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マラソンの月刊誌である。
自分で購読はしていないが、通っているジムに置いてあるので読んでいる。
7月号に
「ケニアが教えてくれるマラソンの精神」
という対談記事があった。
近年、世界のマラソンを席巻しているケニア勢の強さの秘訣を探る内容である。
その中に、興味深い言葉があった。
【情報が入ってこないほうがいい】
【知らないほうが強い】
というものである。
■ケニアはなぜマラソンが強いのか?
・環境、国籍が要因か?
ヨーロッパの選手がケニアに来て、キャンプに入り、
食べるものも練習もケニアの選手と全く同じにした。
でも、彼らは速くならなかった。
日本で育ったケニア人、サムエル・ワンジルが
マラソン世界一になった。
環境も、国籍も問題ではない。
・貧困
ケニアでは、ランニングは貧困から抜け出す手段の一つである。
「走るのが速ければ金を儲けられる」
という意識が実感としてある。
ひとつの大きな原動力にはなっているようだ。
・「信じる」
彼らは、皆、練習すれば世界一になれると、本当に信じている。
「なれるかもしれない」ではなく
「なれる」と信じている。
それが、自分に限界を作らない。
精神的な強さを生む。
練習に励み、限界を超えて、成果を出す。
・「諦めない」
ケニア人の思考は我々の感覚からすると壊れているらしい。
「諦めない」のである。
なぜ、「諦めない」のか?
諦めさせる情報が入ってこないからである。
誰でも、育っているうちに色々な情報が入ってくると
「俺もここまで」と判断できてしまう。
でも、彼らには情報がない。
だから、素朴のままでいられる。
それが、頑張りとおすメンタルの強さになる。
頑張りとおすメンタルがある選手が多いから、
強い選手が出てくる。
強い気持ちを持った人の確率が高いのが、
ケニアが強い理由であるとしている。
■情報を得て、考える
情報を得ること、知ることは一方で有利であるが、
もう一方では、不利にもなるということである。
【知らないほうがいい】
だた、知るだけでは、
自分が出来ない理由を探す材料になるだけなのかもしれない。
(僕はかなり当てはまる)
情報の受け取り方の問題もある。
情報をほとんど無尽蔵に得ることが出来る我々は、
自分に都合のいい情報ばかり、
都合のいいように聞いて、
解釈しているようではどうしようもない。
情報を真剣に探し、それを選別する。
その上で
その情報をもとにどうすればいいのかを真剣に
【考える】
情報に呑まれないためには
考えなければならない。
■無心になる
情報、知識、経験で「出来ない」とブロックされている心を
解き放つことが必要である。
純粋な心を持つことである。
簡単に言えば、子供の頃のように
【無心になる】
ことではないか。
ケニアの人が持っているのは
子供の頃、誰もが持っているような気持ちである。
邪念を持たないように
自分をコントロールすることが成果に結びつく。
■総評
余計な情報による雑音は障害になるだけだ。
情報と雑音を聞き分けて、
「考えて」「無心に」ものごとにあたるようにしよう。
ケニア! 彼らはなぜ速いのか/忠鉢 信一

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