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本書はマイケル・ジャクソンが書いた自伝です。
少年時代からの体験、成長していく過程、家族との愛情と葛藤、彼の音楽やダンスに対する熱情について語られています。
僕はステージの袖で、かがみ込んで、ほこりだらけで臭ってくるようなカーテンをつかむようにして、ショーを観ていたのです。
ステップを、動きを、ツイストを、ターンを、グラインドを、感情を、そして、照明の動きを、本当にひとつ残らず見つめていたのです。
アポロシアターでデビュー前の、まだ幼いマイケルは懸命に出演スターたちの動きを必死に見ていました。
兄弟は休んでいる間もマイケルだけは、熱心に舞台から歌とダンスを学んでいたのです。
ジャクソン・ファイブとしてデビューから4曲連続全米1位の偉業はマイケルの才能だけでもたらされたものではなく、彼の絶えまない努力の結果でもあったのです。
マイケルの瞳には舞台だけではなく、大人の社会の裏側も映っていました。
目の前で繰り広がられる裏切り、陰口、残忍な手法、怖さを不安げに見てきました。
あまりにも若くして大人社会の裏側を知ってしまったがために、そんな生き方を否定するようになった彼は、他愛のない遊びに夢中になるかわりに、ひたすら働いたのです。
そこには、子どもらしい生活などがあるはずはなく、あるのは重労働のみ。
美しい歌声とダンス、輝かしい存在感を誇る少年の肩には、じつは5倍ほども年齢が違う大人と同じプレッシャーがのしかかっていたのです。
その重圧はさらに増していきます。
僕は大変なストレスを背負い、感情的になることがよくありました。
ストレスとは恐ろしいものです。
自分の感情を、長時間にわたって押さえることなんてできません。
彼はビジネスの手腕もあり、10代後半には、自分の仕事は全部自分で仕切っていました。
それに加えて、周囲に「ノー」と言えない彼の優しさ。
そのため長男でもないのに、家族の仕事もコントロールするようになり、心の重荷はさらに増えました。
そして、父親との決別・・・・・
背負い込んだストレスに、彼は脅えるようになっていきました。
僕は喜びのあまり歓声をあげ、家の周りで、叫びながら踊ったものでした。
「おい!なんて気分なんだ!」
アルバム「スリラー」で、目標であったアルバム史上最多売上を達成、グラミー賞などの音楽賞を総ナメにしました。
ひとつのことに真剣に身をけずって打ち込み、夢を達成したのです。
その様子はとても微笑ましいものです。
しかし、その栄光は彼をさらに苦しめます。
僕は今までよりひっそりと、人目を避けた生活を送っていくことを決心したのです。
ブームになったおかげで生じた副作用は、絶えず公衆の目にさらされるという現象でした。
そして自分の容姿に自信が持てないことに加えて、騒がれる整形疑惑・・・・
マイケルに対する妬み、誹謗中傷はだんだん激しくなって行ったのです。
本書がリリースされたのは、1988年、マイケルはまだ20代、まさに絶頂の頃でしたが、抱えていた重圧はすでに計り知れないほど大きなものでした。
そのころ、マイケルは自分の未来をどう思っていたのでしょうか?
本当の苦悩はこの本を書いたあとから始まりました。
児童虐待疑惑、メディアの扇動、搾取、人間不信、孤独・・・・・
マイケルはその奇行ばかりが注目され、変人扱い、そして、ついには犯罪者にされてしまいます。
それに加え、マイケルのお金に群がる人たち、心も体もボロボロになり、死へと追い込まれていったのです。
マイケル・ジャクソンは標的された、真実はここにある 「マイケル・ジャクソン裁判」(2009年10月9日)
「マイケル・ジャクソン仮面の真実」(2009年10月24日)
マイケルが亡くなってから、ようやく本当の「真実」をみんなが知るところとなりました。
マイケル・ジャクソン裁判 あなたは彼を裁けますか? (P‐Vine BOOKS)/アフロダイテ・ジョーンズ

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マイケル・ジャクソン 仮面の真実/イアン・ハルパリン

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人間は真実に接していたいと望んでいます。
また、その真実を他の人に伝えたいとも思っています。
たとえ絶望であっても、喜びであっても、自分が感じたり経験したことを生かすことが、その人生の意味をもたらし、他の人々の役に立つことになるのでしょう。
これこそは芸術の真の姿です。
こうした啓蒙の瞬間のためにこそ僕は行き続けているんです。
―――マイケル・ジャクソン
マイケルが感じていた「真実」はまさに絶望と、喜びだったのです。
でも、それがマイケル・ジャクソンというスターを生み出したのです。
マイケルよ、永遠に・・・・