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著者: ティム・ハーフォード
出版社:ランダムハウス講談社
価格: 1800円
発売日:2008年11月19日
☆☆☆☆☆(経済的思考で人間を解く)
「人間はとにかく不合理なものだ」
「この世はとにかく不合理なものだ」
誰もが口をそろえて言うが、、、、
経済学というフィルターを通してみると、
合理的意思の選択がこの世界を形づくっている。
オーラルセックスにふける未成年の行動
なかなかアルコールを絶てない理由
都市部の空洞化現象
果てしなくつづくオフィスでの会議
奇怪なまでの不公平な仕事人生
人種差別
こんな問題の中にもおどろくべき、合理的「ロジック」が隠されている。
「人間は合理的」であるとする「ロジック」を解明する内容である。
目次
第1章 日常生活に潜むロジック
第2章 ラスベガス - 理性の淵
第3章 離婚は過小評価されているのか
第4章 どうして上司は給料をもらいすぎているのか
第5章 居住区にて - 街角で刺されないための経済学
第6章 合理的な人種差別の危険性
第7章 ギザギザ化する世界
第8章 合理的な革命
第9章 100万年のロジック
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オーラルセックスにふける未成年の行動(p15)
HIV/エイズの広がりがその理由である、、、、オーラルセックスが通常のセックスのコストを下回っていることは誰の目にも明らかである。
10代の少女が本当にこうしたコストと便宜を比較考慮してからオーラルセックスするのだとしたら、一般化している理由に簡単に説明が付く、、、、、基本的に経済学である。
中毒は合理的(p93)
タバコ、アルコール、スロットマシンなど、中毒性の高い商品を消費する人は、その習慣から得る喜びは苦痛よりも大きいと計算しているのである、、、、、この習慣をやめた場合に起こるであろう精神的な苦痛の高まりに耐えるよりもプレーしつづけるのだという合理的の意思決定をしていたのである。
力をつけた女性は結婚を解消する(p145)
その結果、女性たちは幸せになり、虐待から守られる、、、その革命の代償が、離婚の増加であり、結婚の減少である。そうした代償はとても大きい。しかし、それを払う価値があることはまず間違いない。
犯罪率を下げるには(p340)
ある地域の犯罪率が高かったら、それは犯罪が割に合っているということになる。つまり、犯罪のコストを高めるか、犯罪の便宜を低くする方法を見つけ出す必要があるということだ。
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経済学者はありとあらゆる手を尽くして世界を理解しようとしている。
この著者の解釈は、「人は意外に合理的」であるとしている。
「合理的であると判断する「ロジック」は合理的である側面のみを取り上げて、見ているからではないのか?」
「人の感情は複雑で非合理的なのではないか?」
僕は、人は「感情的」であると思う。
それが、「行動経済学」という学問分野です。
近日、その本を取り上げます。