出版社: 飛鳥新社
価格: 1700円
発売日:2000年3月15日
☆☆☆☆☆
「世界は直感とは一致しない」
ある出来事、現象が起きる、そしてそれが広がる・・・・
起きることには、起きるべき理由がある。
でも、直感のような”ただの推測”は間違っている。
本当の原因や理由は何だろう?
どうすれば起きることを予測できるのだろう?
意図的にコントロールすることは可能だろうか?
売れなかったモノが爆発的に売れたり、犯罪率が著しく増減したりといった謎の多い現象がある。
本書はその内容を解明していく。
■ティッピングポイントとは
アイデア、製品、メッセージ、行動はウィルスのようの広がっていく。
何かの感染現象において、すべてが一気に変化する瞬間のこと。
■ティッピングポイントの特徴
第一は感染的だということ。
第二は小さな原因が大きな結果をもたらすこと。
第三は変化が徐々にではなく劇的に生じるということ。
■背景・環境
・背景の力は一種の環境論である。行動は社会的背景によって決まる。
・性格とはむしろ、習慣や志向性や関心の束のようなものであり、それぞれゆるやかに結ばれ、時と場合を背景しだいで変るものなのだ。
誰もが一貫した性格を持っているように見えるのは、自分を取り巻く環境をたくみにコントロールしているからにほかならない。
・ひとたび集団の中に入ると、仲間の圧力や社会規範など、感染が始まるうえで決定的な役割をはたす何らかの要素に左右されてしまう。
・犯罪者は心の奥底にある内在的な理由で行動し、みずからの世界のとらわれている人ではなく、むしろ、自分の置かれた環境に敏感に反応し、どんな微候にも目ざとく、自分が受け止めて周囲の世界に左右されて犯行に及ぶ人だということになる。
・小規模で密接なグループには、メッセージなり発想なりが持つ潜在的感染力を強化する力がある。
■ティッピングポイントの教訓
①限られた資源を一点に集中させ、一気に投入すること
感染を起動させるには、資源を二、三の鍵となる領域に集中的に投下する必要がある。
②直感とは一致しない
人間の意思伝達は常識ではとらえられない反直感的な独自の規則に従っている。
■まとめ
自分の頭と心がもつ様々な特徴、社会活動と意思伝達と情報処理の方法がいいなどというのは、ただの思い込みである。
社会的伝染に成功した人たちは、自分が正しいと思ったことをやっているわけではない。
よく考えたうえで自分の直感を試しているのだ。
「私に十分な長さのテコと足場があれば、地球を動かしてみせよう」
アルキメデスの言葉にもある。
機略に富む人間が力の入れどころをわきまえてテコを使えば、ひとりでも世界を動かせる。
むやみやたらに努力することが必ずしもいつもいい結果を生まない。
正しい場所を押してやれば動かせるのである。
目次
はじめに ティッピング・ポイントとは何か?
第1章 爆発的感染、その3原則―ティッピング・ポイントへ至る指針
第2章 「80対20の法則」から「少数者の法則」へ・原則1―感染をスタートさせる特別な人々
第3章 粘りの要素・原則2―情報を記憶に残すための、単純かつ決定的な工夫
第4章 背景の力・原則3―人の性格に感染する背景
第5章 「150の法則」という背景―人の行動に感染する効果的な集団の規模
第6章 商品はどのようにして感染するか?・Case study1―エアウォーク社の販売戦略から学ぶこと
第7章 自殺と喫煙・Case study2―ティーンエイジャーの感染的行動の謎を探る
第8章 ティッピング・ポイントを押せば世界は傾く
■PS
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