年で、医療技術・医療機器は驚くほど進化しました。
数十年前だったら到底助からないような病気も助かる率が上昇しました。
しかし、病院から患者が減ったでしょうか?
今、ガンの発病率は 40%近くになっています。3人の内一人以上がガンになっているのです。
20~50代の大人の半分以上が程度の差はあれ、精神・神経系の何らかの疾病にり患したことがあるといいます。
高血圧・糖尿などの難治性疾患も急増しています。
医療技術が発展しているにも関わらず、根本的に病気を解決できていないことが分かります。
心が体を経営している。
すべての病の根本的原因は一体なんのでしょうか?
食生活、運動習慣、睡眠の質、飲酒・喫煙などの生活習慣が真っ先に浮かぶかも知れませんね。
でも、これらの原因は実は、全体の2割にすぎません。
本当の病気の原因は心にあります。
心が体の主人。体が機械だとすれば、機械を動かすシステムが心なのです。
心が体を生かして活動させています。
だから、心について知らないと生命システムが分からない。
心をうまく使えないと生命システムを正常に維持できない。
毒薬を飲んでも死なない人。火の中を歩く人。
心をもう少し分解してみると、思考、感情、意志になります。
思考、感情、意志をどのように使っているかで、体にも大きな影響をおよぼします。
人間誰しも本性があります。仏教用語では「真我」といいますね。
この本性は、神様のように完全無欠で、純粋で、無限大の可能性を秘めています。本性の④基本属性は愛で、相互相生し、他者との調和をもたらします。
でも、この本性が100%発揮できている人はほとんどいません。
この本性の周りに、生まれてから今までの経験記憶、自分が生まれる前の先祖たちの経験記憶からくる欠乏感やトラウマ、スキーマ、間違った情報による思い込みなどが覆いかぶさっているからです。
これらの観念を「心のアカ」といいます。
心のアカは、無意識(潜在意識)に貯蔵されています。
心のアカは憎しみ、怖れ、恨み、不安、怒り、不信、自己卑下、被害者意識などからできています。なので、人間関係などで刺激を受けると、 攻撃する、支配する、奪う、だます、逃げる・・などの行動にあらわれます。
心がいつも平安でなく戦闘状態なので、体が緊張し筋肉が萎縮し、血管が詰まります。その結果、血液循環がうまくいかず、体に栄養が供給されないので、細胞の再生がうまくいかず、その状態が続くと病気になります。
同じネガティブな感情を習慣的に7か月、7年以上になれば想念が実体化して細胞を変化させてしまうのです。
でも、本性は、ダイヤモンドのような価値を持っています。永遠不変で完全無欠で、自分は完全だと分かっているから不足、怖れがないのです。
本性の自分になれば、毎日が喜びでわくわくし、感謝があふれ、希望に満ちています。そういう心で暮らすと宇宙の法則とマッチするため、体は健康になります。
潜在意識の浄化=本性の回復
心のアカは、仏教では煩悩といって108個あるといいますよね。
この心のアカは集中と努力で消えるのですが、これはここでは説明しきれないので、またの機会にじっくり紹介しますね。
私が創造主
人間が生まれてくるとき、一つの卵子と一つの精子が出会うのですが、一つの精子は数千億個の中から選ばれて卵子と出会うのです。
それを考えると、人間として生まれたことは、数千億分の1の奇跡です。
ダイヤモンドの希少価値と比べ物にならないほど希少価値のある私なんですね。
だから私たちはまず何よりも体を健康に管理するべきなんですね。
そのためには、自分の心をどう使うか?
思考・感情・意志をどう使うか?が大切です。
どうしたら自分の思考、感情、意志を宇宙の法則にマッチするように使って、喜びあふれる生き方をし、その結果、健康で幸せな人生を生きれるのか?を教えてくれるのが真理なんですね。
数千年も前から、仏教やキリスト教などの宗教が世に出てきたのも、究極的には喜びあふれて健康で幸せな人生を生きるため、だということができます。