進化したから寿命がある!?  「寿命はどこまで延ばせるか?」 | フォトリーディング読書感想文

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寿命はどこまで延ばせるか? (PHPサイエンス・ワールド新書)/池田 清彦

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「生物には寿命があるから死んでしまうのは仕方ない!?


うにょマン最も原始的な単細胞生物であるバクテリアやアメーバは基本的に死なないそうです。
でも、多細胞生物は死んでしまいます。
人類は60兆の細胞を持つ、多細胞生物です。
単細胞説物から多細胞生物への進化したことが、人類に死ぬべき運命をもたらしたのです。



すまんのう人類は何歳まで生きることができるのでしょうか?
世界最高齢記録は現在122歳です。
日本では百歳以上の長寿者の数は1980年に約1000人だったものが、2007年には3万2000人を超えましたが、最高齢は伸びていません。
それ以上は伸びないのでしょうか?



注意細胞には限界があるのです。
細胞分裂と基幹細胞の2つの限界が人の寿命を決めているのです。
①細胞分裂
高等動物の体は分裂性の細胞と非分裂性の細胞でできています。
分裂性の細胞は分裂回数に限界があります。
人の限界は約50回まで、120年までが限界です。
②ニューロン・心筋細胞
ニューロンや心筋細胞の最大寿命は120年と言われています。




病院日本人の3人に1人はがんで亡くなっています。
死因の第1位です。
「人類はがんを克服できるのか」
NHK、BSで立花隆のドキュメント番組を見ました。
立花さん自身もがん患者でした。
「なぜがんを克服できないのか?」という疑問に立ち向かっている内容です。
がんを克服すれば寿命は大幅に伸びるでしょう。



医者がんに対する治療法はあまり進んでいません。
それは、がんはとても複雑で、そしてずる賢いからです。
抗がん剤など薬に対しても強い耐性を持って、その効果を回避してしまうのです。
がんの細胞は人類の進化と共に進化したため強敵なのです。
がんを克服できるときは、生命の謎が解けるときかも知れません。



高もし、医学や細胞学が発達して、飛躍的に寿命が伸びて、200歳や300歳まで生きれるとなったら、みんなその年まで生きたいと思うのでしょうか?
驚くような高齢化社会になってしまいます。
生態系としてのバランスが崩れた社会になりますね。
そんな社会はとても、長続きしそうにありません。
ほどほど健康に生きて、ほどほとで死んでいくことが、一番の幸せではないのでしょうか。






目次

第1章 寿命の起源-生命のはじまりはどこにあるのか
(生命の起源についての諸説 代謝システムと遺伝 ほか)
第2章 生物にとって寿命とは何か-寿命をもつことの損得
(ゾウリムシに寿命はあるのか 減数分裂とは何か ほか)
第3章 ヒトの寿命は何で決まるのか
(分裂細胞の寿命は決まっている 長寿を妨げる要因-病気になりやすい遺伝子 ほか)
第4章 ヒトの寿命は延ばせるか
(がんを予防する生物学的発想 老化を遅らせる方法 ほか)
第5章 長寿社会は善なのか
(平均寿命があと二十年延びたら? 不老不死の未来社会を空想する)