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太陽電池で日本のエネルギーを賄おうとすると、国土の6割を覆う必要がある。
水素社会なら地下が水素貯蔵タンクだらけ。
リチウムイオン電池を載せた電気自動車が普及すると、リチウム資源が不足する。
さらに、今の造水法で世界的な水不足に対応するには、世界の電力を5割増やさねばならない。
この状況を突破する解こそ「マグネシウム循環社会」である。
石油に代わる新しいエネルギーとして、マグネシウムの利用が注目されています。
マグネシウム化合物を含み鉱石は、地球での埋蔵量は、金属元素の中で6番目に多いといわれていています。
そして、大量のマグネシウムは海水の中にもあります。
1キログラムの海水に、マグネシウムが1.29グラム含まれているのです。
これだけでマグネシウムの総量は1800兆トンになるのです。
1年間に世界でエネルギーとして使われる化石燃料は、石油換算で約100億トンですから、1800兆トンのマグネシウムというのは約10万年分のエネルギーに相当する膨大な量です。
マグネシウムは無尽蔵の資源だといっていいでしょう。
そのマグネシウムをレーザーで製錬して、燃料として利用し、その後に生じた酸化マグネシウムを再度マグネシウムに製錬するという「マグネシウム循環」の研究が行われていています。
実用化寸前の段階だそうです。
しかも、マグネシウム燃料は二酸化炭素を排出しないのです。
人類の生活にエネルギーは欠かせません。
エネルギー問題は、「偽善エネルギー」の書評でも書きましたが、とても大きな課題です。
この研究は、『タイム』誌で、「2009年、Heroes of Environment 」に選ばれました。
太陽光でも、風力でも、水力でもない、無尽蔵のマグネシウムを使えるようになると、人類はエネルギー問題から解放され、環境問題の懸念も減り、世界は激変するでしょう。
目次
第1章 石油文明に代わるのは、自然エネルギー・水素社会か?
第2章 太陽光からレーザーをつくる
第3章 レーザーでマグネシウムをつくる
第4章 マグネシウムを燃やす
第5章 海水から淡水とマグネシウムを取りだす
第6章 マグネシウム循環社会がやってくる!
偽善エネルギー (幻冬舎新書)/武田 邦彦

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